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自然毒のリスクプロファイル:高等植物:ジギタリス 概要版
高等植物:ジギタリス
概要版
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和名(科名) | ジギタリス ( ゴマノハグサ科) | |||||
別名 | キツネノテブクロ、フォックス・グローブ | |||||
英名 | Fox glove | |||||
茎高 | 60 ~ 180 cm | |||||
特徴 | 2 年生または多年生の草本で、地上部には軟毛があり、5~7月に直立した茎の先端に紫紅色から白、ピンクなどの鐘状の花を総状に付ける。花色は多様で、内側には、斑点が見られる。茎生葉は互生で、根出葉は叢生となる。葉身は卵状の長楕円形で、根出葉や茎下部の葉は有柄であるが、上部の葉は小さく無柄となる。分枝はなく、1年目はロゼット様の葉を付けるのみである。また、ジギトキシン、ジゴキシンなどの強心配糖体原料としてきたが、最近では化学的に合成されようになった。葉がムラサキ科のコンフリー (ヒレハリソウ、シンフィツム)と似ているため誤食され、死亡事故もある。なお、コンフリーは以前、食用とされてきたが、過剰に摂取すると肝障害を引き起こすピロリジジンアルカロイドを含むことがわかり、厚生労働省から摂食しないよう注意勧告が出ている。ジギタリスは苦い。誤食すると、胃腸障害、おう吐、下痢、不整脈、頭痛、めまい、重症になると心臓機能が停止して死亡することがある。毒性が強く現在では民間薬として用いない。花が美しいため欧米諸国では花壇に植栽されることが多い。 | |||||
有毒成分 | 強心配糖体(ジゴキシン、ジギトキシン など ) | |||||
分布 | ヨーロッパ原産。わが国でも 観賞用に栽培され、一部は野生化している。 |
毒性
部位 | 茎・葉 | 花 | 地下部 |
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毒性 | 強毒 | 不明 | 不明 |
食用の可否 | × | × | × |
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