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重要事例集計結果

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No. 事例番号 具体的な内容 要因 考えられる改善策
260 321 術中、左腋窩創縁に熱メスによるものと考えられる表皮剥離を発見し、医師へ報告した。イソジン消毒後、カライヤヘシップ貼用にて病棟へ帰室させた。 術中の手術操作手技によるものと思われる。 医師の熟練したスキルの取得。術前、術中に熱メスによる熱傷をおこさないように声がけを行う。
261 322 11日8時の点滴の指示について、「ST1(500ml)アドナ(25mg)25/h手術後投与」、「フルマリン(0.25mg)生食(50mg)1時間かけて手術後側管」とあり、両剤とも合流で投与すると思い込み、手術室より帰室後、止血剤と抗生剤の両点滴を開始する。約10分後、他の看護婦が合流で投与されていることに気づき、止血剤を中止し、抗生剤のみの投与とした。 「手術後投与」、「側管」との指示を見て、合流であると思い込んでしまった。小児の場合、止血剤と抗生剤を両方投与すると、細い血管に高い圧がかかり漏出するという知識がなかった。切り替えであるか合流であるか確認しなかった。 主治医より合流で投与するとの特別な指示がない場合、術後の点滴ははじめに抗生剤を切り替えで投与し、終了後に止血剤を投与する。2種類以上の薬品を投与する際、切り替えか合流か分からないときは、必ず他のスタッフに確認をとる。
262 323 薬を自己管理している患者が、朝食摂取後朝分を内服したが、さらに昼分まで内服してしまった。 朝食分の薬を内服したのを見て安心し、その場を離れてしまった。高齢者であるにもかかわらず、1日分ずつ配薬していた。 1日配薬より1回配薬とし、内服を看護婦の管理とする。
263 324 トイレ歩行しようとし、ポータブルトイレに倒れながら座り込んだ。(朝、同室者により発見される。) 夜間で足元が暗かった。オーバーテーブルを支えにしていたが、動いてしまった。ハルシオン0.25mg1/2Tab内服中であった。 夜間の環境整備として、オーバーテーブルを支えにしないよう、ベットサイドから移動させる。トイレ歩行時はナースコールしてもらうよう、再度説明する。
264 325 抗生剤皮内テストと抗生剤の指示が異なっており、皮内テストされていない抗生剤の点滴を滴下した。 医師の指示間違え。指示受けのとき、抗生剤皮内テストの伝票と抗生剤を照らし合わせなかった。点滴を準備する際、皮内テストの確認をしていない。 手術後の予防的投与としての抗生剤の統一をはかる。指示受けのとき、皮内テストの伝票とミニプリントの確認を確実に行う。
265 326 寝る前分のミルクにミルラクト250mg/0.5g/包を1包混入して飲ませなければならなかったが、保育士が寝る前分のミルクを準備し、21時にミルラクトを入れないまま飲ませてしまう。 受け持ちの看護婦と保育士が、協力していく上でお互いに声がけをしていなかった。業務配分を明確にして相手に伝えていなかった。
ミルク自体にミルクラウトが混入されているか、明確にされていなかった。
受け持ちの看護婦は、他のスタッフに業務を依頼するとき、業務内容と注意点をはっきりと正確に伝達する。行為ごとに、その都度声をかけながら業務を行う。ミルクラウトを混入しなければならないミルクを温乳器に準備した場合、同時に薬剤をミルクのキャップに貼りつけ、飲ませるときに確認し、その薬剤を混入するようにする。
266 327 入院中に処方されていた外用薬(ゲンタシン軟こう)を退院時に渡し忘れた。 退院時、部屋担当者は患者が忘れやすいものについては確認したが、病院が渡し忘れやすいものについてはリーダーが確認すると思い、確認しなかった。マニュアルには誰が何を返却するのか明確にされていない。 入院中に処方された内服・外用薬は、夜勤リーダーがまとめて準備し、日勤リーダーが退院前にカーデックスで確認・返却することでダブルチェックを行う。役割分担を明確にするため、マニュアルを検討しなおす。
267 328 口唇口蓋裂術後の食事を医師が誤った入力をしたが、指示を受けたリーダーナースも謝りに気づかなかった。看護婦は食事が上がってきたときに指示と違うことに気づき、患者には正しい食事が提供された。 医師は間違った指示をPCに入力し、その後入力しなおしたことを看護婦に伝えなかった。医師・看護婦は、口唇口蓋裂術後の食事の進み方を理解していなかった。 口唇口蓋裂術後の食事内容の進み方を学習する。指示変更した後は必ず看護婦に伝えることを、医師に徹底してもらう。
268 329 2/22朝6時の巡回で、床上安静術後2日の患者がベットに倒れこんでいるところを発見する。5:50に部屋をのぞいたが、特に異常はなかった。患者は2/21に不穏・せん妄状態であり、21:10?2:30まで抑制を行っていたが、落ち着いてきたので抑制を解いていた。 患者が危険行動をおこす可能性が低いと考え、抑制を行わなかった。 即時医師に報告し、皮弁カラーチェックを行った。
269 330 挿管チューブを自己抜管した。 抑制(両上肢)をしていたが、体動により起きあがったりしていたことがあり、アセスメント不足。抑制をしていたが両上肢だけで体幹を行っておらず、抑制が甘かった。 レベルが上がり体動が激しくなっているときは、肩抑制などを行う。ルートに手が届かないよう環境を整える。抑制の仕方をもう一度確認する。
270 331 基本がST3 500の中にドブトレックス3.3ml混入したものを40/Hで行っていた。9時にアタラックスPの切り替えの指示が出ており、訪室した。基本とは別にヘパ生の指示が出ていたが、ヘパ生が留置されていなかったため、基本と合流でいくのだろうと自己判断してしまい、三方活栓をつけ、基本と切り替えを合流で行った。ミニプリントと伝票には三活禁の指示が出ていたが見落としてしまった。なお、ヘパ生は前日の夜留置予定であった。 朝の情報収集の際、基本は三活禁という情報を見逃す。ヘパ生の指示が出ているが、本人に留置されていないのを確認していない。ドブトックスは合流で行ってはいけないと知っていたが、アタP用ルートがない時点で自己判断している。ヘパ生が前夜留置予定であったため、留置されていないことを申し送りされていない。 情報収集後、抗生剤の伝票のみでなくすべての伝票をチェックし、自己の情報と照合する。処置をする際事実と違いがあったら、医師・リーダーに確認し、事実を明確にする。点滴を申し送る際、誰がどこに行われているか申し送る。
271 332 24日朝から内服薬の変更の指示が出たが、ミニプリンターに24日朝?と記入すべきところ23日朝?と記入してしまった。他のスタッフはそれを見て23日朝開始として内服薬を作成するが、当該患者の担当看護婦が指示簿を確認すると24日朝からの指示であったことが判明した。 内服のミニプリンターに23日16:00中止後変更と記入したにもかかわらず、その下に同じ23日朝?と記入してしまっている。開始薬を作成するとき第三者の目にも触れているのに、それでも気づくことができない。ミニプリンターへ転記した後に日付の再確認がなされていない。 医師からの指示を受け持ちの看護婦に伝達し、指示簿をきちんと読み上げ、転記した後には必ずもう一度日付を確認する。
272 333 抗生剤を静注で投与していた患児に対し、この抗生剤を23日9時までとし、以後は昼からバナンの内服にするようにとの指示が22日の午前中に医師より出た。指示受けの際、ミニプリンターに23日昼?としなければならないところ、22日昼?と転記してしまい、そのまま受け持ちの看護婦に伝達してしまった。そのため、同じ系統の薬が静注と内服とで二重に投与されてしまった。 指示を受けたものが指示簿ではなく自分が転記したプリンターを見ながら日勤者に伝達してしまった。また、薬の内服を伝達する際、日勤者には開始する理由を説明しなかった。さらに、指示受けの際、日時の再確認を怠っている。 医師から指示を受け、それを受け持ちの看護婦に伝達するときは指示簿を読み上げながらにする。
理解できないときはすぐに医師に確認する。
ミニプリンターへの記入の際は、記入後に指示簿を照らし合わせる。
273 334 術後2病日目の診察をしなかった。 医師に診察があることを伝えなかった。診察表に名前をあげていなかった。医師が誰を診察するのか知らなかった。未診察に気づき医師に報告したが、診察は中止でよいといって医師はこなかった。 夜勤から日勤への申し送りの終了後、日勤者が診察表に確実に名前をあげておく。
274 335 23日分のヴィーンD500ml、ガスター1Aと間違えて24日分のラクテック500mlとガスター1Aを作成した。作成した直後、間違いに気づいた。 2人で伝票と薬品を確認したが、1人は今日の日付が24日であると思い込んでおり、もう一人は日付まで伝票を確認していなかった。 確認の際はお互い責任を持って確認する。自己防止マニュアルの活用。新人同士では点滴作成の際にマニュアルの確認をする。
275 336 患者にインスリン(ヒューマリンR)を皮下注射する際、ノボペン内の内筒を途中までしか締めておらず空打ちとなってしまい、患者に無投薬未実施となった。 インスリンの準備手順の省略。確認の不徹底。 看護技術の基本的手順を見なおす。確認を徹底する。
