閣議後記者会見概要

H14.04.09(火)9:01~9:13 厚生労働省記者会見場

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日は閣議の方はあまりありませんで、一つは大臣発言としまして平成13年版原子力安全白書につきまして、科学技術政策担当大臣の方からご発言がございました。森山法務大臣から訪韓につきましてのご報告がございました。以上今日は2点でございます。

閣議後懇談会について

大臣:
閣僚懇におきまして、外国からお見えになる方の航空券なんかの割引、その他を行うという、これは扇大臣からご発言がございました。ワールドカップサッカー大会開催中の外国人旅行者向けの特別割引、航空運賃につきましては外国から入国した旅行者が一路線6,300円で国内航空便どこへ行っても可と、こういうことでございます。

その他

大臣:
それから閣議とは関係ございませんが、C型肝炎の問題いろいろございますので、今のところC型肝炎につきましては、早く罹患をしている人達を把握をするということが大事でございまして、今年から老人保健事業、あるいは企業における健康診断を含めてでございますけれども、C型肝炎の検査を導入することにいたしました。とりわけ老人保健事業などにおきましては、いわゆる節目健診と申しまして40歳、45歳、50歳というふうに、その節目節目のところで全部検査をするということにいたしております。しかし過去に手術を受けた、あるいはフィブリノゲン等を使用したことが確実にそういうことがある、あるいはその疑いがある、受けたかも知れないというふうに思う人につきましては、節目の年齢の人達だけではなくて、お申し出によりましてその人達も受け入れを行うということにいたします。そういたしますと、全体といたしましては5年間で全体が分かるというふうに言っておりますが、もっと早く皆さん方の健康状態というものを把握することが出来るのではないかというふうに思っている次第でございます。以上ご報告でございます。

質疑

記者:
その検査のことは毎年希望すれば、毎年受けることが出来るというふうに。
大臣:
毎年受けることが出来ますけれども、一遍検査をして陽性であるということが分かれば、罹患しているということが分かれば、そう何度かする必要もなくなるだろうというふうに思いますけれども、いろいろの治療等もお受けになって、そしてどういうふうな状況になっているかということを分かりたいという皆さん方にとりましては、そういうこともあり得るというふうに思いますが、とにかく最初罹患しているかどうかということが早く知りたいというふうに思っていただく方は、この節目に限らずおやりいただいて結構ということにしたいというふうに思っております。申し上げたのは老人保健の方の検査でございますけれども、企業等におきます検査におきましても、同様に出来るだけしたいというふうに思っております。
記者:
政管健保の。
大臣:
そうです。
記者:
早期に同様の対応を取れるように。
大臣:
したいと。
記者:
40歳未満でも受けられるのですか。
大臣:
老人保健の方は40歳未満というのはありませんから。企業の方はもっと早く、若い人も受けられるわけでありますから、その中で企業の方は検査をお受けいただくことが出来ると思います。
記者:
昨日の衆議院予算委員会の参考人招致がありまして、自民党の加藤元自民党幹事長が今日議員辞職と、これについてどのような。
大臣:
そうですね、加藤さんは自民党の中で今後期待をされた人材の一人でありましたから、そういう意味では大変残念なことだというふうに思いますが、しかしこういう事態になりました以上、決断をされたということだと思います。なかなか当然だと言ってしまえばそれまででございますけれども、なかなか言うは易くして出来難いことでございますけれども、決断をされましたことに私は敬意を表したいと思います。
記者:
政権運営に与える影響というのは、その辺はいかが。
大臣:
それはそう無いでしょう。総理とYKKの一員でありましたことは事実でございますけれども、現在政権の中にお入りなっていたわけではありませんし、また党の方の主な役職に今お就きになっていたわけではございませんけれども、影響は皆無ではないかもしれませんけれども、小泉政権に大きな影響を与えることはないと私は思っております。
記者:
今日介護保険の運営状況について総務省の方から勧告があったと思うんですが、これについていかがでしょうか。
大臣:
総務省の方から勧告をいただきました。これで4回目をいただくわけですね。あまり何回かいただくのもいかがなものかと思いますけれども、しかし今日いただきました内容は、いずれにいたしましても厚生労働省がきちんとやらなければならないことでございますし、当然のご指摘でございますので、ご指摘を十分に踏まえて私たちも誤り無きを期したいと思っております。
記者:
話戻って恐縮なんですけれども、一連の政治と金を巡るスキャンダルが相次いでいるんですけれども、この問題与党内であっせん利得法の改正ですとか、いろんな案が検討されている様ですけれども、大臣としてはこういった一連のスキャンダル受けまして、政治と金との関係のあり方はどうすべきだというふうに思いますか。
大臣:
法律は法律でやらなければならないというふうに思いますが、しかし法律だけではなくて、やはり政治のあり方そのものについてもう少し考えていかないといけないのではないかというふうに思います。政治というのが非常に金のいるものだという、そういう考え方に立ってしまいますと、どれほど法律を作りましてもそこに抜け道を作ったりとか、あるいはそれを犯したりということが出てくるわけでありますから、いかにして政治というものが普段から金の世界とは無縁な世界にするかということに、どうお互いに努力をするかということだろうというふうに思います。従いましてこれは選挙のあり方にも影響してくるわけですが、選挙等におきましてもお金が掛からないようにお互いにどういうことを守っていったらいいのかということを、もう一度やはり原点に返って考えるということが大事ではないかというふうに思っております。
記者:
10時から厚生労働部会でC型肝炎の薬害被害や感染被害救済制度についてお話しされる予定になっているようですが、予定としてはどのように。
大臣:
厚生労働省の中ではございませんけれども、公明党の部会の方で今日10時からC型肝炎の薬害被害について意見を交わすということを聞いておりますけれども、それ以外ちょっと聞いておりませんが。

(了)