活躍するフィールド

消費者庁 食品衛生基準審査課

科学者・行政官として、
食品の安全と
国民の安心を
追求する

消費者庁
食品衛生基準審査課 係員

消費者庁
食品衛生基準審査課 主査

消費者庁 食品衛生基準審査課 係員消費者庁 食品衛生基準審査課 主査

食品安全行政に求められる薬系技官の姿

食品の安全確保は、国民の健康を守るために極めて重要であり、多くの方が高い関心をもっています。食品衛生基準審査課では、食品の安全確保のため、食品に含まれる添加物、残留農薬、汚染物質等に対して規格基準の設定を行い、必要な情報提供を行っています。

食品の規格基準は、ヒトの健康に及ぼすリスクの程度を科学的見地から検討し、食品の流通状況や国民の摂取状況等を我が国の実態を多角的に検証した上で設定しています。また、設定した規格基準が現場で円滑に運用されるために、関係者と認識を合わせた上で施行します。さらに、国民の安心に結びつくよう検討内容を可能な限り公開し、規格基準の設定のためのプロセスの透明化を図るだけでなく、国民と行政間で情報及び意見を交換するリスクコミュニケーションも行っています。こうした業務を行う中で、私たち薬系技官は、日々、食品に起因する健康影響に関する最新の科学的知見を深めるだけでなく、高い情報収集能力やコミュニケーション能力が求められます。

食生活の変化や科学の進歩により、規格基準を設定した状況から社会は日々変化していきます。そのため、規格基準を設定するだけでなく、制度が実装された後に、制度の効果を継続的に検証し必要な改正を行っています。こうした取組により、薬系技官は、食品に含まれるリスクから受ける影響を最小限にし、国民が安心して食品を食べることができるよう努めています。

また、食品安全は国境を越えた問題でもあり、国際的な連携が不可欠です。他国の制度や最新の科学的知見等の情報を各国間で共有することで、世界的に食品の安全性が向上し、結果的に我が国の食品の安全の確保に繋がります。各国の良い取組みを日本に取り入れ、国内の食品安全を担保する努力が絶えず求められています。薬系技官は、国際的な食品安全の議論の場に積極的に参画し、科学に基づいたデータの提供や意見発信を通じて、食品安全にかかる国際的な考え方の確立に貢献することも期待されています。

消費者庁 食品衛生基準審査課

食品の安全確保は、国民の健康を守り、日常生活に安心をもたらすために極めて重要な要素です。食品衛生基準審査課では、食品、添加物、残留農薬、器具・容器包装の規格基準の策定等を担当し、食品のリスクを管理しています。薬系技官の活躍の場は、規格基準の策定に留まらず、国内の食品製造現場の監視や食品規格に関する国際交渉等、多岐に渡ります。

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