想いをかたちに、たしかなものに。

総合職(事務系)

大臣官房総務課 
係長

令和元年

大切にすべき言葉

言葉には、常に自分が考える以上の広がりがある。言葉の裏にある人の想いや暮らし。様々な境遇の方々の人生を考える厚生労働省の職員として、また法令に携わる事務官として仕事を進める上で、こうしたことは決して無視できません。

行政の仕事は議会により定められる法令をはじめ、沢山の言葉で形作られています。私は、辛い状況や将来への不安に押しつぶされそうな人に寄り添い、そうした声を制度に反映できる厚生労働行政の仕事に魅力を感じ、入省しました。

これまでの歩み

係員時代から沢山の当事者の方にお話を伺うことになります。時にそれは未知のことで、制度理解も未熟な頃は聞き取ることが精一杯なときもありました。やっと社会全体で決めたルールを正しく伝えられるようになっても、流動的で誰もが必死に生きたコロナ禍にあっては、既存のルールの狭間にいる方が悲しまれるのを目にすることもありました。

行政文書に連なる言葉の本質とは何かを考えさせられる機会に何度も遭遇する中で、係長としてこれまで2度の法整備(企画・立案から条文作成、国会審議まで)に携わりました。コロナ後の新たな感染症危機に備えるための国立健康危機管理研究機構の創設。社会問題化するカスタマーハラスメント等の対策や職場における女性活躍の推進。これらの条文案の作成は特に大変な業務でしたが、現場視察や実態調査等を通じて得られた自らの実感も信じ、一言ずつ悩みながら丁寧に紡いでいきました。

想いを言葉にして、たしかな「かたち」にする

こうした経験を経て、今の部署では省内の法令審査等の業務に従事しています。現場の想いは様々。その想いを汲み取り、「かたち」にしたい同僚達とともに、どんな言葉が言い得て妙で、伝わりやすいのか、日々考えに考えながら言葉を積み重ねています。厚生労働行政を形作る言葉は人の数だけ広がりがあります。だからこそやりがいがあり、様々な考えを持つ方と一緒に働きたいと思っています。