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INTERVIEW01
『創造(想像)力』を大切に、
日々学びの多い仕事ができます。

平成23年7月入省
医政局看護課
教育体制推進官

勝又 明子 Katsumata Akiko

平成23年
医政局看護課(人材確保係・試験免許係)
平成25年
医政局看護課(試験免許係長)
平成26年
産前産後休暇・育児休業取得
平成27年
医政局看護課(看護教育係長)
平成28年
子ども家庭局母子保健課 (主査)
平成29年
(独)医薬品医療機器総合機構安全第一部医療機器安全課
(調査専門員)
令和元年
医政局総務課医療安全推進室(医療安全対策専門官)
令和3年
関東信越厚生局医事課(看護指導官)
令和4年
健康局感染症対策課予防接種室
令和5年
現職
医政局看護課 教育体制推進官 勝又 明子

入省の経緯、入省前の経験などを教えてください。

入省する以前、病院で助産師として分娩・産前産後のケアをする中で、社会での生活を開始する前に問題を抱える母子などとも関わらせていただき、その後自身の出産・育児経験も踏まえ、病院の中だけなく社会において助産師としてできることはなんだろうと考えるようになりました。一人の子どもが誕生するまでには多くの人の関わりがあり、かつ妊娠中孤立して悩む妊産婦や緊急搬送により自宅から遠方の地で出産することとなり育児不安を抱える母親など、当時の出産前後の社会的な制度だけではカバーしきれない問題も多く、個別的な対応にもどかしさを感じ、もっと社会全体でできることはないか、看護職としての経験を活かすことができるのではないかと思い、国で施策の立案に関わることができる看護系技官を志しました。

これまでの職務内容を教えてください。

母子保健課にて、当時は産後ケア事業が法定化される前で、ガイドラインの策定に向けて研究事業のなかで全国の先駆的に産後ケアなどを実施している自治体にヒアリング等に同行していろいろ見聞きし、ガイドラインの作成に関われたことは印象に残っています。そして、その後も、産後ケア事業の全国展開や法定化の話を聞くと、嬉しくなると同時に国の政策がサービスとして住民に提供されていることを感じ、政策を立案する側である国の仕事をしているやりがいを感じました。その後、自分の臨床での経験にないような看護に関わる業務を様々しましたが、どこの部署での経験も、人との出会いも、常に刺激的で学びが多く、部署を離れても公私ともに情報交換をしたり、今の自分の糧となっています。

医政局看護課 教育体制推進官 勝又 明子

仕事を通じて感じていることは何ですか?

業務において、看護職としての知識と経験をもとにした意見を求められますが、その際には、やはり最新の知見をもっていること、多くの看護職がどのように考えて臨床等で業務をしているかを知ること・聞くこと又どうすればよりよくなるのかの想像を巡らせることは重要だと考えています。そのためにも常にアンテナを高くいること、また、コミュニケーションにおいて「話を聴く姿勢のある人」という印象を相手に与えることを大切にしています。これは、臨床でも同じようなスキルが必要だと思いますが、やはり看護職の強みでもあると思います。そういったことを活かして、話を聴き、状況に応じて情報を整理・判断しながら仕事をしています。

勝又 明子さんの一日

  • 午前

    6:00

    起床・お弁当作り
    中学生の長女のお弁当作りからスタートし、小学生の次女を見送った後、身支度と家事を済ませ登庁します。
    かつては、自転車に姉妹を乗せて保育園の送りをしていましたが、今は朝が一番家事ができる時間になっています。
  • 午前

    9:30

    出勤・メールの確認・デスクワーク
    登庁後、まず一日の流れを確認し、新たな予定等を任意の業務報告メールに整理して関係するメンバーに共有の意味を込めて送付します。
    複数のラインに属しているため、各資料の確認作業をして午前はあっという間に過ぎます。
  • 午後

    12:15

    昼休み
    同じ部署や以前の同僚(省内外)と約束をして、霞が関や銀座に行き週に一回以上ランチをして、情報交換や気分転換をしています。
    ランチの約束のない日は、お弁当をデスクで、音楽やSNSなどを見ながら食べます。
  • 午後

    13:15

    打ち合わせ
    毎日行うわけではありませんが、必要に応じて開催され、急に声がかかることもあります。打ち合わせや会議以外の時間には、担当している会議等の資料作りや依頼された案件への対応なども行います。
  • 午後

    14:30

    議員会館へレクに出かける
    国会議員から、担当業務についての施策や最近の動向など、照会が入った場合には、回答方針を調整の上、議員会館へ行き議員に説明をします。最近では、オンラインでの対応もあります。
  • 午後

    16:00

    検討会傍聴
    オブザーバーとしての参加となりますが、厚生労働省内の検討会を傍聴します。
    本来の目的に合う成果が得られるように、看護系技官のネットワークを中心に、関係者と情報共有をしながら進めています。
  • 午後

    19:30

    退庁
    一日の業務を振り返り、今後やるべきことを整理して退庁します。
    家に帰ったら、子どもたちの宿題や学校準備を確認したり、話を聞いたりします。
    食事の支度は朝の時間に終えており、最近購入した家電をフル活用し家事は最小限に、家族との時間を大切にしています。

看護系技官に興味がある方にメッセージを

入省した当初は、想像していた以上に臨床での時間の流れ方や接する相手が異なり、慣れるまでに色々と悩むことも多かったですし、自分の中での目標ややりがいをなかなか見つけられず苦しかったこともありました。けれど、育児をしながらのスタートでしたので、本当にいろいろな方のサポートと理解を受けて、様々な助言をいただきながら業務を進めてくることができました。
すぐには結果の出ないことも多いですが、入省してから今日まで一日として同じ日はなく、様々な施策や人との関わりのある充実した時間を過ごせていると思います。改めて、看護職は、あらゆる可能性をもった魅力ある仕事であり、今後もより多くの方と出会えたらと思っていますので、是非これを読んでいるあなたとも一緒に仕事できると嬉しいです。

医政局看護課 教育体制推進官 勝又 明子