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 皮膚科・基本治療科


 皮膚科・基本治療科は、火曜日・木曜日の診察を長尾榮治園長が担当し、月曜日・水曜日・金曜日の診察を皮膚科医長をしております私佐伯圭介が担当(火曜日・木曜日は国立善通寺病院の外来診察日の為不在)しております。
 2002年10月1日の医療法改正で6診療科(産婦・整形・皮膚・眼・放・麻酔)の専門医・認定医標榜が可能になりました。大島青松園も日本皮膚科学会認定皮膚科専門医常勤施設であることをこの場をお借りしてPRさせて頂きます。
 現在入園しておられる方々は全員、ハンセン病(以下本病と略す)が既に治癒しておられますが、 1.神経麻痺による手足の変形・運動障害や皮膚知覚低下による熱傷とその易感染性による潰瘍化、 2.本病による睾丸機能低下に加え高齢化でより重傷化する皮脂欠乏性湿疹、 3.昔治療であてた放射線や、後遺症性の脱毛で禿頭化して暴露した紫外線が原因で生じた前癌病変や皮膚癌、 4.本病や帯状ヘルペス(疱疹)が治癒した後に残った慢性神経痛、 5.表在知覚の低下がより難治にしている原因と思われる褥創等々、ハンセン病治癒後においても皮膚科対象疾患は非常に多岐にわたり、さらには主に職員等を対象とする一般診療においてもアトピー性皮膚炎、小児皮膚感染症、真菌症、慢性(難治性)蕁麻疹、尋常性乾癬、膠原病、皮膚腫瘍等から果ては診察室で行う陥入爪の小手術まで、島の療養所とはいえ当園皮膚科の守備範囲は結構広いと自負しています。
 皮膚科の機器も真菌検鏡用顕微鏡は勿論、I..外来手術ユニット、II..紫外線発生装置、III..イオントフォレーシス(電気治療)器、IV.近赤外線発生装置を有し、日本皮膚科学会標準レベルの診療が可能です。
 課題は院外処方箋の発行が出来ないことですが、一日でも早い導入を期待しています。
 これからは皮膚科診療を大島のみに閉じこめず、地元庵治町をはじめ町外の方々にも受診して頂ける皮膚科を目指し一層努力して参る所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。
 <業績>(H5.4.1〜H15.6.30の佐伯発表数。( )内の数字はそのうち共同演者・著書にての発表数)
    発表数 : 65(18)題
    著書数 : 16(6)編

文責・佐伯圭介