社内公募の積極的活用などキャリアオーナーシップを
キーワードとした主体的なキャリア形成支援
●キャリア形成支援の取組をして良かったこと
「手を挙げて挑戦する文化」が着実に根づいてきており、自律的に学び成長し続ける社員の姿を嬉しく思います。
●キャリア形成支援の取組で苦労したこと
社員の自律性が自然と醸成される仕掛けづくりと、支援だけでなく適正なチャレンジを行う姿勢を常に意識しています。
● 社内公募制度の拡大
社内の活性化と公平な「挑戦」への機会提供、そしてその意思表明の場として、2018年より採用オープンポジションを月次で社内共有し、社員からの応募を継続的に受け付けています。さらに2019年からは、管理職登用を原則公募制としました。
● 多彩な社員応募型研修を展開
2019年より手挙げ式の「社員応募型研修」を導入。動画学習や社外講座、オンラインキャリア研修など多様なニーズに応えるプログラムを提供しています。その1つが「越境学習」。ベンチャー企業の課題を解決する越境型の短期体験学習プログラムで、キャリア研修で醸成した意識を、行動変容につなげるための仕掛けとして導入しました。
● 頻度の高い 1on1実施とキャリア対話の促進
1on1を仕組化するだけでなく、時機を得たフィードバック・コーチング、キャリア対話実施のためのワークショップやオリジナルビデオを通じた啓発を行っています。
● キャリア・オーナーシップ、ラーニングオーナーシップの醸成
過去2年の社内公募数は、のべ230ポジション、応募者数188名。管理職登用やキャリアシフトの機会として社内公募が活用され、またその挑戦のために自発的な能力開発が行われるという好循環が生まれています。
● エンゲージメントの向上
定期実施しているエンゲージメントサーベイにおいて、社内のキャリア機会・支援満足度が大幅に上昇。「上司と頻繁にキャリアや能力開発について話し合えている」「仕事がキャリア目標達成に役立っている」と回答した社員が9割を超えています。
コロナ禍を経て、当社ではリモートワークを標準化するとともに、リモートとオンサイトを上手に活用するハイブリッドな働き方にシフトします。今後ますます多様化する社員ひとり一人の能力を最大化するだけでなく、さらにそれらを融合するための取組を推進していきます。
● インクルーシブカルチャーの醸成
● コミュニケーション・コラボレーションの促進
● セルフマネジメントの強化、マネジャーのスキル向上
会社の経営がどういうものか、経営者目線で見た時にどのように貢献すべきかに興味があり、社内公募を通じて4年前はエリアセールスマネジャーに、昨年は事業企画部営業戦略マネージャーに手を挙げました。
新しいことへのチャレンジは苦労も多いですが、自己成長を感じることができました。特に組織の中で自分がどのように貢献できているか、目の前の売上だけでない長期的・体系的目線で見られるようになってきた気がします。
「夢中は努力に勝る」という言葉がありますが、新しい取組創出する機会が多い仕事に携わっていることから、そのスキルを活かし、皆が楽しくて夢中になる仕事や組織を創出できる人になりたいと思います。
女性リーダー育成の社外活動に1年間参加する機会をもらいました。そこで社外の方々と交流することができ、多様なロールモデルを知ることで、自分らしいキャリアとは何かを深く考えるようになりました。
一番大きな変化はマインドセットです。「キャリアは会社から与えられるもの」との考えから、「自分自身で切り開くもの」と考えるようになりました。仕事を通して自分の人生、自己実現のために、主体的・能動的に行動したいです。
今年、社内公募制度により事業部門からITへ異動しました。他に類のない人事異動ではありますが、これまでの経験とスキルで新しいことへチャレンジし、自らを成長させるとともに、将来はロールモデルとしての存在になりたいと思います。