グッドキャリアプロジェクトグッドキャリアプロジェクト

本サイトは厚生労働省の表彰事業「グッドキャリア企業アワード」を通じて、企業や働く方に自律的なキャリア形成について発信するためのサイトです。

ツールを使いこなして
自信と意欲がアップ

有限会社川原代自動車電機工業所(グッドキャリア企業アワード 2016 イノベーション賞)

星野一郎さん

星野 一郎さん

所属部署/
整備課
年  代/
20代
入  社/
2015年

自己紹介
日本自動車大学校を卒業後、中古車販売店勤務を経て転職入社しました。キャリアアップを支援する環境があると知ったのも、入社の決めたきっかけの一つです。スキルアップのための費用を会社が全額負担するという制度が整っており、社内の方々からも応援があったので、スキャンツール講習への参加と、大型自動車免許の取得が可能になりました。

トラブル診断や整備に役立つツールを詳しく学びたい

トラックの車検整備、突発的な車両故障のトラブル診断などをするにあたり、スキャンツールを使う場面が増えてきました。スキャンツールとは、自動車内のコンピュータと通信して電子制御状態を確認できる機器です。トラブル解析や整備に役立ち、とくに新しい車種については必要性が高まってきました。以前に勤務していた中古車販売店でも使ってはいたものの、本格的な勉強をしたことはなく、十分に活用できているという実感はありませんでした。社内にはスキャンツールの講習を受けた方がいて「講習を受ければちゃんとした使い方が学べるよ」と背中を押してくださり、費用も会社全額負担だと聞いたので、受講に踏みきることができました。

講習に参加して理解を深め、正しい手順をマスター

2016年2月、2017年2月と、スキャンツールの講習に参加しました。スキャンツールを使ってトラブルを診断したりデータのモニタリングをしたりするには、正しい手順を踏む必要があります。講習では、通信システムや制御についてしっかり理解するところからはじまり、ツールがもつ機能を十分に活用するための正しい手順をマスターすることができました。少し難しい内容だとは思いましたが、仕事を離れて講習に参加し、スキャンツールのマスターだけに集中して取り組むことで、機能や用途について以前よりも詳しい知識を得ることができ、理解が深まって「業務のなかでどのように役立てられるか」という見通しも得られました。

正確なトラブル診断に自信がつき、意欲もアップ

スキャンツールは車検整備の際にも役立ちますが、講習を受けることで大きく前進したのは車両故障のトラブル診断への対応です。スピードが求められ、スキャンツールを駆使する必要がある場面だからです。今は機能を十分に理解できたので利用の幅が広がり、正しい手順をマスターしたため、効率がアップしました。正確な診断にも自信がついてきたので、スキャンツールを使った診断を率先して担当するようになり、自分自身の成長を感じています。現場で経験を積み、さらにスキルアップしていくことが目標です。今後は正確でスピーディーなトラブル診断ができる整備担当として経験を積み、バックアップしてくれた会社に恩返ししたいです。

2016年 受賞企業社員紹介