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保育士の働く環境は?3つの改善

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いま、保育士の働く環境や、保育士を目指す方の学びの場への支援が手厚くなっています。厚生労働省が始めている「3つの改善」によるサポート体制をご紹介します。

給与の改善(民間保育園)

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保育士は子どもたちの命を守る大事なお仕事です。また、国家資格を必要とする専門性の高い職種。その重要性が改めて見直され、保育士の給与の見直しを行っています。

具体的には、平成25年度以降、ひとりあたり約14%(月額約4万4千円)の給与改善を行っています。加えて、個人の技能や経験に応じて、月に最大4万円給与が上がっています。さらに、令和4年2月から収入を3%程度(月額9,000円)引き上げるための措置もとられています。

こうした取り組みにより、保育士として働く方の待遇をより良くしていくことを目指しています。

働く環境の改善

働く環境の改善

保育士の仕事は、子どもに直接関わりその発達をサポートしたり、促したりする以外にも「書類の作成」「会議への参加」「保育に関するリスト管理」など多岐にわたります。

そんな保育士の業務負担を軽減するため、働く環境の改善を2つの面から行っています。

一つは「保育補助者」という保育士のサポート役を保育園に採用する体制を応援すること。これまで1人が担当していた業務を、複数人で分担できるようになります。

もう一つは ICT(情報通信技術)の活用によって書類作成などの事務作業を効率的にすること。

このように1人あたりの仕事の負担を減らすことで、保育士がやりがいを持って長く働ける環境づくりを目指しています。また、保育士が保育に専念できるようにすることは、保育の質の向上にもつながります。

学生への就学資金を支援

学生への就学資金を支援

厚生労働省では、都道府県等を通じて将来保育士を目指す学生向けの支援も行っています。

保育士養成施設(※2)に通う方は、就学資金として月額5万円(最大120万円)を都道府県から借りることができます。そして卒業後、資金のサポートを受けた都道府県にある保育所等で5年間勤務すると、返済が免除されます。

この取り組みにより、学生のみなさんが安心して学業に専念できる環境を整えることを目指しています。

※ 2卒業時に保育士資格を取得できる学校

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