一人ひとりの暮らしに寄り添う制度をつくる

総合職(事務系)

老健局振興課
課長補佐

平成19年入省

その人の普通の暮らしを取り戻す

「高齢化」が日本の構造的課題であると言われますが、大切な人と長く一緒にいられることは、シンプルにうれしいこと。そこに課題があり、個々人で対応が難しいなら、行政や制度の出番です。

幸い市町村の現場では、高齢で病気や孤立の問題が生じた時、行政と医療・介護の専門家、地域の人々が協力し、知恵と力を出し合う取組が始まっています。

その人の普通の暮らしを取り戻すために何ができるか。そんな思いを持ち寄ることで、諦めていた孫との外出が果たせたり、再び地域の人の輪の中心になれたという話も聞こえてきます。

制度と共に成長する

そして、創設20年を迎える介護保険制度も、巨大な財政の仕組みでありながら、このような取組を後押しし、豊かな地域をつくることで、一人ひとりの生き方に寄り添える制度へと成長しつつあります。

社会の変化にあわせ、制度も成長を求められる。自分も少しずつ経験を積みながら、培った力や人とのつながりを活かし、制度と共に歩んでいく日々に、やりがいは尽きません。