閣議後記者会見概要

H16.07.13(火)10:26~10:33 厚生労働省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
閣議におきましては、川口外務大臣から少し遅くなりましたがフィリピン大統領就任式典、ASEAN+3外相会議、ASEAN地域フォーラム等出席及びベトナム訪問についての報告がございました。それから亀井農林水産大臣のG10閣僚会合出席の結果につきまして、7月5日からスイスのジュネーブで行われました会合についての報告がございました。以上でございます。

質疑

記者:
参議院選挙の結果についてですけれども、年金改革関連法案への厳しい見方もあって、公明党さんは議席は伸ばされましたけれども、自民党さんにとっても特に厳しい結果になったわけですけれども、この結果はどう受け止めていらっしゃるのでしょうか。
大臣:
年金に対する批判があるんだったら、私の方が一番批判受けなくてはいけないんですけどね。それは必ずしもそうでもなかったと私は思ってますね。年金に対する批判があるんだったら、私のところが一番減って共産党さんが一番伸びなくてはいけない。だけど、逆でしたからね。それは必ずしもそうではないと思ってますね。
記者:
それでは、民主党が躍進した理由についてはどういうふうに思ってらっしゃるのでしょうか。
大臣:
民主党さんは、野党の各党の減った分を全部吸収されたと、こういうことです。与野党の分布地図はそんなに変わらなかった。そういう結論であります。二大政党制という流れは確かにある。そういうことです。
記者:
自民党が51議席を割って、政権への影響というもの出てくると思うんですけれども、小泉さんの責任等について思う節があれば。
大臣:
私がそれをいう立場ではない。それは自民党でお考えいただく。
記者:
民主党が年金改革関連法の白紙撤回を求める法案を出すという準備をしているそうですけれども、これについてはどうお考えでしょうか。
大臣:
やり直すつもりはありません。やり直すことではなくて、やり通すことだと思ってます。この次には年金制度にどれだけの税制を投入することが出来るのかということを決めることが一番大事だというふうに思います。それによって将来の年金像にもいろいろの影響を与えていく、そこが一番大事なところだと思っています。いずれに致しましても、年金制度は少子高齢社会にどう対応するかということが一番の真髄だというふうに思いますから、そこをどうするかの議論でありまして、それに対する税と保険料との関係をどうするか、ここが一番最大の課題ではないでしょうか。
記者:
今、税と社会保障の関係なのですけれども、その一体の協議会のスタートなのですけれども、先日まで7月中にとおっしゃっておられましたが、その後具体的にスケジュールは決まりましたか。
大臣:
まだ決まってませんけれども、今月中にスタートすることは間違いないというふうに思います。どのくらいのスピードになるかわかりませんけれども、月2回ずつということに致しましても、8、9、10、11、12月とそんなにもう回数はありませんから、かなり急いでやらないといけないというふうに思ってます。
記者:
社会保険庁の他の民間人の方の登用の見通しと、いつ頃までにという時期的な目途というのはどうでしょうか。
大臣:
そうですね、一遍に決める必要はないと思いますけれども、大事なところから順番に決めていくと言いますか、必要なところから決めていく。ですから先日申し上げた内容でいけば、最高顧問のところ、それから直接その長官の下で働く人たちのところを数名でしょうか、ここをまず決めるということだと思います。長官ともよく相談をして決めたいというふうに思います。
記者:
これは月内にも人選を終えたいということですか。
大臣:
そうですね、出来ましたら。

(了)