閣議後記者会見概要

H14.10.18(金)10:03~10:12 厚生労働省記者会見場

広報室

会見の詳細

特殊法人等改革推進本部について

大臣:
今日は閣議が始まります前に、特殊法人等改革推進本部がございまして、閣議がありまして、その閣議の後原子力立地会議がございまして、3つあったわけでございますが、この始めの方は飛ばさせていただいて。

閣議について

大臣:
閣議でございますが、閣議におきましては、この特殊法人等の改革法案に絡みまして、総理大臣からご発言がございました。「特殊法人等改革46法案が閣議決定の運びとなりました。本法律案は、特殊法人等改革に関連するものであるため、国会対応につきましては、特殊法人等改革を担当する石原大臣にお願いすることといたします。今後、本法律案の早期成立に向け、各閣僚におかれましてもお願い申し上げる。」こういうご発言でした。それからもう一つ総理大臣から知的財産基本法案につきまして、知的財産基本法案が閣議決定の運びとなりました。後省略いたしますけれども、発言がありました。これに関連しまして経済産業大臣から知的財産基本法案についての発言がございました。さらに総理大臣から法科大学院の教育と司法試験等との連携等に関する法律案並びに司法試験法及び裁判所法の一部を改正する法律案につきましての発言がございました。その後、大島農林水産大臣のアセアン+3農林大臣会合出席及び訪欧の結果についての報告がございました。第155回国会におきます小泉内閣総理大臣所信表明の演説案が配られた、こういうことでございます。

原子力立地会議について

大臣:
原子力立地会議は省略させていただきます。

質疑

記者:
今日から臨時国会ということになりますけれども、厚生労働省関係で独法の関連で法案が出てますが、その他の課題についてはどう臨まれるのか。
大臣:
前国会からの積み残しの法案もございますし、それはお願いを申し上げなければならないというふうに思っておりますが、こういう経済状況、そして新しく不良債権処理が行われるということになってまいりました時に、それに対します対応、とりわけ雇用の面でのセーフティネットをどうするかといったことが、ひとつの大きな課題になるだろうというふうに思っております。我々もそれに対する対応を今月中にまとめなければならないというふうに思っておりますし、昨日も経済財政諮問会議におきまして議論になったところでございます。しかしそうは言いますものの、まだ不良債権の額が一体どれくらいの大きさになるかということが、まだ明らかにされておりませんし、またその中でどの分野においてそれが最も多いのかということも今のところ明確でございません。これらのことが明確になりました場合に、それに対応する方法をどうするかということを急いで決定したいというふうに思っております。それからそれに対応いたします予算的な措置がどうなるのかということにつきましても、これもまた今明らかでございません。この臨時国会におきましては財政的な問題は出てこないということも言われておりますし、そうなれば前もってこの計画だけを作っておくのか、それともそういうふうに待っている時間的猶予が無いということであれば、一体現在の状況の中でどうするのかといったことを考えていかなければいけないというふうに思っている次第でございます。
記者:
これは政府の対策が、主に竹中さんのところですけれども、若干取りまとめがもたついているか、遅れているというような指摘もあるんですけれども、これは昨日の会議なんかご出席されていますけれども、どういうふうにご覧になっていますか。
大臣:
来週の早々、多分火曜日頃ではないかというふうに思いますが、考え方の概要を報告したいと、こういうことでございました。ですから来週の火曜日には不良債権処理の問題につきましてどういう考え方で、どういう規模のものを、どういう方法で行うのかということのあらすじは示されるものというふうに私は思っております。まずそれを聞いて、それに対する対応をしなければならないというふうに思っている次第でございます。余り時間的余裕がございません、正直申しまして。総理がまた外遊されますので、いずれにいたしましてもそうした考え方は25日ぐらいまでにまとめないといけないだろうと思っておりますので、25日ぐらいまでにまとめますためには、22日ですか火曜日は、もし竹中大臣から考え方を示されたといたしましても、それから考えておりますのでは少し遅すぎますので、それまでに、昨日あたりもやっておりますけれども、今日あたりから本格的にどうするかということの対策を立てておきたいというふうに思っております。
記者:
今の問題に関連しまして、先程大臣少し触れられましたけれども、小泉総理は臨時国会には補正予算を提出する考えのないことを表明されています。そうしますと雇用の責任を持つ立場から不良債権処理を加速させるに当たっての規模やスピード、開始時期といったものに関しまして、竹中大臣サイドにこちらから要望していることというのはあるんでしょうか、また今後要望することはあるんでしょうか。
大臣:
ですからスピードと、そして大きさを早く示してもらいたい。それに対する予算的措置があるのかどうかを早く明らかにしてもらいたい。それは今国会中に出れば、それは一番私は好ましいというふうに思いますが、たとえ通常国会に延びたといたしましても、そこで出るということが明らかであれば、それはもう対策は先に立てることが出来るわけでありますから、そうしたことも含めて早く対応を決定をして欲しいということを申し上げているところでございます。
記者:
大島農林水産大臣の秘書官が解任になりましたけれども、この問題への対応についてどのようなご見解をお持ちでしょうか。
大臣:
どういうことなのかということは明確でありませんし、明確になりました時点でコメントしたいと思っています。
記者:
大島大臣から今日はその件については何かご発言は。
大臣:
何もありません。

(了)