閣議後記者会見概要

H13.5.01(火)14:25~14:31 厚生労働省記者会見場

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日は予定外の時間でございましたが閣議の方は一つは財務大臣の七カ国財務大臣・中央銀行総裁会議に出席の簡単な経過報告とそれから副大臣の指名等につきましての発表、以上の2点だけでございました。

質疑

記者:
閣僚懇では、何か。
大臣:
閣僚懇はとりわけご報告するほどの事は有りませんが、財務大臣が会議の模様をご報告になったことに対してそれはどういうふうな意味かと言ったような質問がございまして、それに対して財務大臣がお答えになったと、財務大臣が最初話の中で世界銀行とIMFの関係が必ずしもうまくいっていない、というようなことをおっしゃって、そしてしかし今回は両方とも出席をしていたというお話をなさったものですから、なぜかと言うようなお話が出ました。
それから竹中大臣が3日からでしたね、アメリカに行かれるものですから、アメリカの方の様子を少し聞きたいというお話、日本の状況について向こうがどういうふうに言ったかということとあわせて、アメリカのその経済をどういうふうに今後進めていくというふうにアメリカ自身が言っているかということを知りたい。こういうお話がございます。まあだいたいその程度でございます。
記者:
先週というか週末の各社世論調査で小泉内閣の支持率が過去最高と、各社高くなっているんですけれども大臣はどういうふうに受け止めていらっしゃいますか。
大臣:
そうですね、やっぱり小泉総理が今までのいき方というものを断ち切って、そしてやっていこうという姿勢を示しているということに対する期待感、この人なら断ち切りをしてくれるではないかという期待感、ということなんだろうと思います。それにしても、同じ自民党、派閥を無くされたとはいうものの同じ森派に属された大臣だったわけでありますから、森さんの時と小泉さんの時となぜこんなに違うのかと思いはしないではございませんが、しかしその断ち切りというものに対する期待感ということなんだろうと思います。
記者:
小泉内閣にあるとなかなか連立を組んでいる公明党の独立性を発揮するというのが難しくなると思うんですが。
大臣:
そんなことはないと思います。細川政権の時にも高かったですから、その時にも多いところでは75パーセントくらいあったのではないかと思います。細川政権の時には、細川政権が崩壊します寸前まで7割以下にはならなかったわけで、ずっと7割台を維持したわけでして、冗談半分ですけれども「高所恐怖症で下を見るのが怖い」と言った人もおりますけれど、まさしくそんな感じだったわけですが、今回はそれ以上まだ高いわけですから、大変な高さだというふうに思いますし、期待はそれだけ大きい。ですからこれだけ期待が大きいときでしたら、いわゆる改革はこれだけのバックアップがあるということですからやり易い環境にあるというふうに思っております。
記者:
大臣からご覧になって、改革をするときの障害というのはどういうところにあるとご覧になりますか。
大臣:
改革をするときの障害というのは今回に限らずいつも同じだと思いますけれども、これはやはり今までの組織あるいは今までのしきたり、そうしたものをどう打破するかということに尽きるわけでありまして、結論としては皆さん改革ということで賛成されますが、それが具体化をしてきますときに、今後はそうすると具体的によりましてプラスの面、マイナスの面がそれぞれ出てくるわけでありますからそうしますと議論はいろいろと分かれてくるだろうと思います。その時が勝負所と言いますかね、やる時には非常に厳しいですけれども、説得をし、そしてそこをどう乗り越えるかということだろうと思います。
記者:
厚生労働省の分野でどういうところが一番そういう障害になり易いとお考えですか。これから乗り切らなければいけないのはどういうことだと思うか。
大臣:
当面の課題といたしまして、やはり医療改革でしょうね、有無を言わさずこれはやらなければならないわけですから、医療の改革を行うにつきましては、いろいろな障害があるだろうと思いますが、そこを乗り切らないとこの改革はできないわけでありますから、これは大変なことになるだろうというふうに思って、今までからそう思っておりましたし、この小泉総理に代わりまして大変高い支持率を前にしてさらにそういう感を抱いております。

(了)