卒業生&支援者の想い
解雇を乗り越え再出発 ─
解雇を乗り越え再出発 ─
支援で掴んだ正社員の道
卒業生N.Sさん(仮名)の場合
ハローワークを利用47歳 女性
【相談のきっかけ】
これまで正社員で働く機会に恵まれず、就職氷河期世代支援窓口を利用し正社員として採用されたが、試用期間の終了とともに解雇となり再支援となった。
【支援にあたっての課題】
母子家庭の母でもあり、仕事探しの条件としては収入を重視、本人の解雇に対する気持ちの傾聴、寄り添った支援を続けた。
【支援内容】
本人の状況を踏まえた丁寧な支援を実施。
- 1
一度解雇になったことへの本人の気持ちを含め、担当者が本人の気持ちに寄り添った丁寧な相談を行った。
- 2
信頼関係が構築でき、正社員就職に対する強い想いや、これまでの経験から考える自分の特性について一緒に振り返りの作業ができた。
本人の自己分析に役立った。 - 3
事業所に対しては、相談時に本人から聞き取りした、「正社員就職に向けた意気込み」や「努力を重ねて頑張り続けられる特性」について説明した。
【結果】
再度正社員求人に応募、食品販売業の一般事務員として採用となった。
就職後の様子
就職後も、ハローワークから就職先事業所及び本人に聞き取りを実施。問題なく仕事に励んでいるとのこと。
【就職支援のポイント】
支援対象者の正社員就職への思いや、これまでの経験の振り返りによる自己理解を深めるための働きかけ、就職事業所への定期的な連絡など支援対象者・就職先事業所双方に寄り添った丁寧な対応を実施することで、両者とハローワークの間で良好な信頼関係を構築できました。
それにより、就職後もハローワークからのフォローアップを行うきっかけを作ることができたため、支援対象者の職場定着につながったと考えられます。