276 337 生食50ccで溶解する指示のものを、誤って生食100ccで溶解し、滴下してしまった。 伝票確認時に、抗生剤(モグシン1g)のみに注意を払ってしまい、溶解液への注意が不足していた。 確認時は、○g、○mlまではっきり大きな声で合わす。間違いやすいと思われるものは、赤で波線を引いて注意する。マニュアルに沿った確認を行う。患者の状態と指示の内容とを合わせて考えていく。
277 338 抗生剤の溶解液が5%ぶどう糖TK100の指示であったが、生食TK100で溶解してしまった。 生食TK100で用意されており、思い込みで生食と読んでしまい確認を怠った。点滴を作るときも生食と思い込み、きちんと確認しないまま作ってしまった。 伝票を読むときは用意されたものを気にせず、伝票に集中する。マニュアルに沿った確認行動をとる。患者の状態を把握し、その指示が出ている関連を理解してケアする。
278 339 食前薬(オイグルコン1.25 1T、グルコバイ100 1T)が、看護婦の内服確認不足により食前に内服されなかった。 食前に内服するよう患者への声がけができていなかった。患者の内服の必要性に関する認識が不十分。自己管理に向けて指導中であった。 食前の与薬時間にタイマーをセットし、内服確認しに行く。患者の箸箱など食前に目に付くところに「食前にお薬を飲んでください。」と書いたものを貼る。内服の必要性について、繰り返し説明、指導する。
279 340 昼分の内服薬を服用させた後、夕分の内服薬も内服させてしまった。配薬ケースから取り出すとき、昼のものだと思い込んで夕分を取り出した。 配薬ケースに記載してある朝・昼・夕という文字をよく見ずに配薬してしまった。4つに区切ってあり、昼分と夕分はどちらから数えても2つめで間違いやすいという認識が薄かった。 ケースは透明なので、目の高さに持っていき確認するようにする。
朝・昼・夕の文字を毎回確認する。
280 341 配薬時に患者がまだ食事中であったため、後で内服させようと思い配薬BOXを患者のそばに置いておいたところ、BOXの中の薬(セディール昼分・夜分)が消えていた。患者に問うと、自分で内服したと話す。(1-1-1)で内服するところ、(1-2-0)で内服させてしまった。 患者がBOXから内服薬を取り出す危険性を判断できなかった。 配薬時は、毎回その都度にBOXを持っていく。内服確認後は決して患者のところに置きっぱなしにしない。
281 343 昼分のムコスタ錠を内服させるのを忘れた。 カセッター内の確認を忘れた。(患者に確認した際は、内服したとの返事があった。)1日管理であり、大丈夫だと思い込んでいた。 自己管理薬でも内服忘れがないか確認する。カセッター内を見るときは、中を自分の目で確認する。
282 344 患者は左足腹部よりJ-VACドレーン挿入中で、床上安静であった。しかし、術後2日目よりせん妄状態、不穏あり観察が強化されていたが、処置を行おうとしたところ、股の部分にあったドレーンの接続部が外れていた。 患者の危険行動を予測できず、抑制を行っていなかった。J-VACドレーンを足を使って動かしたりできぬよう、位置の工夫がなされていなかった。 ドレーン挿入中の患者がいる場合、ドレーンバックの位置に注意し、環境整備をする。接続部をテープで補強する。
283 345 退院される際、内服薬のミニプリントを確認しておらず、現在内服中の薬を渡し忘れていた。退院処方の中にフロモックスは入っておらず、フロモックスは本日より内服開始となっていたので、昼分を内服できなかった。 内服薬のミニプリントを確認していなかった。急いで準備した。 準備した後、確認を行う。退院前に記録物をまとめておく。
284 346 イレウスを起こしており、減圧目的でNGチューブを挿入している患者。以前も自己抜去したとの情報はあったが、抑制は行わず様子を見ていた。しかし、他の患者の処置を行っている間に、他の看護婦よりNGチューブが抜けているとの報告があった。 以前にも自己抜去したという情報がありながら、楽観視してしまい、アセスメントが不足していた。患者は浅眠であり、状況把握も不足していた。 観察回数を増やす。チューブ類はタオルで覆う患者の承諾を得た上で抑制を行う。
285 347 夜間の巡回時、ENBDチューブが抜けていることを発見した。 患者の理解力が低下していることを把握していなかった。患者の条件に適したチューブ固定ではなかった。 患者の状況についての情報は得ておく。患者の条件に合った安全ベルトを使用する。チューブの固定を工夫する。
286 348 昼食後の内服薬リンデロン2ヶを介助をしていて配薬することを忘れた。 配薬後内服確認したが、確認がもれた。内服薬の情報を得た後、メモをとるのを忘れた。 メモを確実にして忘れない。行動の確認を早めに行う。
287 349 SD投与のケタラールを皮下注からIVH投与に変更時、薬液を変更しなかった。(筋注用ケタラール50から静注用ケタラール10に変更しなかった。) 口答指示。伝票使用が実施後に発生。ケタラールに関する知識不足。 カーデックスを使用した指示受けの体制の工夫。伝票を使用した薬品管理の運用変更。使用する薬液の知識増やす。
288 350 その日投与しなければならない血液製剤(献血ヴェノグロブリンIH2.5g2V)が届いておらず、伝票が他の日付の場所に入っていた。
準夜帯で投与されていないことに気づき投与した。また、次の日分の血液製剤が届いた後、冷所に保存されていなかった。
連続3日間使用する薬剤であったが、伝票の処理方法が違った。(当日分:伝票を持って薬品を取りに行く。翌日分:血液製剤請求ノートに伝票を挟み、メッセンジャー経由で取り寄せる。翌々日分:使用する前日のファイルに入れておく。)リーダーが、薬剤が届いてから投与されいるかまで確認しなかった。 伝票処理の伝達(リーダー間)を明確にするマニュアルを作成する。勤務交代がおこる時間帯での見届け薬品の申し送りの徹底。冷所保存薬を受け取りサインするときは、必ず確認する行動を徹底する。
289 351 患者は軽度の鼻汁があるため、ムコダインシロップ、ポウラミンシロップが×3で処方されていたが、昼のシロップ薬を服用させるのを忘れてしまった。児は看護婦預かりの児であるため、服薬も看護婦サイドで行っている。 昼にミルクを飲んだ後、散剤のみの服用と間違え飲ませるのを忘れてしまう。ミニプリントの見落とし。 ミニプリントの見落としであるため、発見後すぐに内服ポケットに冷所薬のテープ貼りとリーダー申し送りの内服用紙に記載を実施した。
290 352 心電図を記録したがすぐに確認しなかったため、虚血変化に気づかず、記録の整理や点滴類の整理、中央での申し送りを行ってしまった。
30分後主治医に心電図上有意変化のあることを指摘され、ミスに気づいた。
CAG結果から有意残存狭窄があることを知っていたにもかかわらず、自覚症状がないということから大丈夫だと思い込んでしまい、他の業務を優先してしまった。 心電図記録時、すぐに前の心電図と比較する。
思い込みをせず、必ず裏づけのとれる行動をとる。
291 353 医師より血液製剤(25%アルブミンカッター2V)の指示があったが、他の看護婦と25%アルブミンと声を出して行ったが、実際投与されたのは献血アルブミン-wfであった。 今まで自分で与薬していたものは25%献血アルブミン-wfであり、外来に25%アルブミンカッターは存在しておらず、思い込みやまわりの看護婦や医師の確認不足が原因といえる。 声を出し、周りの看護婦や医師としっかり薬品名を確認していく。
292 354 車椅子より一人で立ちあがり、転倒した。 麻痺があり、一人での移動は困難である患者であるが、一人で移動しようとする意欲が強く、単独行動をとった。ナースコールを手の届くところに配置したが、自ら取り外そうとする行動があり、手の届かぬところへ移動してしまっていた。 車椅子乗車時は一人にしない。(ナース室に移動する。)ナースコールを配置する際は、患者が取り外せないように紐で結び付けるなど工夫をする。
293 355 受け持ちの看護婦に当該患児の抜針を依頼されたが、その際に口頭では実施する内容を確認したが、指示簿や伝票の確認は怠ってしまった。その結果、本来抜針されるはずのない児のヘパ生を抜去してしまった。 処置を依頼された患児は他のグループの患児であり、患児に対する情報が全くなかった。依頼を受ける際、口頭のみの依頼で行動してしまった。処置を行う際、本当に正しいのか、指示簿や伝票で確認しなかった。 患児に対する情報が全くない状態では、その患児に処置を行わない。依頼を受ける時は、口頭のみではその行為を行わない。
処置を行うときは、必ず指示簿と伝票を確認し、行おうとしている処置と照合する。
294 356 末梢静脈ラインクランプ中の状態で、三方活栓とメテンションチューブの接続が外れ、20ml?30ml程の血液が逆流していた。 前勤務者から末梢静脈ラインの申し送りを受ける際、メテンションチューブと三方活栓との接続が確実であったか確認を怠った。体動の激しい児を別の場所へ移動する際、ラインの確認を怠った。食事介助を行っている際、ラインを確保している方の手が母の位置から死角になっていたため発見が遅れた。 申し送りの際、ルートチェックする際は必ず接続が確実であるか確認することを徹底する。特に体動が激しい児の場合は、別の場所に移動する際もラインの確認を行う。ラインを確保している手が死角にならない位置で介助を行う。安全性の高い接続セットを導入していく。
