未来を肩に背負うことができる幸せ

総合職(事務系)

ハーバード大学(留学)

平成23年入省

Public Healthの考え方

‘Who is upstream pushing them all in?’ これは、ハーバード大学公衆衛生大学院の授業で紹介される文章の一節です。川で溺れている人を助けた医師が、また別に助けを呼ぶ声を聞き、溺れた人を助けますが、次から次へと溺れた人の声が聞こえてきます。この上流に何があるのか、どうしたら溺れる人を少なくすることができるのかを考えるのが、私が今学んでいるPublic Healthです。

一人でも溺れる人を少なくするために

個人の健康の上流には、地域や社会があります。物理的な環境や、目に見えない人々の繋がりや、社会が作り上げたシステムなどが、複雑に絡みあって、私たちの健康に影響を与えています。

どうしたら一人でも溺れる人を少なくして、一人でも多くの人が健康で豊かに暮らせる社会を実現できるのか。世界中のリーダーが集まるこのハーバードで学ぶ中で、厚生労働省で働くということは、まさに誰もが求めるこの答えを見つけていくことであると再確認するとともに、その職員として、世界が注目する日本の未来をこの肩に背負って、一歩ずつ前に進んでいくことができることの幸せを、改めて感じています。