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医療安全管理室

● ・情報の収集と分析  ・医療安全に対する体制作り  ・職員教育


● 構成スタッフ

◆ 医療安全管理室長       :副園長

◆ 医療安全管理者        :看護師長1名(専任)

主な活動内容

◆ 園内における入所者・職員の安全確保と事故防止を推進する。
  1. 医療安全管理委員会
    • △医療事故の分析調査、安全管理の検討・審議の役割
  2. 医療安全推進担当者部会
    • △各職場における医療事故防止、安全管理に関する意識の向上
      △インシデント報告の内容分析
      △事故防止策・安全対策に関する事項の各職場への周知徹底
  3. その他、医療安全対策の推進に関すること
    • △園内研修会の実施
      △各部署をラウンドし現場での指導
      △マニュアル作成や改訂
      △インシデント報告書の内容を共有し分析すること中心に活動

活動の特徴

◆ 入所者が安全で、充実した療養生活を送ることができ、職員にとっても安全で働き甲斐のある職場環境を整備することを目標としています。ハンセン病後遺症による末梢神経麻痺のある入所者に、さらに加齢が加わり、インシデント報告の約半数を転倒・転落が占めています。転倒・転落による骨折予防に対しては、医療安全担当者部会の中の小グループ活動として組織横断的な活動を行っています。医療安全管理者は、職種の壁を越えた活動を円滑の行うために、他部署へも積極的に働きかけを行っています。

アピールポイント

◆入所者の高齢化と、少しでも長く居室で生活をしたいという望みをかなえるために、BLS研修・誤嚥時対応研修・緊急用搬送用具の使用方法等の研修に全職員で真剣に取り組んでいます。      
◆緊急時のシミュレーションでは、園内緊急搬送用車両も出動し、本番さながらに動く事で、いざという時への対応についての学びがありました。
 毎年、医療安全週間の取り組みや、医療安全取り組み発表会を開催し、自部署の取り組みの発信と、他部署の取り組み内容を共有する機会にしています。医療安全取り組み発表では、優秀部署の表彰もあり、職員のモチベーションアップにもつながっています。
 
  搬送訓練
搬送訓練
  研修風景
          研修風景

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感染管理室

● 入所者および職員を感染症から守るために、感染対策委員会および感染対策チーム(ICT:infection control team)が連携をとり、実践的な活動を行っています


● 構成スタッフ

◆ 感染管理室長   :青木 美憲

◆ 感染管理認定看護師:小野田 佳代子

主な活動内容

◆ 施設の特徴として、入所者は高齢化により免疫力が低下している状況であり、入所者と直接接する職員が多いことなどから感染リスクが高い環境にあります。したがって、入所者および職員を感染症から守るため、感染対策委員会とICT委員会が連携して活動を行っています。
  1. 感染対策委員会
    • 1) 感染防止のための調査研究および感染防止対策の立案、指示指導
      2) 感染防止対策上必要な情報の伝達、教育

      3) 感染対策チーム(ICT:infection control team)の支援

  2. ICT委員会
    • 1) 細菌検査室および各部署より報告される院内感染情報の把握と分析
      2) 定期的な園内のラウンドによる監視・指導を行い、感染防止対策の普及と推進
      3) 感染防止対策の評価
      4) 職員、入所者の教育・指導
      5) 園内感染対策マニュアルの作成と定期的な改訂
      6) アウトブレイク発生時の対応

活動の特徴

◆ 中心となり感染防止活動を行っているのはICTで、多職種で構成されているメンバーの専門性を活かして、「感染症を持ち込まない・広げない」を目標に組織横断的に活動を行っています。具体的な活動内容は、園内ラウンドによる指導、園内研修会の企画・実施、抗菌薬適正使用の推進、ICTニュースの作成・配布、園内放送による情報提供、マニュアルの作成・改訂、環境調査などを行っています。

