出向で得られる経験と視点とは

一般職(厚生行政)

国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
開発振興部開発調整課
係長

平成19年入省

現在(出向先の業務内容)

私は現在、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所で、医薬品の開発支援に関する業務に携わっています。

行政による医薬品の開発支援は多岐に渡りますが、私が担当しているのは、医薬品を研究するバイオベンチャーや大学への出資と研究成果をスムーズに製品化するためにサポートする業務です。

出向先の業務を通じて感じたこと

バイオベンチャーや大学など医薬品開発の現場では、様々な試行錯誤を重ねながら少しずつ研究を進めています。
開発担当の方に話を伺うと、国の開発支援体制や医薬品行政について「こう変えてもらえると開発がより促進する。」「このような補助制度があると有難い。」といった、当事者だからこそ感じる要望を頻繁に聞きます。
こういった要望は、霞が関で仕事をしていると殆ど聞く機会はありません。

このように、主観的な視点では予想もしないようなことを見聞きすることにより、行政の在り方を多角的に見る目を養えることが、厚生労働省から他の機関へ出向する最大のメリットだと感じています。

皆さまへのメッセージ

厚生労働省の看板を背負って働く。それは大きな責任と権限を負うことです。同時に国民の皆様の大きな期待を背負います。

当然プレッシャーも大きいですが、その分仕事のやりがいは保証します。

「日本の未来を創るダイナミックな仕事がしたい!」そんな熱い志を持った方は、是非厚生労働省職員として社会人のキャリアをスタートしてみてはいかがでしょうか。