295 357 Vdsに出ている不眠時指示が精神科受診後追加されていたが、新しく追加された分を変更と思い込んでしまい、今まで飲んでいたVdsの不眠指示を摂取させなかった。 精神科受診後内服が変わったと聞いていたので、今まで投与していたものは中止で新しく処方された薬を投与していくと勘違いしてしまった。 申し送りの中で大切なことは伝えていく。おかしいと疑問に思うことは必ずミニプリで確認していく。
296 358 胃カメラが予定されていたが、看護婦サイドより説明が行われておらず、患者は朝食を摂取し、検査中止となる。 検査前の説明が、医師からの簡単な説明のみで、看護婦からの説明や食止め札の設置、PC上の食止め申し送り不足、カーデックスの指示確認不足が重なり、中止食を摂取させてしまった。 検査前の説明、PCでの食止めの確認。夜勤での指示確認。食止め札の設置。申し送り。
297 359 20%マンニットール300mlを200/Hでシリンジポンプを使用しDIVスタートするが、針刺入部と同じ手部に装着していたパルスオキシメーターが感知しなくなった。手部を観察すると、DIVが漏れていることに気づく。(循環器障害を起こしていた。) DIVスタート前にヘパ生をし、ラインを確保していなかった。マンニットロールがDIV漏れしやすい薬剤だということを忘れていた。施行後すぐに刺入部のチェックをしなかった。 DIV切り替え前には必ずヘパ生をフラッシュし、ラインを確保する。漏れやすい薬剤のときには細めに刺入部のチェックをする。DIVを短時間で多量に落とす場合は、スタート後5分間はその場にとどまり、全身観察も含め刺入部を確認する。
298 360 患者が自分でポータブルトイレに移動した際、ベットから転落した。 訪室するごとにベット柵を上げていたが、患者自身が柵を下ろしてしまっていた。セレネース、ハルシオンを内服していた。 ベット柵が下りないよう、抑制帯を使用し固定した。
299 361 DIVに混注のザンダックを本日から中止するよう申し送られていたが(保険適用がなくなるため)、ミニプリで確認したとき伝票に中止の旨を記載せず、投与時ザンタックを混注してしまった。 確認が足りなかった。申し送りとミニプリでザンダック中止を確認していたにも関わらず、伝票に記入しなかった。 申し送りやミニプリ等で中止や変更の確認をしたら、すぐに伝票に記載し物品を返送する。
300 362 車椅子トイレにおり、ナースコールでいくと転倒していた 車椅子では1人で大丈夫と思いこんだ ナースコールを押す訓練と、座位訓練の強化
301 363 血液製剤のロットNOを張り忘れた 不注意 ロットNoを張ることを、ビドマに書いておく
302 364 隣の患者のナースコールで行くと床に横たわっていた 意思疎通でき、ナースコールしてくるにデ、安心していた 患者の様子をもっと頻回に観察する
303 365 ビクシリンをビクシリンSで投与した 確認不備 Wチェック
304 366 化学療法中80滴に調節していたが、」30分早く終了した 歩行したりして滴数がうごいた 頻回にチェックし本人にも確認の指導
305 367 ナースコールで行くと、トイレの床に座り込んでいた 個室で1人でトイレにくとは思わなかった 患者にトイレ時のナースコールをするよう何度も伝える。訪室を頻回にする
306 368 昼の予薬が残っていることに、夕方気ずいた 内服の一時中止が、再開したとき薬BOXを確認しなかった 与薬のマニュアルの徹底
307 369 病室の床に転倒した 離床センサーがOFFになっていた センサーの活用 観察や家族の協力を得る
308 371 1日1本7日分のところ合計1本しか調剤しなかった 勤務が多忙な時間帯に調剤者がよく確認せずに思い込みにより調剤を行ったため。 多忙な時間帯での集中力持続を徹底する。
309 372 眠剤使用中にトイレにいき、ドアを開けてバランスを崩し転倒した 薬剤使用中の援助が不十分 トイレ誘導と、ベッドから離れないように指導管理の強化
310 373 術後タオルが2枚不明となり、Drに確認し、胸腔内も確認したがなかった タオルを部屋から出す時確認しなかった 創部の閉鎖まで、タオルとガーゼは部屋からださない
311 374 3/10昼から開始予定の、マーロックス・アルロイドG・・トロンビンを3/9朝から開始した 指示(ミニプリント)の変更内容の記載と、患者、受け持ちNSに伝えなかっyタ リーダーの指示変更時の伝達の徹底
312 375 OR室で検査台に移動した後に疼痛を訴え、左5足指に裂傷があり、脱臼も認め、整形外科医診察して、縫合、脱臼の整復をした 会話が成立しない状態で、理解力の低下があったPTが、どこでどのように受傷したか不明 患者の検査介助のための情報を医師に提供する
313 376 持続点滴2本のうちNo2を中止の指示だったが、NO1を中止と思い込んだ(口頭指示を受けた) 口頭指示だけで、再確認していなかった 口頭から、記録指示の確認をする
314 377 口腔内にガムが入ったまま挿管され、抜管時チューブのカフにガムがついていた 入室時の確認ミス 患者への指導強化と、確認
315 378 術後の吸入指示量が、ビソルボン0.5ccを1.5ccべネトりン0.1ccを0.3ccと記入され、実施した 量のまちがいにきずかなかった 年齢別適正量の確認をして、指示間違いもチェックできるよう教育する
316 379 トイレ歩行時、廊下で両膝をついていた。 トイレが頻回で、ふらつきが合った.眠剤を服用していた。 離床センサーの設置 歩行は介助
317 380 手術に使用した器械を洗浄中、針保持部分が破損しているのを発見した。洗浄槽を探したが、破片は発見できなかった。 器械セット係がセットするときと、直接介助が点検するときに点検が不十分であった。 器械点検を十分に行う。
318 381 口頭で指示を受ける。復唱しながら確認をしたが間違っていた。 必ずカルテで確認する。ダブルチェックをする。 口頭で指示をうけた。忙しかった。思いこみ。
319 382 CT患者を検査につれて来て、そのまま廊下へ放置、しばらくして技師が気付いた。 当事者が多忙であるが、教育が不十分であった。 教育を十分にする。
320 383 患者カルテの間違い。検査前に担当技師が気付く。 患者とカルテの確認不十分。 確実に確認する。
321 384 検査室を間違えて患者さんを案内する。 連絡受けした看護婦の間違いを正した状況、態度に問題があった。 電話を受けた看護婦と患者搬送の看護婦との連絡を確実に行う。
322 385 CT検査時、患者名の入力ミス。フイルム出力時に気付いた。 業務が多忙であるため、確認が不十分であった。 確実に確認する。
323 386 病棟へ管理室から送ったフイルムが届いていない。探した結果病棟にあった。受け取って置く定位置になく気が付かなかった。 病棟でまず探すこと。 病棟への送付記録を残すこととした。
324 387 坐骨神経痛の患者さんのポジショニングで説明もなしに体を持ち上げられた為、腰に激痛が走り検査を中止してもらいたいくらいであった。何の説明もなく対応が悪いと患者さんから苦情がでた。(看護婦さんに訴えた) 検査の説明、身体に触れる場合の了解などコミュニケーションが重要であり、納得してもらい検査への協力を願うのも大事なポイントである。担当者は十分な説明をしていたつもりであったがほとんど理解してもらっていなかった。 十分すぎるぐらいの説明と納得を得ることの重要さ。
325 388 検査の予約時間どうりに来なかった患者が呼んでもいなかった為後から来た急患の患者を先に検査しようとしたところにどこか行っていたらしく、丁度もどってこられ、順番が違うと苦情を言われた。結局急患の方より先に検査を行った。 患者の検査時間等の理解不十分な点、技師の患者の状態の把握不十分。 検査前の確実な患者への説明と技師の検査を行う患者情報の認識の徹底
326 389 MR室にて患者搬入時、胸ポッケトに入れていたハサミが飛ぶ。幸い患者やスタッフに当らなかった。 入室前にその医師に対して注意しているが、それでも起こった為、本人の注意不足か認識不足。 MR室には金属(磁性体)を持ち込めないことを再度院内スッタフに啓蒙が必要である。
327 390 造影CT検査施行時、患者が軽い副作用があった。 造影剤使用の為。 造影剤を使用しない。
328 392 午後の予約なのに午前に来た。 外来受付から事情を連絡していない。チェックもせず、検査室に案内した。 窓口で予約時間をきちっと確認すること。
329 393 カルテ用報告書の患者氏名とCTフイルム袋に付いている患者氏名が違う。 氏名の確認を行えば防げたのではないか。 氏名の確認を何度も行うことが大切。
