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こころのメンテの柱はカウンセリング

メンテの柱の1つはカウンセリングです。カウンセリングは「相談を受ける」という意味。スクールカウンセラーや、保健所や精神保健福祉センターにいる専門家もカウンセリングを行いますが、病院では普通、医師が担当します。

医師は、あなたの話に真剣に耳を傾け、問題を整理して、解決の道筋を探しだすサポートをしてくれます。あなたの考え方が間違っていると批判したり、「こうしたほうがいい」などと押しつけることは決してありません。主役はあくまでもあなた。あなたが自分の力で立ち直っていくきっかけづくりを手伝い、そして、それがうまく進むようにサポートしてくれるのがカウンセリングなのです。

クリニックや病院ではこのほか、必要に応じて薬も処方されます。こころの病気でよく使われるのは、抗うつ薬と抗不安薬。抗うつ薬は気分の落ち込みをやわらげて、睡眠リズムを整え、よく眠れるようにする薬。のんですぐに落ち込んだ気分がハイになるわけではなく、ごくゆっくりと効いてくる薬です。

一方、抗不安薬は、不安や緊張が強すぎて、生活がままならなくなっている場合に出される薬。抗うつ薬に比べると比較的効き目が早く、のんですぐに気持ちが落ち着くという人もいます。どちらも種類がとても多いので、処方されたら、薬の名前と効果をきちんとメモしておきましょう。
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