生まれたからには幸せに

総合職(事務系)
(自治体出向)鳥取県子ども家庭部参事監 兼 子育て王国課長
平成26年
地域の魅力・強みを生かす
鳥取県は、人口最少県ならではの現場との近さと機動力を武器に様々なこども・子育て施策を展開しています。少子化や保育士確保は本県でも大きな課題であり、関係団体や市町村と意見を交わしながら対策を考えているほか、最近では、県内子育て施策の効果的な情報発信にも力を入れようとしています。
職員との日々の会話や庁舎を飛び出して出かけていく中で、地域の魅力的な人・場所・活動を知ることができるのが自治体出向の魅力です。こどもの預け先ひとつにしても、ニーズや各事業者の強みに応じて多様なスタイルがあり、地元のこどもや保護者のために取り組まれている多くの方々によって地域の基盤が維持されていることを実感します。そうした取組を後押しし、さらに発展的な動きに繋がるような事業を立案することが県の仕事の一つです。
印象深い仕事から考える国の役割
地域資源や各地方の特色に応じた施策も重要であると同時に、住んでいる場所にかかわらず、全ての人は個人として尊重され、尊厳をもって生きていける社会であるべきだと思います。県内で自死を図ったこどもに係る事案検証では、児童相談所のケース記録を直接読み、関係者から話を伺いました。データ上の数字ではなく現場の生の声から「どうしたらよかったのか」を考えさせられた経験は、今後も忘れられないと思います。
また、生成AIによる実在するこどもの性被害について条例改正を行った際は、県外からの反響も大きく、対策の必要性について真剣に国への要望も行いました。
総じて、現場から学びながら、大事なものや社会経済の変化を見極め、適切な課題設定と制度としての方向性の提示を行っていくことが国の役割として期待されていると思います。
子ども分野も含め、厚生労働省では、幅広い業務を通じて人々の多様な生き方に心を寄せ、同時に、冷静な視点で事に当たっていくことが求められます。そういうところにやりがいを感じています。
