こころの専門家

こころのメンテの柱は
カウンセリング
 
カウンセリングを受けるメリット
 

こころのメンテの柱はカウンセリング

メンテの柱の1つはカウンセリングです。カウンセリングは「相談を受ける」という意味。医師は、患者の話に真剣に耳を傾け、問題を整理して、解決の道筋を探し出すサポートをします。患者に対して考え方が間違っていると批判したり、「こうしたほうがいい」などと押しつけることは決してありません。患者自身が自分の力で立ち直っていくきっかけをつくり、それがうまく進むようにサポートするのがカウンセリングなのです。

初診時はカウンセリングに時間がかかるので、予約制にしている医療機関が少なくありません。事前に電話で確かめたほうがいいでしょう。

医療機関では、必要に応じて薬も処方されます。こころの病気でよく使われるのは、抗うつ薬や抗不安薬です。抗うつ薬は気分の落ち込みをやわらげて、睡眠リズムを整え、よく眠れるようにする薬。のんですぐに気分がハイになるわけではなく、ごくゆっくりと効いてくる薬です。

抗不安薬は、不安や緊張が強すぎて、生活がままならなくなっている場合に出される薬。抗うつ薬に比べると比較的効き目が早く、のんですぐに気持ちが落ち着くという人もいます。

ドーパミンというホルモンに働きかける抗精神病薬と呼ばれる薬もあり、病状に応じて、広く使用されています。薬には副作用がつきものですが、まずは専門家である医師の指示どおりに服薬し、もしも気になる症状が出た場合はすぐに主治医に報告するようにしましょう。
【参照:カウンセリングを受けるメリット