第01話

はじめに

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公的年金のこと、どのくらい知っていますか?

皆さんは、公的年金についてどのくらいご存じでしょうか。難しい、よく分からないといった印象を持たれたり、ニュースや新聞などでいろいろな話題を見聞きしたりして、ご自分が受け取る年金に不安のある方もいらっしゃるでしょう。
また、少子高齢化で年金財政が厳しいという話を聞き、不安が大きくなっている方もいらっしゃるでしょう。

確かに少子高齢化により年金財政は厳しくなりますが、今の年金制度にはその対策も組み込まれており、年金額がゼロになることも、公的年金制度がなくなることも決してありません。過度に恐れず、将来を適切に考えていくため、正しく公的年金について知ることが大切です。

公的年金はこんなに大事

現在、日本国内における高齢者世帯の収入のうち6割を年金が占め、高齢者世帯の約半数については収入の全てが公的年金・恩給になっています。

日本全体でみると、国民の3人に1人が年金を受給しており、年金総額は50兆円を上回っています。これは国民所得比で14%前後に相当し、年金が家計消費の2割を超える地域もあります。

このように、公的年金制度は、高齢期の生活のかなりの部分を支えるものとして、極めて重要な役割を果たしています。また、現役世代にとっても、公的年金によって、親の経済的な生活の心配をすることなく安心して暮らすことができるようになっています。
さらに、高齢になって働けなくなった場合だけでなく、障害を負った場合や、配偶者やお子さんを残して現役のうちに亡くなってしまったなどの事態にも対応しており、皆さんが安心して毎日を過ごすためにも必要不可欠です。

ガイド少子高齢化が進む中、高齢者が生活に使う公的年金は経済の活性化にも重要だニャ

公的年金の健全性をチェックする仕組み、「財政検証」

公的年金制度は、予測できない生活上のリスクに備えるための仕組みであり、皆さんの生活を支えるとても大切な制度です。このため、公的年金制度を維持するために、国ではさまざまな取り組みを行っています。

そして、公的年金が健全に運営されているかについて、
財政検証」という仕組みで定期的にチェックすることになっています。

財政検証は、少なくとも5年に一度、公的年金財政(保険料収入や給付に必要な額の収支)の健全性を検証する仕組みです。この財政検証では、今後の日本の人口や経済の見通しをもとに、これからの約100年間、公的年金の財政状況がどのように推移するかを計算します。

財政検証の結果はレポートとして公開されており、今後の公的年金の給付水準の見通しなどを知ることができます。

このサイトの目的

このサイトでは、公的年金制度を長期にわたって維持するための仕組みと、公的年金財政をチェックする「財政検証」を中心に、年金の基本的な考え方や、年金に関係するいろいろなデータを分かりやすく紹介しています。

ガイド公的年金のこと、財政検証のこと、もっと知ってほしいニャ!