国民生活を根幹から支える

一般職(厚生行政)

大臣官房会計課管理室
係員

平成30年入省

現在所属している部局の業務内容

大臣官房会計課では、職員一人ひとりがしっかりと働くことができるよう福利厚生等の拡充、地方公共団体等に資金を交付する際の書類の審査、前年度予算の監査、各部局の予算の編成や執行に携わります。

現在の業務と印象深かった業務

現在、私は複数の部局の予算の執行を担当しており、政策を効果的に施行するために、適切な時期に適切な金額が使われているかを管理しています。予算を効率的に執行するためには、予算の使途目的(各部局の政策)を把握する必要があるので、部局の政策についても日々勉強しています。

印象深い業務は、予算書作成です。
私の席では、「丁号 国庫債務負担行為」を作成しています。国庫債務負担行為とは、簡単にいうと「複数年契約」のことをいいます。令和元年10月の消費税率引上げにより、令和元年度以降の金額を見直す必要が生じました。そのため、各事項の各年度の消費税率や金額を入念に調べ、場合によっては国税庁等にも照会をかけ、予算書を作成しました。

消費増税という歴史的出来事の際に、前例のない業務(年度の途中での引上げは初)に1年目で携われたことは、非常に感慨深いです。また、自分の作業が、前例として今後の参考になると思うと、やりきったという感情が湧き、自信にもなりました。

政策は予算があって初めて施行できます。会計課は、予算という観点から各部局の様々な政策の施行を手助けすることで、厚生労働省全体を見て、様々な部局の政策・課題・方針を知ることができる唯一の部署です。

厚生労働省を目指す皆さんへ

厚生労働省の業務は、「ゆりかごから墓場まで」と称されるように、すべてが国民一人ひとりの生活に直結するものであり、刻一刻と変化する現代社会においては、確かなニーズを把握し、それを速やかに行政に反映していくことが大切です。社会に貢献したいといった思いをお持ちの方は、ぜひ厚生労働省の門をたたいてください。厚生行政を通じて、よりよい社会を一緒に作っていきましょう。

最後になりましたが、公務員試験の勉強は大変で、苦しい時期が続きますが、体調に気を付けつつ、最後まで諦めずに努力を続けてください。みなさんとこの職場で一緒に働ける日がくることを楽しみにしています。