ぶらさがり記者会見概要

H13.10.12(金)12:20メド~ ぶらさがり

広報室

会見の詳細

質疑

記者:
東京都の屠畜場で解体された牛に狂牛病の疑いがあるということがわかったのですが、ご感想をお願いいたします。
大臣:
先程、このテロ対策の委員会の委員会に出席をしております途中で、メモが入りまして、その疑いがあるというお話でございます。それが確定をするのはまだ今夜遅くか明日ということでございますから、今正確に言うことはできませんけれども、その可能性としては非常に強いと私も思っております。18日から全国におきます全頭の検査が始まるわけでございますから、そうした検査の結果というのは出る可能性としては今後もありますし、それをどういうふうに対応をしていくかということだろうというふうに思います。今回の検査は非常に敏感な検査でございますから、いわゆる出過ぎる可能性もあるとも言われておりますので、そのへんのところの確定をした結果を今のところ待ちたいというふうに思います。今日お聞きをしたところによりますとその牛につきましては、26頭か何か一緒にやっているようでございますから、そこにつきましては外に出ないように全部押さえてもらうということのようでございます。それらの点を今後もう少し具体的にどこでどこの県で飼育されたものなのか、そしてその経緯がどうであったかということを農林水産省の方にもひとつご協力をいただいて詳しく少し調べなければならないというふうに思っているところでございます。
記者:
今朝の閣議後の会見で18日にも安全宣言を出したいというお話だったのですが、これはどのようになるのでしょうか。
大臣:
今朝も申しましたとおり、食肉についての安全宣言というのはこれは出せると思います。肉それから牛乳ですね、これらにつきましての安全宣言はできるというふうに思いますが、今朝も申しましたとおり狂牛病が発生しないというその安全宣言というのはなかなか難しいというふうに思います。なぜならそれはその外国からの餌が日本の国内に入ってしまったということでありますから、それを各地域の牛が食べております以上出る可能性は無いというふうに言い切ることが難しいというふうに私は思っている次第でございます。ただし、国民の皆様がおあがりいただきます牛肉については大丈夫ということが言えるというふうに思います。
記者:
連絡が委員会中に入ったということなのですが、昨日の夜にはそういう疑いのある牛が分かっていたというようなことがあるのですけれども、連絡が遅いということはお感じになられませんでしょうか。
大臣:
私も全然連絡が来なかったものですから、わかっておれば今朝皆さん方にも申し上げたわけでございますけれども、なぜ遅くなったのかということを先程からも言っているわけでございます。全国の各都道府県の皆さん方にお集まりをいただいて、そして現在研修をやっている最中でありますけれども、その検査方法の研修を行っているその検査の中のひとつに疑わしいのがでてきたというので、何度か、初めておやりになる方もあるものですから、やり直しを行っていたというのがひとつあるというふうに思います。しかしもしもこれが本当に陽性だったらというので、一部の牛につきましては東京都に対してちょっと動くのを押さえて欲しいということを申し上げたと、そして今それを最終的な検査に回していると、牛と申しますか脳の一部を最終的な検査に回しているというのが現状だというふうに思います。
記者:
農林水産省の方にはいつご連絡されたのでしょうか。
大臣:
農林水産省の方にも言いましたのも、私と同時期と申しますか、委員会の最中に連絡が来て、農林水産大臣にも申し上げたということだろうと思います。
記者:
今後の連携体制としてちょっと情報が遅いのではないかという危惧を抱くんですが、そのへんはいかがでしょう。
大臣:
これから先は疑いがあるという段階で言うのがいいのかどうかということもあると思うんですね、非常に敏感な検査ですから、ありますけれども、しかし疑いが出た時にはもうやはり関係者には連絡をしてもらうということでないと対応の遅れることがございますから、そこはこれから全国の皆さん方に集まっていただいていろいろ研修をしているさなかのことであったとはいえ、それはやはり一刻も早く連絡をしなければならないと思いますね。
記者:
18日の安全宣言は予定通りやられるのですか。
大臣:
今朝も申しましたとおり牛肉に対する安全宣言はできるというふうに思います。

(了)