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子どものSOSサイン
- 1. 体調の変化に気づく
- 3つのSOSサイン
- 2. こころの病気かもしれない
サイン - 子どもにもある「こころの病気」
- うつ病とは?
- 不安障害とは?
- うつも不安もあるように
見えるとき - 3.子どもが自分を傷つけるとき
- 「自傷」というサイン
- 「消えてしまいたい」
と考えるとき
うつ病とは?

ほぼ1日中、気分がゆううつで重苦しい状態が2週間以上続いて、生活に支障が出るほどしんどいようなら、うつ病(参考:10代、20代の皆さんへ>ヘルプノート「気分障害」)の可能性があります。青年期の有病率は100人に1~7人程度とされています。
「うれしい」「楽しい」といったポジティブな感情が失われて無気力になるのが特徴ですが、「このままではいけない」とあせる気持ちが空回りして、急にイライラしたり怒りっぽくなることもあります。
自律神経の働きが不安定になるので、だるさや睡眠障害、食欲不振、頭痛といったカラダの症状をほぼ必ずともないます。これらは特に病気の初期に目立つ症状です。自分を役に立たない人間だと責める気持ちが強くなり、将来に希望がもてなくなって「死んでしまいたい」という極端な考えをもつようになるのが最も注意したい点です。
【参照:消えてしまいたいと考えるとき】
■うつ病のこころのサイン
- ゆううつ、悲しい
- 無気力、無関心
- 意欲、集中力、決断力が低下する
- 焦燥感、自責感が強くなる
- 悲観的になる
- 柔軟な考え方ができなくなる
- 将来に希望がもてなくなる
■うつ病のカラダのサイン
- 眠れない、もしくは寝過ぎる
- 食欲が低下する、もしくは食べ過ぎる
- だるい、疲れやすい、元気が出ない
- 頭痛、頭重、めまい、吐き気など
ゆううつな気分はだれもが日常、感じるものですが、慰められると少しは気分が楽になったり、時間がたつにつれて楽観的な考え方ができるようになっていきます。それに対し、うつ病では、だれかに頼ろうという発想がなくなるので、たとえ慰められても落ち込んだ気分は変わらないか、ひどくなることさえあります。
子どもの場合、学校に行くのがしんどくなりますが、頑張って登校している場合もあります。症状は一般に午前中に最も強く、午後から夕方にかけて、少しやわらいでくる場合が多いようです。サインを見るときはこの点も参考にしてみてください。
軽いうつ状態なら時間がたつにつれ自然と良くなりますが、うつ病と区別するのは難しいので、心配な様子があるなら1度、こころの専門家に相談してみましょう。
【参照:だれに相談すればいい?】