「160兆円」で世界とつながる厚生労働省

総合職(事務系)

ジェトロ・ニューヨーク事務所
年金福祉部長

平成10年入省

新鮮で刺激的な仕事

160兆円。何の数字か分かりますか?これは年金保険料による積立金の総額です。将来の年金になるこの大切なお金を、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が運用しています。GPIFは全体の約半分を外国資産に投資し、5000超の企業株式を保有する世界最大の年金基金としてポケモンやマリオくらい有名な投資家で、その動向は金融都市ニューヨークの関心の的です。私はGPIFの代理として投資動向のリサーチやネットワーク作りをしており、ウォール街との接触は新鮮で刺激的です。

世界の変化とともに

世界は絶えず変化し、その全てがマーケットを通じて運用に影響します。GPIFは米国経済、大統領選挙、貿易紛争、中東問題、感染症など世界情勢と無関係ではいられません。さらに近年は、国連が提唱する環境(E)やダイバーシティ(G)への配慮、コーポレートガバナンス(G)改革を応援するESG投資に積極的に取り組み、世界の投資家をリードする側にも立っています。環境問題など地球規模のテーマを前にして、厚生労働行政が運用を通じて世界とつながっていることを肌身で実感しています。