介護サービスにおける生産性向上のための7つの取組
介護サービスにおける生産性向上の取組は下記の7つに分類することができます。
- 1職場環境の整備
- 5Sの視点で安全な介護環境と働きやすい職場を整備する。
- 2業務の明確化と役割分担
- 業務の明確化と役割分担の見直しにより、ムリ・ムダ・ムラ(3M)を削減して、マスターラインを再構築する。
- 3手順書の作成
- 理念やビジョンをもとに職員の経験値、知識を可視化・標準化することで、若手を含めた職員全体の熟練度を養成する道筋を作る。
- 4記録・報告様式の工夫
- 項目の見直しやレイアウトの工夫などにより、情報を読み解きやすくする。
- 5情報共有の工夫
- ICTなどを用いて転記作業の削減や、一斉同時配信による報告申し送りの効率化、情報共有のタイムラグの解消を図る。
- 6OJTの仕組みづくり
- 日常業務を通じた人材育成の仕組みを作る。職員の専門性を高め、リーダーを育成するため、教育内容の統一と指導方法の標準化を図る。
- 7理念・行動指針の徹底
- 組織の理念や行動指針に基づいて、自律的な行動がとれる職員を育成する。
生産性向上の取組に新しい技術を導入することも有効です。例えば、情報共有の工夫にはICTの活用が考えられ、また、記録・報告様式の工夫と組み合わせることによって、文書量削減の効果も期待できます。
取組の進め方を動画で学び、支援ツールを入手するには、介護分野における生産性向上の取組の進め方 を参照ください。