心が通う障害者雇用を目指して

総合職(事務系)

職業安定局障害者雇用対策課 
課長補佐

平成26年

「私は反対だったけど、特別支援学校の先生に頼まれて仕方なく採用した」

こんな心ない言葉を、ある大手企業の障害者雇用担当者が、障害者の親に対して発したと聞いたのは、私が今の担当になる前の話です。この話を聞いたとき、障害者雇用のあり方を今一度考え直す必要があるとの想いを強くしたのを覚えています。

近年では雇用義務の達成企業も増え、雇用障害者数は過去最高となっています。これは喜ばしいことですが、障害者・企業双方にとって、ただ雇用されることがゴールであってはならないと思っています。障害者が職場でいかに活躍できるか、必要な配慮があるか、障害者が差別や偏見なく尊厳のある働き方ができるか ― こうした視点で見ると、現状の障害者雇用は道半ばだと思っています。障害者を支援し、そして企業の1人1人に向き合い、お互いに納得感を持って働ける、そんな職場を実現すべく、今日もあるべき障害者雇用の姿を模索しています。