ホーム> 政策について> 分野別の政策一覧> 健康・医療> 食品> 食中毒> 自然毒のリスクプロファイル> 自然毒のリスクプロファイル:ドクヤマドリ(Boletus venenatus ) イグチ科ヤマドリタケ属

自然毒のリスクプロファイル:ドクヤマドリ(Boletus venenatus ) イグチ科ヤマドリタケ属

ドクヤマドリ(Boletus venenatus ) イグチ科ヤマドリタケ属

特徴 傘の大きさ 中型から大型
形と色 

傘 : 8 20cm程度で比較的大型で,まんじゅう型で黄褐色。

ひだ: やわい黄色から黄褐色で管孔によりスポンジ状に見える。傷つけると青く変色し,その後褐色となる。

柄 :黄褐色 
発生時期  夏から秋 
発生場所  エゾマツ,シラビソ,ウラジロモミなど1500m以上の亜高山帯針葉樹林の地上に発生する。富士山でよく見られる。 
その他   
間違いやすい食用キノコ 

ヤマドリタケモドキ 

症状  

食後2時間程度で嘔吐,下痢などの胃腸,消化器系の激しい中毒症状を示す。 

毒性成分  

マウス致死性のタンパク質ほか 

 

   

 1

(1)毒性成分

マウス致死性のタンパク質 

(2)食中毒の型  

(3) 中毒症状 嘔吐,下痢など消化器系の中毒症状 

 

(4)発症時間  
(1)発症事例
 
(症例1)

合計 7 回摂食した成人男性は, 7 回目の摂食後, 2 時間で激しい吐き気と下痢が現れ,夜まで続く。

吐き気は翌日おさまり,下痢は 4 日目まで続くも回復。

(2)患者数
※厚生労働省発表
 

ドクヤマドリ

/ 年度

発生件数

摂食者総数

患者数

死者数

2015

0

0

0

0

2014

0

0

0

0

2013

0

0

0

0

2012

0

0

0

0

2011

0

0

0

0

2010

0

0

0

0

2009

0

0

0

0

2008

0

0

0

0

2007

1

5

5

0

2006

0

0

0

0

2005

0

0

0

0

2004

1

16

8

0

2003

2

5

4

0

2002

1

6

5

0

2001

0

0

0

0

2000

0

0

0

0

(3)中毒対策  
(1)毒性成分の分析法 毒性物質が明らかでないため,分析法はなし
(1)諸外国での状況   

(1)その他の参考になる情報

 
間違いやすいキノコ  ヤマドリタケモドキ 
一般名   
学名 

Boletus reticulatus  

区別できる特徴   
引用・参考文献 1)

長沢栄史「フィールドベスト図鑑  14  日本の毒きのこ」   ( ) 学習研究社 

2)

編著者・奥沢康正、久世幸吾、奥沢淳治 「毒きのこ今昔-中毒症例を中心にして-」(株)思文閣出版

ホーム> 政策について> 分野別の政策一覧> 健康・医療> 食品> 食中毒> 自然毒のリスクプロファイル> 自然毒のリスクプロファイル:ドクヤマドリ(Boletus venenatus ) イグチ科ヤマドリタケ属

ページの先頭へ戻る