人と仕事との出会いで、成長を実感

一般職(労働行政)

雇用環境・均等局総務課
係長

平成14年入省

現在の業務内容

雇用環境・均等局は、女性の活躍推進や仕事と生活の両立支援、同一労働同一賃金、職場におけるハラスメント対策、等々の行政を担当しています。分野が幅広いだけでなく、新聞やニュースでも注目度が高いのが特徴です。

その中で総務課は、省内各局・各課との連絡調整だけでなく、現場である都道府県労働局との窓口にもなっており、扇の要のような役割を担っています。

仕事をする上で心がけていること

「課題の根っこを掴むこと」、「誰のために、どうあるべきなのか」の2つは、常に考えて仕事するようにしています。また、細かい部分ですが、メールの返事はできるだけ早めにするように心がけています。

これまでの仕事で心に残っているエピソード

以前「女性の活躍推進協議会」という、企業のトップが参集して女性活躍を議論する場がありました。当時私は担当係長で、その協議会の座長だった某大手企業の名誉会長さんに、女性活躍についてインタビューをする機会がありました。なぜ女性活躍に取り組んでこられたのか?との問いに一言、「それが自然だからですよ」と。

かっこいいなと思いました。この手の質問でよくあるのは、企業トップが女性活躍推進を明確に示すことが企業のイメージアップになり、ひいては優秀な人材の確保や業績の向上につながるから・・・といった回答が多いものですが、この方の簡潔明瞭な答えには目から鱗でした。今でこそ多くの企業で女性活躍に取り組んでいますが、当時はまだ一般的ではなく、ましてや昭和の時代から先駆的に取り組んでこられた方からその神髄を直接聞くことができたことは今でも忘れられません。

皆さんへのメッセージ

国の仕事の魅力といえば、ダイナミックさと、影響力の大きさでしょうか。自分の力量を超える仕事に直面したときは、くじけそうになることもありますが、周りの人と相談しながら進めていけば、必ず出口はあるもの。私自身、素晴らしい上司や先輩たちの一流の仕事ぶりに助けられて、なんとかやってきました。

また、どこの組織でも同じだと思いますが、「こんなことをするために厚労省に入ったんじゃない!」と思うような仕事にも、1つや2つ必ず直面するものです。でも、振り返ってみれば当時経験した仕事が、その後の自分の糧になっていることに気がつくものです。まさに人と仕事との出会いの積み重ねが、人間を強くするんだなと実感しています。みなさんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。