閣議後記者会見概要

H13.10.05(金)8:51~8:57 ぶらさがり

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日の閣議におきます各大臣からの発言は、内閣官房長官からアフガニスタン難民に関わる物資供給の実施及びアフガニスタン難民救援国際平和協力業務の実施について、同じようにアフガニスタン難民救援国際平和協力業務の実施について防衛庁長官から発言があり、外務大臣からも同様の発言がありました。それから外務大臣からあわせまして、パキスタンにおけるアフガニスタン難民に対する緊急援助について、それから内閣官房長官からは公務員の給与改定に関する取り扱いにつきまして、人事院勧告を踏まえましてその人事院勧告通り改定を行うという発言がありました。それから公務員の給与改定に関しまして総務大臣からの発言が続いてあったところでございます。それから内閣総理大臣から「平成13年9月11日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法案」についてのご発言がありました。同様にこの件につきまして防衛庁長官からの発言がありました。同じくアメリカ合衆国において発生しましたテロリストに対する攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の云々の、まあ同じ事でございますが外務大臣からの発言があったところでございます。福田官房長官からもこの問題に対するご発言がございました。それから防衛庁長官からは「自衛隊法の一部を改正する法律案」についてお話があったところでございます。

閣議後懇談会について

大臣:
こうした発言がございまして、私から少しその閣議の後の懇談会で申し上げましたのは、ここに出ております中で、テントが315張、毛布が200枚、スリーピングマットが20枚、給水容器が400個、ビニールシートが75枚、アフガニスタン難民救済のための国際平和協力法に基づく物資協力として行っているものですから、これはいささか少なすぎるではありませんか、万の字が抜けてはいませんかということを申し上げたわけでございます。しかしこれは自衛隊機で今回運びます内容としては、これ以上入らないということだそうでございまして、燃料を少なめにしてテントを積んだと、所々給油をしながら行くということにしているので、これ以上入らないということだそうでございますので、それは自衛隊機1機分の分としてはやむをえないけれども、しかしこれだけで終わりというのではないでしょうねということを申し上げたわけでありまして、引き続いて支援するものを決定するということでございましたので、了解をしたところでございます。以上私の方から。

質疑

記者:
関連ですが、テロ対策法案で日本の安保政策の転換点になるのではないかといわれる法案が国会に提出されたことでどのような感想をお持ちなのか、閣議後懇談でそれについて発言なさったら、それも教えてください。
大臣:
それはありません。閣議後懇談会おきましてそれ以外のことはございませんが、今回のテロに対します対策として新しい法律が出されるわけでございまして、これにつきましてはギリギリの様々な点からの議論が行われた結果でございまして、私はこの案を了としたいと思っております。
記者:
特殊法人の見直しなんですけれども、厚生労働省の関係では社会保険診療報酬支払基金などについて改めて民営化に向けて勉強をという意見がまとめられたんですが、それについて。
大臣:
問題になっておりますのは、年金基金それから今ご指摘になりました診療報酬に関します支払基金等々の問題でございまして、総理の方からは、これは廃止かまたは民営化というふうに言われているわけでございます。それ以外には国の方でおやりをいただくというような問題もあるんだろうというふうに思いますが、最終調整をやっているところでございまして、総理のご趣旨に従った形で決着をしたいと思っております。
記者:
バイオテロ対策で厚生労働省として何らかの。
大臣:
今のところ厚生労働省としてそれに対して特別に用意をしているということはございません。
記者:
昨日の委員会で加工食品の中の健康食品の取り扱いに関して発言がありましたけれども、改めて加工食品の中の仕分けについての大臣の今日の時点でのお考えを。
大臣:
今日、事務局からこの後発表するそうでございますから、それを見ていただければわかると思います。
記者:
通知を出されるという。
大臣:
はい。
記者:
これは加工食品の1部の、その牛エキスですとか、そういうものを規制をという。
大臣:
細かいことは、名前まで挙がっておりませんけれども。
記者:
医療改革で財務省から試案が出ておりますけれども、それについて何か感想はございますでしょうか。
大臣:
財務省でございますから、財政上の問題をいろいろとご指摘になることはそれは私は当然だというふうに思っておりますが、しかし財務省から各省庁が出します政策案まで作ってお出しになるというのはいささか越権行為ではないかと思っている次第です。ですからそこはもう我が省にお任せをいただいて、我が省で作ると、財政的な問題でご指摘をいただくのはそれは結構かとそのように思っております。

(了)