閣議後記者会見概要

H13.10.09(火)8:48~8:52 ぶらさがり

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日の閣議は財務大臣から7か国財務大臣、中央銀行総裁会議出席のご報告がございました。その中で特に問題になったということでご指摘がございましたのは、国連テロ資金供与防止条約の早期の批准、これを各国で急いで欲しい、日本の場合にはこれは批准ではなくてその前の承認ですか、それにも至っていないということで早くやってほしいという話でございました。それで閣僚懇談会の時にも是非これは早くやろうという意見がそれぞれの大臣から出まして、そしてこれは外務省、法務省が中心でしょうから至急進めていただくようにということで話があったところでございます。それから外務大臣からは小泉内閣総理大臣の中国訪問につきましての報告がございました。これは昨日総理からも報告がありましたので中身は割愛させていただきます。今日はそれから環境大臣の方から最近の大気汚染の内容につきましての報告がございました。だいたい今日は以上でございます。

質疑

記者:
狂牛病の精密検査なんですが、月齢を問わず全部やった方がいいんじゃないかというご指摘があったことについて、大臣のお考え方ありましたでしょうか。
大臣:
まだ最終結論にいたっておりませんが、科学的には30ヶ月以上で十分というふうに私は思っております。しかし科学的にはそうなんですけれども、なぜ30ヶ月以上だけでそれ以下のはやらないのという一般の皆さん方の懸念と申しますか、皆さん方のご心配があることも事実のようでございます。従いましてその辺のところを含め、勘案をして、この際できる限り一般の皆さんのご心配を取り除いていくというためにどうするかという問題は、確かにあるというふうに思っておりますので、今日中に結論を出したいというふうに思っているところでございます。
記者:
テロ行為に対するアメリカ側の、米英による報復攻撃が始まったんですけれども、これについてのまず感想を、お考えをお聞かせください。
大臣:
感想といいましても、アメリカの方もかなり用意周到に外交ルートを通じて、そしてビンラディン氏の引き渡し等をアフガニスタンのタリバン政府に迫ったところでございますし、いろいろの努力がされてきたというふうに思いますが、今のところ非常に限定的な攻撃がスタートしたということでございます。こういう結果になることは止むを得ないというふうに思っております。

(了)