アピールポイント

◆ 感染防止対策の普及と推進のため、入所者へは時季に応じた園内放送の実施、園内誌への掲載などにより情報提供や注意喚起をしています。職員へは、ICTニュースや掲示板を活用して情報提供や注意喚起を行い、園内ラウンドや園内研修会の開催などで直接指導や教育を行っています。


◆園内の研修会では、参加者が「楽しく学べる」「すぐに実践に活かせる」「職場だけでなく家庭でも活かせる」をモットーに、ICTメンバーで工夫を凝らして企画しています。
○×クイズ、間違い探し、グループ討議、演習などを取り入れ、参加型の研修会にしています。嘔吐物の処理・清掃の仕方・オムツ交換などは、演習による体験学習で正しい方法が習得できるように工夫をしています。全体研修会の時間に参加できない部署や委託清掃業者などへは出張で研修会を実施し、多くの職員が参加できる工夫もしています。
研修風景その1 研修風景その2

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人生サポートチーム:EOL(エンド・オブ・ライフケアチーム)

● 職員が入所者一人ひとりの人生に寄り添い、「その人らしく」生きられるよう最善の支援を行う活動をする


● 構成スタッフ

◆ 人生サポート管理室長:副園長

◆ 副室長       :担当看護師長
             担当MSW

◆ チームメンバー   :医局・薬剤科・栄養管理室・理学療法科・会計課・福祉課・
             副看護課長・認知症看護認定看護師・看護単位看護師  各1名

主な活動内容

◆ 入所者の過去・現在・未来への思いを知り、「その人らしさ」を支援する。
  1. 入所者の今までの人生に寄り添い、「その人らしさ」考える。(入所者と共に)「人生サポートシート」による入所者一人ひとりの情報収集を行い、情報の整理をする。
  2. 現在の意思を確認し、QOLを最大限に保ち、残された時間を有意義に過ごせる支援をする。入所者の思いより出てくる「願い」を検討・支援する。(支援カンファレンス)
  3. 終末期の医療についての意思決定の支援をする。(支える人と共に)
    治療の選択、苦痛、症状のマネジメントに関わり支援する。(支える人と共に)
  4. 入所者の情報を整理して、「宝物」を継承できる形とする。

活動の特徴

◆ 各看護単位のチームメンバーが主体となり、入所者一人ひとりの思いを聴き取り、「その人らしさ」とは何か入所者と共に考えています。入所者の気持ちを大切にし、職種を超えて関連部署でのカンファレンスによる検討を行い、できるだけ実現できるよう支援を行っています。
 園長による入所者の思いを語っていただく入所者全員のラウンドを行い、終末期医療に対する思いも聞いて、意思決定支援に繋げています。

アピールポイント

◆   入所者は超高齢であり、ハンセン病による重複障害のため行動もかなりの制限があります。
  終末期に向かう入所者の残された時間を有意義で、尊厳のあるものとできるよう園を挙げて支援しています。
   ハンセン病という病だけでなく、誤った隔離政策や差別など戦い乗り越えて人生を全うする入所者の方々に「生きてきて良かった」「自らの生には意味があった」と実感していただくために、全ての職員は入所者と共に歩み、その支援を行います。
   『遠く離れてしまった家族に会っておきたい』『どうしてもやっておきたいことがある』など、入所者の人生に大きな意味を持つ様々な『願い』を聞き、すべてではなくても、何とかして叶えたいと考えてチーム活動を行っています。
さつまいも収穫
   さつまいも収穫
  回転ずし
   回転ずし
  メイクアップ
   メイクアップ

