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沖縄愛楽園のホームページへアクサセスくださりありがとうございます。
当園は、沖縄県名護市の屋我地島に位置する、国立ハンセン病療養所です。
ハンセン病は、結核と同じ抗酸菌の仲間のらい菌によって引き起こされる感染症です。
治療法も確立し、一般の医療施設で診察治療できるごく普通の疾患です。
現在の日本ではほとんど発症しないと言っても良いでしょう。
ハンセン病療養所には、過去の偏見差別等から社会に復帰できずに今でも多くの方が生活の場として暮らしています。
当園に入所されている元ハンセン病の方々は令和6年4月末現在、90名、平均年齢86.2歳に達しています。「入所者・高齢者が安心して生活できる場の提供」を理念に施設運営を行っていて、ハンセン病の治療をもっぱら行っているのではありません。自立している方、介護の必要な方、医療の必要な方など超高齢化した地域コミュニティーを住まい・医療・介護・予防・生活支援の面から包括ケアしている施設といえます。現在、施設の理念を達成するためにライフサポート=「こころ豊かに生きる」ための援助をめざして日々活動をしています。
このホームページをご覧になり、多くの方が国立療養所沖縄愛楽園に関心を持ち、「ハンセン病の正しい理解」に役立てていただきたいと思います。
願わくば実際に施設へ足をお運びになることになれば幸いです。
園長 野村 謙