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子どものSOSサイン
- 1. 体調の変化に気づく
- 3つのSOSサイン
- 2. こころの病気かもしれない
サイン - 子どもにもある「こころの病気」
- うつ病とは?
- 不安障害とは?
- うつも不安もあるように
見えるとき - 3.子どもが自分を傷つけるとき
- 「自傷」というサイン
- 「消えてしまいたい」
と考えるとき
うつも不安もあるように見えるとき
気分が落ち込んで活気がなくなり、不眠や食欲不振、集中力の低下などとともに、人に見られることを怖がって外出を避けたり、儀式的な行為を繰り返すといったサインがあって、学校での成績が落ちた、身だしなみにかまわなくなって閉じこもるようになったという場合は、統合失調症(参考:10代、20代の皆さんへ>ヘルプノート「統合失調症」)の始まりのサインである可能性も考えてみましょう。
統合失調症は、およそ100人に1人の割合で見つかる病気で、15歳以降に急増します。実在しないものが見えたり聞こえたりする「幻覚」や、間違った思い込みを訂正できない「妄想」などが現れて、思考が混乱し、人とのコミュニケーションが困難になります。
その前触れとして、うつと不安が混じったように見える、こころの不安定な状態が現れる場合が多いことが近年、わかってきました。前触れのサインがあったからといって、その後必ずしも統合失調症を発症するわけではありません。しかし、この段階から、カウンセリングなどのこころのメンテを受けたり、ストレスを減らすといった環境調整を行うと、発症リスクを低下させられることがわかっています。幻覚や妄想がはっきりと目立つようになってからでも、早めにこころのメンテを始めると回復が早くなります。判断に迷ったら、念のため、こころの専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。
■統合失調症の前触れかもしれないサイン
- うつっぽい、イライラする
- 意欲、集中力、記憶力が低下する
- 食欲、活力が低下する
- 無愛想になる、疑り深くなる
- 人を避けて、自分の殻に閉じこもる
- 眠れなくなる
- 会話が脱線して支離めつれつになる
- 意志の疎通がうまくいかない
- 不自然な姿勢のまま、じっとしている
- 幻覚
- 妄想
【参照:だれに相談すればいい?】