過去を見つめ、医薬品行政の未来を創る
総合職(事務系)
医薬・生活衛生局総務課医薬品副作用被害対策室
企画調整専門官
平成24年入省
過去の被害を忘れない
厚生労働省前庭に「誓いの碑」があります。「サリドマイド」、「スモン」、「薬害エイズ」事件の反省から、医薬品による悲惨な被害を再び発生させることのないよう、その決意を銘記したものです。
これらの過去の被害を教訓とし、これまで、医薬品等の承認審査や医薬品の安全情報の収集体制にかかる制度等の改正が行われてきました。過去の被害を忘れず、安全な医薬品の供給を担保する。我々の大事な業務です。
新たな課題
他方、難病や小児用の医薬品など、対象者が少ないために開発が進まない薬の開発支援、また、グローバル化の進展の中、医薬品の開発の拠点として製薬企業に選ばれるような環境整備が近年、重要な政策課題として浮かびあがっています。
過去を心に刻みながら、未来に向かって
より安全に、より迅速に。そのための制度改正を令和元年に行いました。過去の教訓を心に刻んだ上で、時代の要請に従った新たな制度を作る。なかなか困難な仕事ですが、こんなに大事な仕事、他にはなかなかないと思っています。