330 394 MR担当者から病棟の看護婦さんへ患者Aさんをよびだしたら、違う患者Bさんが検査室に来た。本人持参のカルテ、フイルム袋は患者Bさんのものであった。MR担当者が直接患者さんのフルネームを呼称して、人間違いが判った。 MR担当者から病棟の看護婦さん(電話対応した)は、患者Aさんと認識(カルテ、フイルムがAさんのものから)していたと考えられるが、電話対応した看護婦さんから別の看護婦さんに患者さんの検査だしを指示したときに、名前を聞き違えたものと推定される。 検査前には必ず患者さんをフルネームで呼称する。
331 395 術後の患者さんでCT検査後、MR室へ搬入、検査の寝台へ移し、ポジショニングをしている最中に、輸血パックがMRガントリ内へ引っ張られ、チューブが切れて血液がガントリ内、及び周囲へ飛散した。 MR検査室搬入前に、磁性体のチェックが確実に行われていなっかた為。 室搬入前の磁性体チェックをより確実に行う。
332 396 腔内照射をしている患者さんの会計が毎回違う 放射線治療室と医事課と伝票上の申し合わせの不備 医事課との確認を十分する
333 397 検査衣入れをMR室内に持ち込んだところ、ガントリー内に引き込まれてしまった。 室内を通らずに廊下側から更衣室に持っていけばこのようなことはなかった。 磁性体か否か分からない物は、室内へは持ち込まない。
334 398 フイルムを渡すと言われ待っていた患者さんから、待っている時間が長いと苦情を言われた。 フイルムを渡す担当者が忘れていた。 待っている患者さんが長いようであれば、時々声をかけたり、あるいは、確認の電話をいれたり、代わりにフイルムを渡してあげたりしてお互いに協力する
335 399 放射線部受付にて腹部単純撮影の受け付けをした後、伝票をカウンターに置いたまま撮影に来なかった。1時間半待たされた患者さんの苦情で判明した 受付時に何処で待って頂くか等はっきりと説明をする。 撮影をする前に他の検査へ行く場合があり、確認する。
336 400 CTフイルムにIDと氏名がないためレポートと同一なのか確認がとれない。 担当技師の入力ミス 医師と技師サイドで再確認をする
337 401 読影レポート付きの患者さんから1時間近く待っていますが、まだですかとの問い合わせがあった。 なかなか読影をしてくれる医者がつかまらない。 どのようにしたら待ち時間を短縮できるか、現在のシステムをもう1度見直す。
338 403 放射線診断報告書の患者氏名が違う。 レポート作成時も確認ミス 再度確認するチェック体制の強化
339 404 MR室用のストレッチャーへ患者が移されていたので、そのまま室内へ入ろうとしたところ、ストレッチャーの下に酸素ボンベが置いてあるのを気づきガントリーへ近づく一歩手前で離れることができ、事なきを得た。 担当者のチェック不足と職員の認識不足 MR入室前のチェックをより入念にすることと、職員の教育
340 405 内視鏡(胃)施行中、生検をしようとして先生が伝票の抗凝固剤使用の有無の欄を見てほしいといわれた。無のチェックがあったため、その旨伝え生検された。しかし、出血があったためカルテを見ると、ASOでワーファリン2T内服中の患者だった。 依頼医の伝票記載ミス 伝票の記載内容だけでなく、疑問に思ったらカルテも確認する
341 406 放射線診断報告書の氏名とフイルムの氏名が異なる 名前の確認ミス チェック体制の強化
342 407 大腸ファイバー生検終了後に止血剤を打つのを忘れ患者さんを帰してしまった。すぐに気づき窓口に電話したが離院された後だった。 検査が立てこんでおり、慌てて片付けや準備に気をとられ忘れた。 検査終了時に、止血剤の注射があることをつげる。一人一人の検査を確実に終了してから次の検査に取り掛かる。
343 408 胃カメラ検査患者が感染症(+)と知り、検査後に感染症(+)用バケツに代えなければと思いながらも忘れてしまい、ドクターがそのまま水通しをしてしまいバケツを汚染させてしまった。 ドクターから別の用を頼まれ忘れてしまった。 忙しい時は、自分ひとりで行おうとせず、他者にお願いすることも必要。
344 410 読影フイルム待ちの患者さんからの頻繁な督促の苦情 検査数が多く、フイルム処理が遅くなったのと、読影に要する時間が長くなった。 患者さんに対する十分な説明とフイルム処理を優先的に処理する。
345 411 CTレポートの氏名が間違っていた レポート作成時の記載ミス 十分に確認しながら記載し再確認する。
346 412 実際は胃カメラの検査だったが、伝票にはCFとなっており伝票内容の記載に不信な点もあり、主治医に確認した。検査施行前に判明し事故には至らなかった。 依頼医の記載ミス 伝票内容に少しでもおかしいと感じたら、とことん確認する。
347 413 撮影フイルムの名前が違う 急患時のCR用ID入力ミス 入力時の確認
348 414 外来で撮影したフイルムがフイルム管理室へ返却されたか不明 不明 フイルム袋から取り出したフイルムは必ず入れなおすこと。また、個人情報であるフイルム管理の重大性の認識を教育する。
349 415 感染症用の洗浄タライに胃カメラが浸けてあったので、てっきり防水キャップが取り付けてあると思い、中を洗浄するため洗浄液を通したところ、接続部を水濡れさせた。 思い込みで防水キャップの有無を確認しなかった。 カメラを使用した医師には、洗浄水に浸けるときには、必ず防水キャップを付けるよう申し入れをする。思い込みで確認を怠らない。
350 416 AC電源で充電不足のアトムシリンジポンプ使用中→接続不完全→注入ストップ→再スタートのボタンを押した→ストップ前の表示スピード(1ml/h)と異なる設定(4ml/h)で注入 1.スタート時at randomな流量設定で注入される
2.再スタート時流量確認をしなかった
1.At randomな流量設定でなくテルモ製のように0設定とする
2.再スタート時の確認
351 418 ベッド柵の隙間からずり落ちかけた 夜間ポータブルトイレで排尿使用としたが、方向感覚がわからなくなり、ポータブルトイレの反対側に降りようとした ベッドランプを薄明るくする。ベッド柵の数を日中と夜間帯は数を変更する
352 419 ポータブルトイレの高さ不十分 傾いているポータブルトイレを発見 患者様のベッドサイドにポータブルトイレを設置するときは使用背着ることを確認すること。使用方法・高さ調整に対してはスタッフ全員にオリエンテーションを行う
353 420 生食の混点するべくアドナ(止血剤)をボトル(ヴィーンDに混点 術後輸液準備にてあわてていた。混点の時に声に出して確認していない すべての行為に対して声に出して確認することの徹底
354 421 夜間睡眠中に寝返り打ってベッドより転落 入院前はあまり眠れていなかった。入院により安心したことと睡眠導入剤内服により熟睡されていた。ベッド柵は片方しか設置していなかった 家での入眠状況の早期把握。ベッド柵の設置に対しては本人と夜間帯を含めて位置と個数を相談していく必要がある
355 446 薬局より夢真ミ散が処方より1包多く出されていた 不明 夢真ミ散を薬局に1包返納した 処方された内服薬は再度確認する必要がある
356 447 夕薬与薬中突然、他の患者がかけ寄りお茶を奪い取ろうとしてトレイの中の二人分の薬を散乱させた 二人分の夕薬をトレイに入れて持っていた 新しい夕薬を内服した 内服薬は、1人ずつ与薬する また、常に、注意して与薬する
357 448 午後気管支鏡予定で点滴の指示がでていた。抗生剤の時間指示がなく朝,夕とだけあったので時間が分からずしなかった。 時間の指示がなかった 医師に時間を指示するよう依頼した。気付いた時点をする必要がある。
358 449 同じ薬が2科から処方されており二重にはいやくされていたかも知れない。 薬の整理がされていなかった。 はいやくボックスを整理した。
359 450 循環器の内服薬をひるに時間変更があるに気付かず内服させなかった。 内服指示表の確認不足 指示表の確認を受け持ちはしっかり行う。
360 451 ミオナール3T/3のーダーが2T/2×で服していた 指示の確認不足 入院時くすりの内容をしっかり確認する。
361 452 午後にする点滴を忘れた。指示のあった点滴は請求中であった。 指示の確認不足 メモに書くかアラームをかける。
362 453 老年かの患者にチラージンが処方されていた。内服指示表がなかったため医師を呼んだが応答なしそのため投与してしまった。 医師が患者を間違えて処方したため 指示表がない時はくすりは投与しない。新しく始まりくすりは必ず医師に確認する。
363 454 ボルタレン錠が冷蔵庫のボルタレン座薬の場所から発見された。 指示の確認不足。看護婦間の伝達不足。 声出し確認をする。内服薬が確実に行って言えるかを確認する。
364 455 8時、20時に配薬する薬を,20時のものを配り忘れた。 指示の確認不足 時間指定の薬に関しては,箱を作るか紙に書くなど忘れない工夫をする。患者にも時間指定の薬があることを伝えておき協力してもらう。
365 456 麻薬のカディアンが増量になっていたが気付かずそのまま投与した。 内服指示表が書き換えられていたが夜間のことだったので気付かなかった。 指示表の確認。医師にも夜間指示錠を変更した場合は看護婦に声をかけてもらうように依頼した。
366 457 術後インファントウォーマーへDrが抱いて移すとき、バルンカテーテルを抜いてしまった カテーテルのゆとりがなかったので、尿量計の重みで抜けた スタッフが機器、用具のカバーをする
