1年目職員の過ごし方

社会・援護局保護課 係員 [令和元年入省]
(2020年執筆当時)

社会・援護局保護課は、その名のとおり、生活保護制度を所管している課です。
生活に困るどんな方も受け止め支えられるような社会を目指して、約40名のメンバーで制度づくりに取り組んでいます。その中で私は、法令改正に関する業務や、課内の各係のとりまとめを担当しています。入省前から特に携わりたかった貧困対策の分野で、経験豊富な先輩職員から刺激を受け、学びを深めながら働ける日々は、とても充実しています。

新人行政官の1日

  1. 9:00

    登庁

    新聞・メールチェック

  2. 10:00

    他省庁との打ち合わせ

    自治体からの要望を踏まえた法改正のため、上司とともに他省庁との打ち合わせに出席しました。自治体以外のアクターの立場も考慮し、どのような改善ができるか検討します。

  3. 12:00

    同期とランチ

    昼休みは同期を誘ってランチへ。入省前から付き合いがあり、心を許せる同期との繋がりは、各部局に配属されてからより一層大切に感じるようになりました。

  4. 13:00

    現場視察へ

    ※写真はイメージです

    次期制度改正に向けた検討のため、都内の保護施設や簡易宿泊所を視察させていただきました。業務の中でのインプットの機会としては他にも、省外で活躍する実践者や研究者を招いた勉強会等が開かれています。

  5. 15:30

    局長への説明

    課内で検討した法改正の内容を局長にご説明。この日は、事前に準備してきた資料で局長の懸念にも応えることができました。

  6. 17:00

    課内で打ち合わせ

    先ほどの視察の内容を踏まえ、制度の課題について上司や担当係と議論。現場で得た知見をもとに、生活保護を受給する方々のために制度をどのように改善できるか、検討します。

  7. 19:00

    退庁

    退庁後は、1ヵ月半の育休を終えて職場に戻ってきた係長を囲む会を開催。おつかれさまでした!

  8. 休日

    休日の過ごし方

    週末や休暇は、遊びや旅行でリフレッシュするだけでなく、霞が関の中に留まらず視野を広げようと、アクティブに過ごしています。実践者や研究者との勉強会に参加したり、省内外の同期や先輩と支援の現場に行ったリすることもあります。入省後間もない5月には、同期を誘って金沢の福祉施設に伺い、施設の見学だけでなく、職員の方々との飲み会や金沢観光も楽しみました。

入省後1年間の流れ

  1. 4月

    入省式/合同初任研修/省内研修/配属先決定

    入省前から特に問題意識が強かった貧困分野に、1年目から携われることに!

  2. 5月

    OJT

  3. 6月

    5週間研修

    研修所での座学研修のほか、地方(北海道東神楽町)や都内の障害者施設などで、それぞれ1週間ずつ、他省庁の同期と濃密な時間を過ごしました。
    ここで生まれた繋がりをきっかけに、現場の実践者を訪ねる勉強会も始まりました。

  4. 7月

    人事異動 > 新しい上司

  5. 8月

    課のメンバーで大阪を視察/G20労働雇用大臣会合のリエゾンを経験

    保護課の業務とは別に、愛媛県松山市で開催されたG20労働雇用大臣会合に、インド代表団の担当として関わりました。

  6. 9月

    夏期休暇(マレーシア旅行)

    有給休暇と土日祝日を組み合わせて、連続10日間の休暇を取得!
    マレーシアで多様な文化や自然を楽しみました。

  7. 10月

    福祉事務所の指導監査(大津市)/G20保健大臣会合のリエゾンを経験

    生活保護制度の運用を担う福祉事務所の監査のために滋賀県大津市に赴き、ケース記録の精査等を行いました。岡山県岡山市で開催されたG20保健大臣会合にも、今度はトルコ代表団の担当として関わりました。

  8. 11月

    初めての質問主意書対応/自治体からの要望を踏まえた法改正に着手

  9. 12月

    法改正に関して法制局での審査対応/課の忘年会

    年末年始は、同期や先輩と一緒に炊き出しや夜回り活動に参加しました。
    活動の合間に、生活保護制度の課題についても率直なお話を伺うことができました。

  10. 1月

    通常国会開会

    引用元:参議院事務局

  11. 2月

    省令案作成

  12. 3月

    いよいよ来月には先輩に!