閣議後記者会見概要

H15.02.04(火)9:18~9:24 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日は大臣発言としましては、文部科学大臣から平成14年度文部科学白書につきましの報告がございました。

閣議後懇談会について

大臣:
閣議後懇談会におきます、これはスペースシャトル「コロンビア号」の帰還失敗につきましての文部科学大臣と科学技術政策担当大臣からの発言がございました。以上でございます。

質疑

記者:
医療費本人の3割負担の問題ですが、またぞろ日本医師会が凍結を求める動きをしていまして、野党四党の方も凍結を求める法案の提出の構えを見せていますが、こうした動きに対して大臣ご自身、その3割引き上げに関してのご意見を改めてお聞かせ願いたいのですが。
大臣:
昨年の医療政策、医療改革におきまして3割の自己負担をお願いをしたわけでございます。これは公的な医療保険制度を今後も持続をしていくという立場から、やはりどうしてもお願いをしなければならないということで、お願いをしたわけでございます。国保等は既に3割になっているわけでござますので統一をさせていただく。そして抜本改革と併せてこれを実施をさせていただくということにいたしました。大変経済状況が厳しいなかでございますので、この4月から実施させていただくのをいささか申し訳ないというふうに思っているわけでございますけれども、やはり医療保険というのは必要な人、特に医療を受けなければならない緊急性の、緊要性の高い人、そういう人達の医療が出来るようにならなければいけません。したがって、この3割負担ではございますけれども、上限も作ってございますし、また上限だけではなくて所得によります格差というものも付けてございます。したがいまして、是非これは3割負担をお願いをするという形で進むのが医療制度全般から申しますと、これはやむを得ざる措置であり、お願いを申し上げる以外に無いというふうに思っている次第でございます。ただ現在の経済状況等からどうするかという議論もあるようでございますが、これはまた別の議論であるというふうに思っております。医療政策中心に考えました場合には、お願いを申し上げる以外にないと思っているところでございます。
記者:
そうしますと大臣は経済状況を踏まえた結果、4月が先送りになるということは、可能性としてはあるんでしょうか。
大臣:
今のところはそこまで考えておりません。このままお願いを申し上げたいというふうに思っております。
大臣:
医療政策については3割の問題以外にも、既に昨年実施をいたしました状況等を踏まえて、10月の改正等の結果もこの2月の中頃には出てくるだろうというふうに思っておりまして、そうしたことも勘案をして、医療が今まで通り正常に全国津々浦々で行われているかどうかといったこともよく見ていかなければならないというふうに思っている次第でございます。

(了)