367 458 カルベニン0.25g Ps40mlを切り替えるつもりがヘパ生食に切り替えてしまった 確認をしなかった 切り替え後に方向の間違いがないか再確認する
368 459 5%ブドウ糖20ml3アンプルの中に,カルチコール850mg1アンプルが混ざって,病棟に上がった。 調剤者の確認不足。仕事中に他のこと(仕事)に注意がいっていた。カルチコールの包装変更により,注射剤自動払出し機のエラーがおこった。 自動払出し機のエラーについては,メーカーに直ちに調査を依頼。
369 460 トイレから帰る途中自分の部屋がわからなくなり、戸惑っているうち転倒した 倦怠感が強く、ナースコールをするよう説明が弱かった 活動時は、ナースコールで介助のもとに対応することを教育
370 461 注射薬調剤での追加薬品の見落とし 仕事の途中に他の仕事が入り注意力不足となり,十分に確認をしないで,病棟に払いだした。 担当部門責任者に手順書の徹底を指示。
371 462 ニトロール100mlの請求に対して,ニトロール10mlを払い出した。 仕事の途中に電話が入り,確認が不十分だった。 薬品の払出し時に,規格も必ず確認する。
372 463 薬袋への処方薬の投与量の記載ミス。 1Rp8剤を越える処方では,薬袋に薬品名,投与量が印字されないため。 直ちに1Rp8剤以上印字できるように,システムを変更した。
373 464 点滴ルートが正確にセットされておないため、指示量がいかなかった ルート確認をしなかった 点滴管理のマニュアル、薬剤、ルート、もチェックする
374 465 ガスター,ソラナックスを7日分調剤するところ14日分調剤した。 他のことに気をとられ,錠数の確認を怠った。 過剰投与による副作用を再認識させ以後より注意する。
375 466 ブランドールテープを1枚貼る指示だが1枚しか貼ってなかった CAG中にはいだことが、伝わっていなかった 検査室との申し送りを徹底する
376 467 針とルートの接続が弱く、出血をみとめた 接続部がゆるくなっていた JMSのルートを使用禁止にする。X?1のフリーロック式を使用する
377 468 13時からのミルクを15時からと間違えた 新人に1人で業務をさせた 指導者の管理を再教育
378 469 アロプリノール含嗽液の調剤時,同一薬を処方されている別の患者の薬札をつけて調剤した。 搬送の時間が迫っていたため気があせり,薬品名は確認したが,患者名は確認しなかったため。 薬袋,薬札の患者名確認手順を再度徹底させると共に,手順書記載方法を明確にした。
379 470 3/18朝の予薬・服薬を確認していなかった。食堂のテーブルの上に置かれたまま昼まで気づかなかった。 確認不足 確認の徹底
380 471 注射を間違えた 同時に製剤した 他の薬剤師の点検を行う
381 472 手術に使用した器械を消毒後セット組み直しを行っていたところ一部が破損しているのを発見した。 器械点検が不十分であった。 点検を十分に行う。
382 473 挿管チューブが自己抜去した。 確認不足 医師に確認し、再挿管せず。体動の激しい児には粘着力の強いテープを使用する。
383 474 駐車場で窓ガラスを割られた。 不可抗力 警察へ通報
384 475 毛髪が入っていた 気がつかなかった。 交換した。
385 476 洗面しようとした際転倒した。 患者の状態把握不足 様子観察、ふらつきがあるため自室内でも看護師付き添いとする。
386 477 CVラインから靜注なのにPTCDラインから注入した。 確認不足 ライン洗浄実施PTCDのマーク変更
387 478 トイレへ急いで行こうした際に転倒した。 患者の状態把握不足 様子観察、下剤を使用したときはポータブルトイレの使用を検討する。
388 479 トイレに行こうとした際にふらつき転倒した。 患者の状態把握不足 様子観察、状況によっては歩行に同伴することを検討する。
389 480 インフェーザーが自然抜去した。 確認不足 病棟番の医師に処置してもらう。カテーテル固定はどうなっているか確認する。
390 481 治療方法を毎日交互に行う所を前日と同じ方向から照射してしまった。 コンピュータの誤入力 翌日別方向から実施。照射前に再確認実施
391 482 夕食から開始なのに昼食が出た 不明 病棟で対応
392 483 リヒカを外そうとした際にドレーンが10センチ抜けた 確認不足 SBドレーンを抜去し、ペンローズドレーンを挿入した
393 484 皮下ドレーンを挿入していたが膝たてした際に抜けてしまった。 患者の状態把握不足 ペンローズドレーンを創の両端より挿入しそれぞれ1針ずつナートされる。患者の状態を考え危険がないか充分観察する。
394 485 食止めの指示が出ていたのに食事が配膳され摂食してしまった。 コンピュータの誤入力 様子観察。コンピュータ上問題がないか栄養部と電算室で調査する。
395 486 医師より中止の指示が出ていたが患者が服薬した。 確認不足 看護師とのやり取りを明確にする。
396 487 散剤の誤差が大きいのに気づかず払い出した。 確認不足 正しいものと交換。機械の整備
397 488 グレープフルーツ禁なのにつけた 確認不足 別のものを届けた
398 489 バルーンに入れる固定液の量を間違えた。 確認不足 ただちに固定水を指示通りに直した。いつも同じだと思い込まない。
399 490 麺禁でつけた 確認不足 ご飯を届けた。
400 491 お粥のひとにご飯をつけた。 確認不足 お粥を届けた。
401 492 無断で病棟からいなくなった。 患者の状態把握不足 本人自宅にいるとの連絡あり、一旦帰院するが話し合いの上、退院となる。
402 493 検体の伝票が届いたが検体が届かなかった。 確認不足 主治医と看護師で連絡を蜜にする。
403 494 ベコタイドなのにフルタイドを調剤した。 確認不足 正しいものと交換。処方箋の確認
404 495 ナースラウンジで盗難 不可抗力 警察へ届け出た。
405 496 牛乳禁に牛乳をつけた 確認不足 ジュースを配膳、注意する
406 497 トイレに行こうとした際にふらつき転倒した。 患者の状態把握不足 様子観察、看護計画について変更を行う。
407 498 定時のインスリン注射の指示を見落としてしまい実施しなかった。 確認不足、見落とした 様子観察、指示書は一部分だけでなく全体を見るようにする。業務の優先順位を考える。
408 499 薬剤部でミキシング済と思い使用したら混注されていなかった。 マニュアルの理解・解釈の不良。 様子観察、指示簿とボトルに添付される注射せんを一緒に確認することとした。
409 500 処方量が多い事に気づかずに払い出した。 確認不足 混雑時も冷静に対応。
410 501 午前0時に血糖値測定の指示が出ていたが実施しなかった。 確認不足 当直医に報告し、そのままでよいと指示有り。指示簿は1つにまとめて徹底する。
411 502 違う患者の薬品を入れてしまった。 確認不足 再調剤し届けた。薬袋の確認。
412 503 主治医がくる前に麻酔を開始した。 確認不足 主治医には患者と一緒にきてもらう。
413 504 診察端末にウイルスがいた 不明 他のパソコンで使用したFDを使わない。
414 505 皮下ドレーンが抜けていた。 確認不足 医師が確認の上、ドレーンは外したままとする。必要なことは後回しにしないですぐに行う。
415 506 バンコマイシンの投与開始を確認しないまま投与してしまった。 マニュアルの不遵守、確認不足 経過観察、与薬時は、投与量、開始時間、名前を必ず確認する事。
416 507 同姓同名の患者のIDを作った。 思い込み 差し替えし、データ変更
417 508 砂のう除去の時間が遅れた 知識不足、口頭指示、気がつかなかった。 ただちに砂のう除去実施、医師の指示に疑問を持ったら確認する。
418 509 早く点滴を落としてしまった。指示簿と点滴ボトルに記載されていた時間が異なっていた。 確認不足 様子観察。点滴内容の確認。2重転記の危険性について病棟で話し合う。
419 510 ラシックスの投与の指示が出ていたが投与し忘れた。 確認不足 尿量の状況を見てから判断する。報告板を見て自分でメモする。
420 511 腹部エコーの検査が予定されていて食止めの指示が出ていたがバナナを食べてしまった。 患者の状態把握不足 時間をずらして検査実施した。今後は、メモを書いてオリエンテーションを実施する。
421 512 肉・魚禁に魚をつけた。 確認不足 目玉焼きを届けた
422 513 ECGモニターを鋏で切断した。 確認不足 モニターを外した。鋏を預かる
423 514 鼻をさわっていたらチューブが抜けてしまった。 確認不足 当直医に報告し、様子観察。勤務の前後で固定確認
424 515 精神科と婦人科の処方指示書が1枚ずつ重ねてファイルしてあり精神科の指示のみ服薬してしまった。 見落とした 婦人科医師に報告し、経過観察。処方指示書を取り出し1枚ずつ照合する。
425 516 ベッドの上を転がっていたら転落した。 患者の状態把握不足 様子観察。患者に柵をいじったりベッド上で激しく動かないように注意した。
