「働くこと」を支えるしごと

一般職(労働行政)

人材開発統括官付若年者・キャリア形成支援担当参事官室
係長

平成22年入省

現在の業務内容

若年層の失業率は全年齢と比べて高いものの着実に低下しており、また、新規学卒者の就職率も高水準を保っています。

一方で、コミュニケーション等に課題を抱える等の理由で内定をなかなか得られない方や、就職後、早い段階で離職してしまった方も一定数存在しています。また、フリーター数は143万人となっており、減少傾向にあるものの、非正規雇用に就いた理由として「正規の職員・従業員の仕事がないから」と回答されている方の割合が、若年層では他の年齢に比べて高くなっています。

厚生労働省においては、わが国の将来を担う若年者の方が、安心・納得して働き、意欲や能力を発揮することができるよう、様々な施策を推進しています。

私は企画係として、様々な作業依頼(国会の質疑資料や閣議決定文書の作成・確認など・・)について、室内の各係に依頼をし、とりまとめを担当しています。それぞれの係の担当業務を理解した上で、担当係がスムーズに作業ができるよう下準備や調整をする仕事がメインです。

職場の雰囲気、仕事をする上で心がけていること

特に企画係は他の係に相談をしたり、仕事をお願いすることも多いのですが、職場の雰囲気が良いので、とても仕事がしやすいです。職場の雰囲気が良いと、仕事もはかどりますし、仕事へのやる気も出ます!

時には、翌日の国会対応のため、深夜残業になることもありますが、そういった場合には、インターバルをあけて出勤するようにしています。また、係内で役割分担をする、国会当番は輪番制にするなど、残業を減らせるよう工夫しています。

最も印象深い業務

前の部署となりますが、外国人技能実習機構という民間の法人に出向していた時の経験です。ちょうど機構が新しく設立したタイミングだったので、全てが手探りの状態でしたが、その分、とても良い経験になりました。

この機構では、法務省からの出向者や契約職員として雇用された方も同じ部署で上司、部下として働いています。様々な経歴の方と一緒に仕事ができたことも、学ぶことが多く、楽しい経験でした。

皆さんへのメッセージ

みなさんにとって「働くこと」とは、何でしょうか。ある人にとっては「生きがい」「自分の一番好きなこと」であったり、ある人にとっては「収入を得るためのもの」であったり、人それぞれの答えがあると思います。

ですが、多くの人が「働くこと」に人生の多くの時間を費やします。「働くこと」は私達の社会的役割を果たすための重要な手段の一つです。

地方研修の際に、ハローワークの窓口業務を経験し、「働くこと」を支える仕事の素晴らしさを肌で感じることが出来ました。

今、「働くこと」の答えが明確に分からなくとも、誰かの役に立ちたいという気持ちが大切だと思います。一緒に厚生労働省で「働くこと」への支援をしませんか。