働く人のために働くということ

一般職(労働行政)

労働基準局安全衛生部計画課機構・団体管理室
係長

平成15年入省

現在の業務内容

私が所属する安全衛生部では、働く方々が安全で健康に働くことができる職場づくりに取り組んでいます。国は、労働災害防止のために様々な施策を実施していますが、国からの一方的な働きかけだけでは、その効果は必ずしも十分ではありません。働く方の安全衛生について直接の責任を持つ事業主の自主的な労働災害防止活動と国の施策とが、いわば車の両輪として機能することが労働災害防止に向けた大きな力となります。私は、そうした事業主の自主的な労働災害防止活動を推進する団体に対する指導や予算的な支援を行う業務を担当しています。

職場の雰囲気

私の職場には、職場における安全衛生に関する施策を企画、立案するため、事務系・技術系の総合職のほか、医師、薬剤師、看護師など、様々な専門知識や資格を持った職種の職員が入り交じって所属しています。さながら「職種のるつぼ」の様相です。このように異なる職種の職員が様々な見地から、働く方々の安全や健康を守りたいというひとつの願いの下、ざっくばらんに意見を交わすことのできる風通しのよい職場です。事務官の私にとって、自分に不足している専門知識や経験に触れることができるのは、見識を広める上で大変有意義なことだと感じています。

仕事のやりがい

私は、誰かの役に立ちたい、働く方々が少しでも働きやすい環境づくりのお手伝いがしたいと思い、厚生労働省で働くことを選びました。厚生労働省の仕事は、特に国民生活に密着したものですが、本省で働いていると、出先機関の窓口ほどには働く方々の役に立っているとの実感が得にくかったことも事実です。しかし、労働基準監督署で勤務した経験を通じ、本省の業務もどこかで現場とつながっているということを実感することができました。今では、どのような業務であったとしても、回り回って国民の生活につながり、これを支える大事な仕事だとの矜恃を持って業務に向き合っています。

皆さんへのメッセージ

この記事をご覧になっている皆さんは、労働行政に少なからず興味、関心を持っていただけているものと思います。労働行政は、「働く」という国民生活を支える最も重要な基盤のひとつに深く関わっています。それだけに責任も大きいですが、やりがいが感じられる仕事だと思います。私を含め、多くの仲間が、皆さんが労働行政の扉を叩いてくれることを待っています。

まだ漠然としたイメージしか持てないかもしれません。疑問や不安に思うことがあったら迷わず採用担当まで連絡をください。みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。