426 517 患者をたらいまわしにした。 不適切な説明・対応 医事課職員に注意してもらうように依頼
427 518 酸化マグネシウムをアローゼンを調剤した。 確認不足 病棟へ正しい薬品を届けた。処方箋の確認
428 519 申込用紙と検体ラベルの氏名が違った。 確認不足 正しく申込書に記載、受付時の確認注意
429 520 インスリン注射のタイミングがうまくいかなかった。 確認不足 状態は全く変化なし。朝の指示取りの段階で患者の1日の行動計画と自分の行動計画を考える。
430 521 転棟してきた患者の指示簿が届かず11:30の血糖測定が実施できなかった。 指示の伝達不備 食後に測定実施、転入時間の調整、患者教育、病棟事務員への協力等を行う。
431 522 別の病棟に食事を届けた 確認不足 正しい病棟に届けた。
432 523 体位変換時静脈内留置針が抜けた。 確認不足 再度ルート確保。体位変換時に抜去に注意する。
433 524 点滴を2日間延長の指示を出していたが伝わっていなかった。 確認不足 時間をずらして点滴実施。こまめに連絡を取る。
434 525 点滴を早く落としすぎた 確認不足 流量を減らし調整した。落ち着いて行動する。
435 526 インクレミンシロップが足りなくなるので処方するように医師に依頼したが、不足した原因を明確にしてから処方すると伝えた。看護師は、他の看護師にその旨を伝えぬまま他の医師に処方してもらった。 深く考えていなかった。指示の伝達不備 カンファレンスで水薬の取扱方法を考え検討する。
436 528 過去のID間違いの連絡が無かったため記録が残っていた。 確認不足 関係部署に連絡しデータ削除、同姓同名の取り違い防止の徹底
437 529 経管栄養中にチューブを自己抜去した。 患者の状態把握不足 すぐに吸引実施。経管栄誉中だけでも抑制の必要を検討する。
438 530 採血実施し、検査室へ提出後、?の検体が凝固していたため取り直しの指示があり再採血を実施したが再採血が必要だったのは?ではなく?であった。 思い込み、口頭指示 ?については、実施せず。メモをつける。
439 531 蓄尿コップを洗い汚物槽を流す際、レバーに左第5指をはさんだ。 不可抗力 止血し、消毒を実施。注意喚起の掲示実施
440 532 カテーテルの刺入部が切断されていた 大丈夫だと思った。 ルートの必要性について理解できるように説明する。
441 533 牛乳禁に牛乳をつけた 確認不足 ジュースを届けた。
442 534 全粥食の人にご飯を出した。 見間違えた お粥を届けた
443 535 体動によりHDルートの針が抜けた 患者の状態把握不足 検査中止、HDルート管理の徹底
444 536 点滴を早く落としすぎてしまった。 確認不足 様子観察。翌朝までヘパロックした。滴下数だけでなく残量も注意する。
445 537 ポタコールを早く落としてしまった。 気がつかなかった 次の点滴を実施。滴下調整した後も1時間毎に確認する。
446 538 体中をかきむしっている内にエラスター2本自己抜去した。 不可抗力 点滴中止
447 539 トイレに行こうとした際に転倒した。 患者の状態把握不足 病棟内は、サンダルではなく靴を使用するように話し、転倒は大きな事故につながる恐れがあることを説明した。
448 540 牛乳禁に牛乳をつけた 確認不足 ジュースを届けた。
449 541 エビ禁の患者にエビつけた。 確認不足 食事を交換した
450 542 検体がなくなった 確認不足 未提出分は、再度採血実施、病棟、中継センターでの管理徹底
451 543 患者のスリッパを破棄してしまった。 確認不足 病棟のスリッパを渡した。預かり品の管理の徹底
452 544 腓骨神経麻痺予防のための低周波処置をし忘れた。 確認不足、忙しかった 様子観察、指示簿をこまめに確認する。
453 545 変更後の指示簿の確認を怠り食塩注の混注を見落としてしまった。 確認不足 点滴実施、主治医に指示内容の確認をする。
454 546 点滴を差し違えた 思い込み ただちに点滴しなおした。確認徹底
455 547 点滴を違う患者に施行した。 思い込み、確認不足 直ちに中止、患者に謝罪。当日分の指示書をもとに指示をうけ点滴準備する。
456 548 卵禁の患者に卵入りの主食を2日分摂取させてしまった。 指示の伝達不備 アレルギー反応がないため様子観察。禁食がある場合は、食事介助依頼時食事箋と食事を確認し、禁食があることを伝える。
457 549 塩酸モルヒネを注射器のさきからこぼした。 知識不足 必要分を新たに用意 扱い注意
458 550 膀胱鏡の前処置の際ペニスの先をペニスクランチではさんだ。自動内診台が動いている間にペニスクランチが座面の下にはさまれた。 確認不足 内診台作動中は、目を離さない。
459 551 蓄尿の検体提出の指示があったが尿を破棄し、採取し忘れた。 見落とした 医師に報告し、現在までの蓄尿分から提出する。蓄尿破棄前に検体提出の指示がないか確認する。
460 553 輸液の落とす速度を間違えた 確認不足 残り分は、訂正して落とす。
461 554 血糖値がスケール打ちにかかっていて他の看護師に依頼したが打たれていなかった。 指示の伝達不備 経過観察、他の看護師に依頼する際には内容確認をしながら行う。
462 555 食堂でテレビを見ていたらルートが外れた。 確認不足 点滴中止、ナースコールマット設置
463 556 採血を検査室へ出し忘れた。 確認不足 翌朝提出。指差し確認の励行
464 557 胃管チューブを自己抜去した。 患者の状態把握不足 再挿入実施。家族が離れる際にはナースコールしてもらうようにする。
465 558 指示とおりの治療をしなかった マニュアルの不遵守 再度治療計画検討、指示内容の吟味
466 559 朝・昼・夕のうち朝・昼の分を忘れた 確認不足 監査時に注意
467 560 汁物に睫毛が入っていた。 気がつかなかった 別な物と交換、
468 561 肉禁なのにつけた 確認不足 別なものを配膳
469 562 手術申込書の患者名に誤字があった。 確認不足 誤字訂正実施。
470 563 欄外の薬品について与薬する必要がないと思い投与しなかった。 思い込み、指示の伝達不備 緊急で処方し、夜分より再開。手書き指示は、記載者に確認する。
471 564 点滴を予定より早く落としてしまった。 確認不足 次の点滴で流量調整実施、マニュアルの徹底、
472 565 血液と尿の測定位置が逆のまま報告された。 確認不足 再検実施、データの確認
473 566 違う薬を混注させた。 確認不足 病棟へ新しいものと交換、注意徹底
474 567 チーズバーガーを乗せ忘れた 見落とした 病棟へ届けた。
475 568 ベッドから起きようとした際に転倒した。 患者の状態把握不足 様子観察、ベッドの位置を考慮
476 569 トイレに行こうとした際に転倒した。 大丈夫だと思った。 経過観察、夜間トイレに行く際はナースコールをして欲しいと説明する。
477 570 輸液ポンプの電源を入れ忘れた。 患者の教育不十分 患者にポンプを触っていけないと説明
478 571 点滴台につまずき転倒した。 大丈夫だと思った。 様子観察、児の年齢、活動性、理解力を考えゴザで遊ばせる事とする。
479 572 インスリンを過剰投与してしまった。 コンピュータの誤入力、見落とした。 主治医に報告し、様子観察。スケール打ちは単位があっているか確認する。
480 573 ペントシリン滴下の指示が出ていたが手術日だったので手術後でよいと思い実施しなかった。 思い込み、確認不足 点滴実施せず。指示簿の再確認、抗生剤は手術後という思い込みをなくす。
481 574 胃管チューブと末梢ラインを自己抜去した。 確認不足 思い込み 再挿入実施。なぜ外したか患者に聞きそれをもとに対策を考える。
482 575 出入口に点滴棒が引っ掛かってしまった。 不可抗力 対策を検討
483 576 固定強化していたがエラスターを自己抜去した。 大丈夫だと思った 再挿入、ルートを長くし、患者が気にならないようにする。
484 577 指示と間違って設定した。 確認不足 流量調節し様子観察。過信してはいけない。
485 578 プレメディを滴下するのを忘れてしまった。 確認不足・指示の伝達不備 様子観察。申し送りの徹底
486 579 咳をした際にボーカレードが外れてすしまった。 経験不足 再挿入実施、各勤務帯で結ぶ目の確認。
487 580 カロリアンなのにアイソカルをつけた 確認不足 病棟へ届けた。
488 581 点滴の針を自己抜去した。 患者の状態把握不足 眠剤の使用に頼らず転室についても検討する。
489 582 点滴を自己抜去した。 患者の状態把握不足 再挿入、情報収集の強化
490 583 胃管チューブを自己抜去した。 患者の状態把握不足 当直医に報告し、様子観察。気にしているルートはやくはずすようにする。
491 584 血小板輸血の速度を間違えた 確認不足 様子観察。滴下速度注意
492 585 患者が脱走した 設備・環境の整備不良 当日退院、今後は外来でフォロー、病棟戸締りの徹底
493 586 点滴が10倍の速度で落ちていた 不明 患者が調節できないような設定を考える。
