公的年金財政の重要な要素
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Q.08
こんにちは〜
ひなちゃん
いらっしゃ〜い
う〜ん
ひなも大きくなってきたし
私もそろそろ働きに出ようかしら
あれ？
お義姉さん今は働いてないんだっけ？
そうなの
ひなが産まれるまでは働いてたんだけど
辞めちゃったのよ
そうなんだ〜
でもそろそろまた働きたいなと思ってね〜
そういえばお義姉さんみたいに働き出す人が
増えると年金ってどうなるんだろう？
厚生年金の加入者が増えれば
将来の年金額も増えるニャン
これも財政検証に影響する重要な要素だニャ〜
ミーコ？！
なんでそうなるの？
前に『保険料収入の範囲で賄えるよう年金の給付を
調整している』って言ったのを覚えてるニャ？
覚えてるよ〜
現役世代が支払う保険料が年金の財源の『主役』なんだよね
おぉ俺も給料から引かれてるな
※詳しくは6話を参照
その『主役』の保険料がどれくらいになるかは
『人口』『労働力』『経済』の３つの要素で
大きく変わってくるニャー
『人口』は現役世代が増えれば保険料も増えるから
年金の財政に影響するのはわかるんだけど
『労働力』って何？
『労働力』というのは働く人の数のことだニャ
『例えば現役世代が減ったとしても仕事をしていなかった
高齢者や女性が働くようになって働く人数が減らなければ
保険料収入も維持できるニャン
確かに昔に比べて働く高齢者や女性は増えたわよね〜
私の友達でも働いている人は多いかも
でも高齢者が働きたくても雇ってくれるところがないと働けないし
小さい子どもがいる家庭なら預ける先がないと働けないんじゃない？
そうね
子育て支援がもっと良くなったらいいのにね〜
だからこそ働きたい人がその人らしく
長く多様な形で働ける社会をつくっていくことが重要だニャ
それじゃ３つ目の『経済』は年金の財政にどう影響するの？
例えば経済が良くなって物がたくさん売れると
どーなるニャン？
給料が上がるんじゃないかな？
正解〜〇
そうか給料が増えれば保険料収入も増えるんだね
おお〜大正解◎！
２人とも正解だニャン
経済が良くなると年金の財政も良くなるんだニャ
人口と労働力、経済が大事なのは分かったけど
これから一体どうなるの？
未来はまだ決まってないニャ
将来は色々なパターンが考えられるから
財政検証では起こりうるたくさんのケースを
幅広く考えているニャン
だから結果も幅広くとらえる必要があるニャン
大切なのはどのパターンが当たったとかではニャく
今後どのような方向に進むべきか考えて
必要な対策をとっていくことだニャ〜
なるほど！
お義姉さんみたいに働く人が増えると年金の将来も変わるんだね
私が働き出したらひなは保育園に行くようになるわね
保育園ってな〜に？
保育園はね先生やお友達といっぱい遊べるところだよ
そうなの？
じゃあひな、保育園行く〜！
パパもママもお仕事がんばってね〜
