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Hib感染症
定期接種の導入により重篤なHib感染症が減っています。
Q&A
病気について
病気の概要
Hib感染症は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Haemophilus influenza type b)という細菌によって発生する病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で発生に注意が必要です。
主に気道の分泌物により感染を起こし、症状がないまま菌を保有(保菌)して日常生活を送っている子どもも多くいます。この菌が何らかのきっかけで進展すると、肺炎、敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎等の重篤な疾患を引き起こすことがあります。
Hib感染症の発生状況
Hib感染症の法律に基づく届出は2013年4月から開始されました。
それ以前の発生状況について国の統計はありませんが、Hib感染症の発生状況を調査した研究によると、2012年は髄膜炎等の重篤な感染症が10万人当たり1.5人程度みられ、患者数は徐々に減少していると報告されています。
Hib感染症にかかった場合
Hibの感染による重篤な疾患として、肺炎、髄膜炎、化膿性の関節炎などが挙げられ、これらを起こした者のうち3~6%が亡くなってしまうといわれています。また、特に髄膜炎の場合は、生存した子どもの20%に難聴などの後遺症を残すといわれています。
ワクチン接種の効果
ワクチン接種により、Hibが血液や髄液から検出されるような重篤なHib感染症にかかるリスクを95%以上減らすことができると報告されています。
標準的なワクチン接種スケジュール
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初回接種については生後2ヵ月以降(生後7ヵ月まで)の期間に接種を開始し、27~56日の間隔をおいて3回、追加接種については初回接種終了後に7ヵ月~13ヵ月後に1回の接種を行います。
※より詳しい情報については
http://idsc.nih.go.jp/vaccine/dschedule.html をご参照下さい。
定期の予防接種は、各市町村が実施主体となっていますので、お住まいの市町村での実施方法など、詳細については、市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。
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