494 587 エラスターを自己抜去した。 患者の教育不足 再挿入実施、エラスターを包帯で保護する。
495 588 夕食後服薬したのに飲ませてしまった。 不適切な説明 様子観察、マニュアルの見直し
496 589 1人でトイレに行ったが動けなくなり転倒した。 患者への教育不足 車椅子に乗せて病室へ戻る。歩行する際はナースコールを押す事
497 590 胃管チューブを自己抜去した。 患者の状態把握不足 抜去の可能性がある場合は、大きなテープで固定する。
498 591 内服自己管理の患者が翌朝分を飲んでしまった。 患者の状態把握不足 当日分を翌朝服用することとした。服薬管理を正しく査定する。
499 592 1人で着替えようとした際に転倒した。 患者の状態把握不足 様子観察、着替えの際は、看護師をよんで欲しいと説明する。
500 593 ベッドから転落した 予想と違っていた。 様子観察。1時間ごとにトイレ誘導を行う。
501 594 3T1包化のうち1包のみ2Tになっていた 確認不足 病棟で修正し患者に服薬
502 595 90mlから60mlに変更になっていたがそのまま処方した 確認不足 変更処方時はラベル、薬袋の再確認
503 596 ミルクの注入量を間違えた 確認不足 様子観察、ダブルチェックの徹底
504 597 禁飲食なのにお茶を飲んだ 不適切な説明 手術を1時間遅らせた。禁食について分かるように説明する。
505 598 朝分の薬を渡し忘れた 確認不足 昼に朝分のを服薬した
506 599 目を離した隙に検査台から転落した。 確認不足 患者の理解度を確認する。
507 600 腎孟カテーテルが自然抜去した。 大丈夫だと思った。 再挿入実施、固定の確認
508 601 胃管チューブを自己抜去した。 患者の状態把握不足 様子観察、抑制の強化
509 602 胃管チューブを自己抜去した。 大丈夫だと思った。 再挿入実施、情報収集に努める。
510 603 半錠6個なのに5個しか出さなかった。 確認不足 不足分を病棟へ届けた。復唱し、確認の徹底
511 604 インテバンの坐薬の量を確認せずに実施。 確認不足 経過観察、口頭指示はしない
512 606 点滴を落とすスピードを間違えた。 確認不足 マニュアル遵守、様子観察
513 607 ベッドから起き上がろうとした際に転倒した。 患者の状態把握不足 様子観察、患者自身の状態を把握すること。
514 608 朝分の服薬をし忘れた。 確認不足 夕方より内服開始
515 609 鋏で切断した。 大丈夫だと思った。 末梢にルート変更
516 610 エラスターを自己抜去した。 機器・器材の管理不十分 翌朝再挿入。事前に危険があると思われる時に対応しておく。
517 611 輸液の設定を間違えた 確認不足 修正して再開、流量確認時指示簿を指で確認する。
518 612 別の患者のカーデックスを用意した。 確認不足 書き直した。忙しい時は職務を分担しきちんと対応する。
519 613 肉禁の患者に肉をつけた 確認不足 見落としに注意
520 614 内筒を引きすげてしまい内服薬をこぼしてしまった 大丈夫だと思った。 別途注入した。冷静に対応
521 615 ベッドから転落した 大丈夫だと思った。 起きるとナースコールマット設置
522 616 薬液が漏れてシリンジポンプのコンセントに付着し焼ける音がした 確認不足 様子観察。流量チェックを行う
523 617 トイレで転倒した 設備・環境の整備不良 様子観察。ゴミをこまめに捨てる。
524 618 JVACチューブを自己抜去した。 確認不足 様子観察、勤務交替時に刺入部確認
525 619 チューブを自己抜去した。 機器・器材の管理不十分 翌朝再挿入、
526 620 フェログラデュメット14Tなのに10Tで調剤 確認不足 不足分を病棟へ届けた。シート変更時は朝礼で伝える。
527 621 トイレに行こうとした際にしりもちをついた。 患者の状態把握不足 移動時はナースコールするように説明する。
528 622 1人で着替えようとした際に転倒した 患者家族教育不足 転倒の危険性について説明をする。様子観察
529 623 自己判断で眠前薬を使用しなかった。 思い込み 内服方法の確認
530 624 混注すべき輸液を混注し忘れた。 確認不足 初めて行う事には十分に注意する。
531 625 点滴チューブを自己抜去した。 患者の状態把握不足 再挿入実施、針の固定実施
532 626 検体を出す際にラベルを貼り間違えた。 確認不足 再度採血施行
533 627 排便があったのにないと申し送り下剤を投与してしまった。 確認不足 様子観察、メモはきちんとバインダーに閉じる。
534 628 PRL測定漏れにより測定結果報告できなかった。 確認不足 確認の見直しを部署で検討
535 629 自己抜去した。 患者の状態把握不足 再挿入、抑制についての検討
536 630 ポンプを閉塞したまま開始した。 機器・器材の管理不十分 様子観察、指差し確認の励行
537 631 エラスターを自己抜去した。 大丈夫だと思った。 再度挿入。他の看護師と連携し様子を見る
538 632 ベッドから転落した 思い込み 様子観察。1度あった情報を聞き逃さないようにする。
539 633 点滴のクレンメを閉じたまま輸液を開始した。 確認不足 様子観察、チェックは1つずつ行う事。
540 634 眠剤服用中廊下で転倒した。 マニュアル不遵守 経過観察、眠剤は、寝る準備をしてから内服するように説明する。
541 635 患者の搬送先を間違えた 思い込み 本来の搬送先へ転送。確認の徹底
542 636 小児用と成人用を間違えて使用した。 思い込み 他のことに気を取られていた。
543 637 タチオン84錠調剤のところ半分しか調剤しなかった。 確認不足 病棟へ届けた。忙しいときこそ処方に注意。
544 638 注射薬のラベルが逆だった。 確認不足 病棟に新しい薬剤を届けた。鑑査の徹底
545 639 エラスターを自己抜去した。 患者の状態把握不足 再挿入実施、夜間は処置室で観察
546 640 点滴速度のネジを調整し予定より早く落としてしまった。 指示の伝達不備 患者がネジを調整できないようにする。
547 641 ガストロボタンを自己抜去した。 予想と違っていた すぐに再挿入、患者の様子を見ながら注入する。
548 642 エラスターを自己抜去した。 患者の状態把握不足 再挿入、点滴中は看護室で様子観察
549 643 トイレで転倒した. 不可抗力 既往ではないがてんかんの可能性があるため原因が分かるまでは看護師同伴とする。
550 644 病棟で停電 不可抗力 ただちに自家発電に切替20分後復旧、該当ケーブルの取替、高圧コンデンサーの更新
551 645 髪の毛が入っていた。 気づかなかった 新しい物と交換した。厨房に入る前に確認
552 646 グレープフルーツ禁なのにつけてしまった。 確認不足 確認不足
553 647 トイレに行こうと立ち上がった際に転倒した。 不可抗力 様子観察、スリッパの使用を控えてもらう。
554 648 ザルコーンではなくチオタルで消毒した。 思い込み、確認不足 尿口洗浄し、様子観察。声だし確認を行う。
555 649 トマトジュース禁なのにトマトジュースをつけた。 確認不足 別のものを届けた
556 650 テープが水に濡れてチューブが剥がれた。 確認不足 再挿管した。洗髪、歯みがき時注意するように説明する。
557 651 ポンプ交換時点滴速度を変えてしまった。 確認不足 一部検査中止。操作ミスに注意
558 652 48?点滴の指示に50?溶かして点滴した 確認不足 そのまま続行。思い込みで作業しない。
559 653 チューブを自己抜去した。 思い込み 再挿入実施、患者から離れる際には他の看護師に声をかけることとする。
560 654 一部の薬の服薬を忘れた 確認不足 昼食後服薬。薬箱より1回分ずつ取り出す。
561 655 返血針を抜針した。 患者の状態把握不足 再挿入、ベッドサイドから離れないようにする。
562 656 散歩しようとベッドから起きる際に転倒した。 不適切な説明 経過観察、長いナースコールマットを準備
563 657 朝と昼の内服する薬を間違えた。 マニュアルの不遵守 内服セットをし直し予定分内服する。
564 658 地震感知装置が誤作動し、ガス供給が停止した。 不可抗力 ガス会社に連絡し、1時間後復旧。
565 659 ハンバーグに髪の毛がついていた 気づかなかった。 交換した
566 660 点滴を2倍の速度で実施した。 確認不足 一時ヘパロックし、翌日から指示箋に沿っての指示となる。
567 661 ベッドの柵を上げたまま柵を乗り越えて降りようとして転落した。 深く考えなかった。 様子観察。眠剤服用方法を考える。
568 662 胃管チューブを自己抜去した。 大丈夫だと思った。 経過観察、抑制方法の検討
569 663 静脈血採血後駆血帯を除去し忘れた。 確認不足 確認徹底
570 664 排尿し様とした際にナースコールマットにしりもちをついた。 予想と違っていた。 経過観察、夜間は、2時間毎に排尿誘導する。
571 665 車椅子で移動中転倒した。 大丈夫だと思った。 様子観察、病状、安静度を考える。
