活躍するフィールド

医療機器審査管理課

新たな治療方法等を
円滑かつ早期に
医療現場に届けるために

医薬局
医療機器審査管理課
医療機器規制国際調整官

医療機器審査管理課 医薬局 医療機器審査管理課 医療機器規制国際調整官

革新的な医療機器の早期実用化に向けて

医療機器は、絆創膏やコンタクトレンズのような家庭でも良く見られるものから、ペースメーカーやステントなど患者さんに埋め込むもの、あるいはCTやMRIなどの診断に用いるものや手術支援に用いるロボットまで実に多種多様であり、さらに近年は、患者さんの行動変容を促すことで治療効果を発揮するアプリなど、医療機器を通じた治療機会の可能性は益々広がっています。これに伴い、品質、有効性及び安全性に配慮しつつも、患者さんのもとへスピーディーに革新的な医療機器が届けられるよう、また、新たな技術に応じた合理的な規制となるよう、薬事制度の見直しも頻繁に求められるようになってきました。この見直しにあたっては、多くの関係者との地道な調整が必要になり困難を伴うことも多いですが、その先により良い医療の実現があることを願い、日々業務に励んでいます。

医療機器規制の国際調和に向けて

IMDRF(国際医療機器規制当局フォーラム@ベルリン)にて
IMDRF(国際医療機器規制当局フォーラム@ベルリン)にて
一般に、医療機器は、使用される側である患者さんがその品質や有効性等を判断することは困難です。そのため、誰かがその品質や有効性等を担保する必要があり、それを各国の薬事規制当局が担うという形になっていますが、ともすれば、薬事規制当局は、各国独自の規制を設ける等よりガラパゴス的に、あるいは、必要以上に自国民のデータを求める等より保守的に、その制度を構築・運用しがちなところがあることは否めません。しかし、患者さんのことを考えるのであれば、そのガラパゴス的な、あるいは保守的な壁を乗り越え、各国で生み出されたイノベーティブな医療機器が速やかに多くの必要とする方の手に渡るよう、各国の薬事規制当局が積極的・継続的に対話を行い、合理的な薬事規制の国際調和を進めることが非常に重要であり、この観点から、医療機器審査管理課では、マルチ・バイの場での薬事規制の国際調和に向けた活動を精力的に行っています。本活動を通じて、日本発あるいは海外発の革新的な医療機器が、日本だけでなく世界中の患者さんの手に速やかに届くことを目指しています。

医療機器審査管理課

医療機器審査管理課は、医療機器・体外診断用医薬品・再生医療等製品の品質、有効性及び安全性を確保するための審査・承認制度、製造・販売するために必要な業許可制度に関する事項等を所管しています。
医療機器等の特性に応じた審査制度の改善、審査に必要な基準の作成、薬事規制の国際調和等を通じて、安全かつ有効な医療機器等を医療現場にいち早く提供することを目指しています。

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