更なる国際間交流の促進について

一般職(厚生行政)

年金局国際年金課
係員

平成28年入省

現在所属している課について

私が所属している国際年金課は、主に社会保障協定の締結・実施に関する業務を行っています。
社会保障協定とは、グローバル化している社会における国際的な人的交流と経済交流の促進を目的とした二国間の協定です。

社会保障協定を締結することによる効果の一つとして、海外に転勤した方の滞在する期間に応じて、働いている国か自国のどちらか一方の国の年金保険料だけを納めればよいことになり、海外に転勤した方の大きな問題である年金保険料の二重負担が解消されるようになります。

私の業務内容について

私の主な業務は、社会保障協定を実施するために必要な両国間での事務手続きや様式についての調整を行うことです。調整を行うために、相手国の担当者と対面で協議することもありますが、その際には、協議を円滑に進めていくための対処方針を事前に作成します。特に自分が担当している国との協議の場合には、主担当として対処方針の作成作業を進めていく必要があります。

対処方針は、上司だけではなく、実際に事務を行っている日本年金機構やその他関係省庁に対しても確認を行う必要があるため、完成までには大変な時間と労力を要します。

一方、実際に協議の場で相手国が日本側の提案を受け入れた時には、作成した対処方針が役に立ったと、とてもやりがいを感じます。また、協議の現場では対処方針上には書き表せない上司の交渉術を目の前で見ることができ、とても勉強になります。

皆さんへのメッセージ

厚生行政は、多岐にわたって国民に対して大きな影響を与える分野であり、携わっている業務がメディアで取り上げられるたびにそれを実感しています。

仕事をしていて大きな責任を感じるときもありますが、厚生労働省の職員としてのやりがいや達成感は、他の職場では味わえないと思います。
少しでも厚生行政に興味を持っていただけたのであれば、まずは気軽に厚生労働省の業務説明会に参加していただければと思います。

皆さんと一緒に働ける日が来ることを楽しみにしています。