厚生労働省という職場について思うこと

総合職(事務系)

老健局認知症施策・地域介護推進課 
課長

平成13年

頼もしい若者たちとともに

「医療系ベンチャー企業に出向してキャリアの幅を広げたい」「生活困窮者支援のNPO法人などの現場に行き、これまでの経験が通用するか試したい」「新型コロナ発生という国家の一大事を前に、対策の中核を担う部局で仕事がしたい」。数年前、私は、人事企画官として、400人を超える若手職員の調書に目を通し、面談を重ねながら、日々の仕事をする傍らで自らのキャリアや成長、希望に向き合う若手職員たちをとても頼もしく感じ、いつ自分たちの世代が引退しても厚生労働省は大丈夫だなと感じたことを覚えています。私にとっては若手職員のひとりでも職員にとっては自分の人生そのものです。400対1ではなく1対1の関係になるよう心がけながら人事の仕事をしていました。

直面する様々な課題への挑戦

いま私が担当している介護分野では、少子高齢化が進展する中、高齢者を含め人口減少が進む過疎地域などでいかにサービスを維持していくか、現役世代の負担に限界がある中、制度の持続可能性をいかに維持していくかといったこと等が課題となっています。介護分野に限らず、厚生労働行政は、国民の生活に深く関わる分、様々な意見があり、簡単に答えが出せるものばかりではありません。多くの関係者を巻き込みながら、納得のいく答えを導き出すための作業が続けられています。私も、国民全体の暮らしが少しでも良くなるように、どうして相手がこだわっているのか相手の立場を想像しながら粘り強く意見調整にあたっています。

一騎当千×考えたもの勝ちの世界

私は、厚生労働省という職場は、一騎当千の職員たちによる、考えたもの勝ちの世界だと思っています。この原稿を目にしている皆さんは、長い学生生活を通じて、心と頭を鍛え上げてこられた方々だと思います。是非、皆さんの力をフル活用し、希望を叶え、キャリアを磨き続けていただきたいと思います。