事前大臣折衝(診療報酬)後記者会見概要

H15.12.18(木)23:00~23:04 厚生労働省記者会見場

広報室

会見の詳細

事前大臣折衝について

大臣:
遅い時間申し訳ありません。今日は夜9時前でございましたか、中医協の審議報告を会長さんからしていただきまして、そして色々二転三転あったけれども、最終的に合意することが出来たという喜びの報告を受けたところでございます。その内容をその後官房長官の所に参りまして、自民党そして公明党の政調会長にも出席をしていただきまして、一応これで合意をさせていただくということをそこで報告を申し上げました。只今、財務大臣の所に参りまして、この内容を中心にして、そして薬価などにつきましてはマイナスの1.0パーセント、これは引き下げでございまして、それから診療報酬改定につきましてはプラスマイナスゼロパーセントということで決定をさせていただきたいということを報告を申し上げて財務大臣のご了解を得たところでございます。そしてこちらに駆け参じたところでございますので、どうぞ宜しくお願い致しますということで、長い間お騒がせを致しましてありがとうございました。

質疑

記者:
医療費がふくらんでいく中で、ゼロというのをどういうふうに思っておりますでしょうか。
大臣:
そうですね、前回の改定はかなり医療費を削減するというところに力点が置かれておりました。今回の改正は医療費を削減することよりも、少し医療の内容を実質的に、少し質を高めようというところに力点があったというふうに思っております。中医協で最初支払側、あるいは医療側、双方の開きが非常に大きかったわけですが、それが双方とも歩み寄りをしてもらって、そして一致点を生み出すことが出来たというのは、双方の間に現在の医療を質的にやはり高めていかなければならない、今、その質をもう少し見直そうという、やはり雰囲気と申しますか、そういうお気持ちが双方の中にあって、それぞれの立場を越えてそれぞれのお立場ではやはり、少しの不満を残しながらも一致点を生み出してもらったというふうに私は思っております。したがって、今回のこの改正につきましては、そこで医療費の削減は出来ないけれども、質をここで上げていくことに全力を上げるということにしたいというふうに思っておりますし、中医協の皆さん方にも、来年1月か2月、また早々に大変ご苦労をかけることになりますけれども、そうした内容で是非ともひとつ実りのある内容を作り上げていただきたい、そんなふうに思っております。

(了)