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平成25年の見直し
平成23年12月に「牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価」を食品安全委員会に依頼し、平成24年10月及び平成25年5月の答申を踏まえ、対策の見直しを行いました。
見直しの内容
1)食品安全委員会からの1次答申(平成24年10月)を踏まえた見直し
国内措置の見直し
【平成25年4月1日から】
- 30か月齢以下であれば、扁桃・回腸遠位部以外は、食用として使用できる。
(新たに扁桃以外の頭部、脊柱、脊髄が利用可能になる。これらの部位を食用として使用する場合には、と畜場等において、 30か月齢以下と、30か月齢超の牛の分別管理や汚染防止を実施。) - BSE検査対象の月齢を、30か月齢超へ引き上げる。
【平成25年2月1日から】
- 脊柱のうち、リスクのない部位(骨の突起部分)で、食肉とともに販売されても問題ない範囲を拡大する。
輸入措置の見直し
【平成25年2月1日から】
- 従来から輸入が可能だった米国及びカナダに加え、フランス及びオランダからの輸入を再開する。
- 輸入できる対象(月齢制限)を、現行の20か月齢以下から、30か月齢以下に引き上げる。
(なお、30か月齢以下でも、扁桃・回腸遠位部、又はこれらの部位を含むものは輸入できない。)
2)食品安全委員会からの2次答申(平成25年5月)を踏まえた見直し
国内措置の見直し
【平成25年7月1日から】
- BSE検査の対象月齢を48か月齢超へ引き上げる。
説明会資料
安全性の評価
食品安全委員会は、今回の見直しを行った場合のリスクの差は、あったとしても非常に小さく、人への健康影響は無視できると評価しています。
その主な理由は次のようなものです。
- 日本や海外で、牛の脳や脊髄などの組織を家畜のえさに混ぜないといった規制(飼料規制)が行われた結果、世界中でBSEの発生は激減し、大きな効果がみられました。評価対象の5か国(日・米・加・仏・蘭)では、2004年9月以降に生まれた牛にBSE感染牛は確認されていません。
- 非定型BSEは、ほとんどは8歳を超える牛(6.3~18歳)で確認されています。日本で1例発見された、23か月齢の牛の非定型BSEには、感染性は認められませんでした。
- 英国で、1989年に脳、脊髄等の食品への使用を禁止した後、1990年以降の出生者にvCJD患者は確認されていません。
我が国のBSEステータス認定について
平成25年5月28日、国際獣疫事務局(OIE)総会において、我が国を「無視できるBSEリスク」の国に認定することが決定されました。
このページに関するお問い合わせ先
生活衛生・食品安全部監視安全課乳肉安全係
TEL:03-5253-1111(内線:2455,2476)