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栄養サポート・創傷対策委員会

● 構成スタッフ

◆ 医 師

◆ 看護師

◆ 栄養士・調理師

◆ 薬剤師

◆ 臨床検査技師

◆ 言語聴覚士

◆ 理学療法士

活動・業務内容

◆ 入所者が、適切な栄養サポートを受け、創傷(褥瘡)のない生活を送れるようサポートすることを目的として活動しています。
  1. 毎年実施する健康診断結果から栄養状態を評価し、サポートが必要な入所者のリストアップをしています。
  2. 適切な栄養管理の検討・指導・提言・評価を行います。
  3. 褥瘡発生リスク評価から褥瘡発生のリスクが高い入所者をリストアップし、予防方法の検討・提言をしています。
  4. 褥瘡発生症例は、栄養状態も併せて評価し、適正な治療を推奨しています。
  5. 当園の独自の褥瘡発生リスク表を作成し、毎年の入所者の不自由度調査にて、リスクを5段階に評価します。
  6. 委員会では、栄養・褥瘡に関する勉強会を開催し、新しい知識・技術を現場に紹介できるよう努めています。

アピールポイント

◆ 入所者の高齢化に伴い、サポートが必要な方も増えています。
多職種によるチーム編成により、摂食嚥下の評価、栄養補助食品や摂食回復支援食の導入、創傷治癒に向けた対応を提案し、入所者お一人おひとりの生活に合わせた支援方法を提案しています。

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摂食・嚥下サポートチーム: SST (摂食・嚥下障害対策委員会)

● 摂食・嚥下障害に関する対応,定例委員会開催(月1回),園内研修会開催(年3回)


● 構成スタッフ

◆ 歯科医師

◆ 認定看護師

◆ 栄養士

◆ 歯科衛生士

◆ 作業療法士

◆ 耳鼻咽喉科医師

◆ 言語聴覚士

◆ 調理師

◆ 放射線技師

◆ 内科医師

◆ 薬剤師

◆ 看護師

◆ 理学療法士

主な活動内容

◆ 医師,歯科医師,認定看護師,言語聴覚士,管理栄養士を中心とした多職種のチームワークにより,摂食・嚥下障害や口腔衛生に関するに関する相談・依頼への対応を行っています。特に問題の早期発見と報告・対応・情報共有、さらには経過観察のシステムを構築しています。
  1. 問題への対応: 各部署に委員を配置し,入所者全体の摂食・嚥下障害や口腔衛生に関する問題把握・評価,問題への対応を行っています
  2. 教育活動: 全職員を対象とした園内研修会を年3回程度開催し,摂食・嚥下に関する理解と知識を深める活動を医療スタッフ全員で行っています。
  3. 研究活動: SSTの取り組みおよび関連する研究の成果を学会・研究会で発表しています。

チームの役割

◆ 入所者の平均年齢が83歳を超え、要介護者も多いことから,以下を目標に活動しています。
  1. 摂食・嚥下および口腔衛生の管理と,誤嚥性肺炎の予防
  2. 摂食・嚥下障害のある者に対する安全な喫食の支援および口腔ケアサービスの提供
  3. 活動の成果を広く発表し,要介護高齢者の摂食・嚥下医療について社会に啓発

アピールポイント

◆ 当チームは,SST (Swallowing Support Team) と称して、摂食・嚥下や口腔衛生に関わる専門職種が集結し活動しています。耳鼻咽喉科医師,内科医師,歯科医師とともに,岡山県下でも数少ない摂食・嚥下障害看護認定看護師,言語聴覚士,管理栄養士などの専門スタッフが中心となり、部門横断的な活動を展開しています。
定例委員会   嚥下精密検査   園内研修会
◆定例委員会   ◆嚥下精密検査   ◆園内研修会
委員会は11職種19名で構成されている。
月1回の定例委員会開催と日常的に各部署での活動を行う。
会議内容は勉強会,活動報告,事例検討,SST活動に関する審議等
  スクリーニング検査結果から,必要と思われる患者に対しては,精密検査を行う。
写真は嚥下内視鏡検査(VE検査)風景患者の担当看護師立会いの下,SSTのメンバーが行う。
  医療スタッフ対象の園内研修会は,年3回開催している。
摂食・嚥下,喫食支援,口腔ケアの3つのテーマで講演と演習を行う。
写真は講演風景

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