572 666 安全尿器で排泄中に転倒した。(眠剤服用中) 予想と違っていた。 様子観察、眠剤の投与に注意
573 667 レントゲン撮影後行方不明になった。 患者の状態把握不足 職員で探した結果、駅で発見し保護した。
574 668 服薬忘れした。 確認不足 様子観察。ワークシート、指示簿の確認
575 669 ベッドサイドで床に足がついた際に転倒した。 患者の状態把握不足 様子観察、座位を変える際にはナースコールして欲しいと説明した。
576 670 ペースメーカーのソード線が抜けていた。 確認不足 再固定実施、各勤務帯において固定の確認
577 671 採血指示が出ていたがし忘れた 確認不足 朝の情報収集時にワークシートを確認する。
578 672 胃ろう消毒時にバルーンが抜けてしまった。 不可抗力 バルーン再挿入、抜けないか確認する。
579 673 点滴のつまみをいじり予定より早く滴下してしまった。 不適切な説明 点滴は決められた時間で落とす必要があることを患者に認識させる。
580 674 ふたの裏側に虫がついていた。 気づかなかった。 謝罪し、新しいものと交換。
581 675 検体を常温で包交車に置きっ放しにしていた。 確認不足 翌日提出、採取した検体をきちんと管理する。
582 676 定時打ちしかせずスケール打ちをし忘れた。 思い込み 経過観察、指示の再確認
583 677 検査のため食止めになっていたが食事を出してしまった。 確認不足 後日実施、申込方法の再確認
584 678 内視鏡検査のため食止めになっていたが食事を出してしまった。 忘れていた。 後日再予約、申込方法の確認
585 679 IPを読み込む時に患者を間違えた 確認不足 名前を出してすぐに書き換えた。
586 680 レントゲンの名前が入れ替わっていた。 コンピュータの誤入力 取り違い注意
587 681 患者が床に毛布を敷き座っていた。 患者の状態把握不足 様子観察、他の看護師と協調し、現実認識できるように援助する。
588 682 三方活栓を自己抜去した。 患者の状態把握不足 末梢ラインより点滴実施、現在の理解力について再検討する。
589 683 散歩中に転倒した。 患者の状態把握不足 診察実施し、低ナトリウム状態のため点滴を施行し、様子観察。症状によりふらつきの恐れがあることを伝える。
590 684 女性なのに男性で登録した コンピュータの入力ミス 変更入力、申込用紙の確認徹底
591 685 就寝中ベッドから転落した。 患者の状態把握不足 様子観察、ベッド柵4点挙上の確認
592 686 エラスター自己抜去 患者の状態把握不足 再挿入実施、高齢者は、無意識に外すことがあるので注意する。
593 687 輸液ポンプの設定が上下逆になっていた。 確認不足 セットし直し。マニュアルの遵守
594 688 用紙交換した際に出力すべきデータが出力されなかった。 確認不足 点滴のオーダーに気づき予定通り点滴実施。
595 689 ミルキング施行時にドレーンがちぎれた ちぎれた部分を再接続 ミルキングを強く行わない。
596 690 独歩で移動した際に転倒した。 患者の教育不足 様子観察、てんかんがある場合転倒の恐れがあることを患者に説明する。
597 691 他院より紹介入院の小児の患者へテオドールドライシロップ20%(商品名)を処方しようとした。前医処方による院外調剤薬局の薬剤情報提供書には「テオドールドライシロップ20% 0.4g×2回/日」と表示されており、主治医はそのまま成分量と思い処方した。薬剤師からの疑義照会があったが、照会の意味が理解されず、そのまま調剤され配薬に至った。家族が1包の量が多いと指摘し、薬剤師、医師が確認したところ、本来1日量として160mgのところ800mg処方されていたことが判明した。家族へ説明謝罪の上、処方修正後、与薬された。 1.処方時には正しい投与量を医薬品集等にて確認すること、特に秤量散剤、小児へのオーダ時。2.薬剤師と医師の疑義照会時に確認会話を徹底すること。3.処方オーダ画面で秤量散剤には「成分量で入力のこと」の情報を表示。4.処方オーダのシステム上で、秤量散剤に対して年齢による基準値を設定し、基準値を超えた値が入力された場合には警告を出す。5.今後、厚生労働省レベルで1)秤量散剤の表記を成分量に統一。(医療機関、薬局を問わず全国的に)レセの表示を優先ではなく、臨床優先にする。2)用量の表記をどちらかに統一。(1日量or1回量) 1.当院では秤量散剤は成分量でオーダ入力し、その後の薬袋等の表示もすべて成分量で統一されている。院外薬局の表示が希釈量であることの知識がなく、気が付かなかった。商品名もテオドールドライシロップ20% であった。2.当院では内服薬の用量は1日量でオーダしているが、院外薬局の表示は1回量の表示であり、換算時の混乱があった。3.薬剤師の疑義照会での照会内容が適切でなかった。成分量800mgは小児では過量投与になると、具体的な照会でなかった。
598 692 医師がNICUにて保育器に取り付ける為の一酸化窒素ガスボンベを病棟倉庫より持ち出して取り付けた。その時、看護師が「窒素ガス」という標示であること、標示ラベルがピンクであること(N2Oガスは黄色)に気付き、間違っていることが判明し、一酸化窒素ガスボンベに交換した。 ?一酸化窒素ガスボンベの収納場所が窒素ガスボンベと同じ場所になっていた。?普段は窒素ガスボンベは7,000?で納入されていたが、この時期予備的に1,500?の小ボンベが納入されていた。 ?一酸化窒素ガスボンベの収納場所を独自の場所に変えた。?ボンベのバルブが同じ規格である為、間違っていても接続が可能な為、業者に安全面での対策を確認する。医療用と工業用の区別ができないのか業者に確認(※笑気・炭酸ガスボンベについてはバルブが特化されるとのこと、その他は予定になっていない。)
599 693 薬剤非吸着タイプ:PVCフリーの点滴セット+三方活栓+延長チューブを使用してペプシド注の点滴を行っていた。点滴が終了する前に三方活栓より液漏れがあるのに気付いた。セット+三方活栓を交換して点滴を終了した。使用していた三方活栓にヒビが入っており業者に原因調査を依頼したところ、使用していた三方活栓はPVCフリー製品ではない、ということであった。 ?三方活栓がヒビ割れたのは、PVCフリー製品でないため薬品への耐性がなかったこと。?初期の納入時点でPVCフリー製品と説明されて使用していた。 ?PVCフリーセットを使用する薬品の一覧を再配布した。?PVCフリーのセットを使用しなければならない薬品が増え、現場では使い分けることが煩雑になっている。全ての点滴セットがPVCフリー製品になることがよい。?現在は、材料コストが高い為、PVCフリーセットと普通セットの使い分けが必要。輸液ポンプ用との区別が必要なため、現状では全てをPVCフリーにすることができない。
600 695 トレドミン4錠2×を2錠2×で投与。 確認不十分 分包時の確認の徹底
601 696 術後のIVHにアミノレバンでなくアミパレンを調合した。 確認不十分 声だし・指さしの徹底
602 698 看護婦が,あやまってインスリンを重複して注射した。 コミュニケーションエラー 看護師間でのコミュニケーション。業務分担の明確化。
603 709 外来で採血した検体が行方不明。次回の来院時判明。 点検不備?詳細不明 外来終了時の点検強化
604 710 バンコマイシン1gのところ0.5gのみ点滴した。 確認忘れ 指示票の確認強化、使用製剤キャップによる確認の徹底
605 711 6時間で投与する点滴を2時間で投与すること2度。 滴下確認不十分 滴下中の確認強化
606 712 疼痛制御のための硬膜外チューブを留置した患者のMRI検査開始時、持続注入器(テルモ社リニアフューザー)がMRIのガントリーに吸いついた。 説明書に金属使用と書いていなかった。 業者からの注意喚起、マニュアルの改善
607 713 昼の薬が投与されず看護室に放置 与薬確認伝達ミス 伝達の徹底
608 715 セルベックスの処方に対しアルサルミンが薬剤部から払いだされ、そのまま与薬していた。 薬剤部のミスを訂正できなかった 内服薬の確認
609 778 造影CT検査後、使用した造影剤のバイアル内にガラス片をみとめ、破損していたことがわかった。 バイアル破損の確認不十分 保管場所の変更・破損の確認徹底
610 811 看護師(15年目)は深夜勤で、寝たきりの患者A(85歳)の末梢点滴(ソルデム3A)を80ml/hで調節しながら巡回時確認していたが、患者がクレンメを勝手にいじり、12時に終了予定の点滴が5時半に終了していることにきづいた。医師に報告し、点滴のスピードを40ml/hにして様子を見ることとなった。その後バイタル等異常出現はなかった。 ?患者が高齢であることによる安全に関するアセスメント(理解力、老人性痴呆度、環境変化による痴呆度等)が不十分だった。?患者が時折クレンメをいじっている傾向があったにも関わらず、点滴に関する危険性を予知できず、対策につなげることができなかった。看護計画に反映されてなかった。?患者が時折クレンメをいじっているといった情報を看護職間での共有が不十分であったため、危険行動を予知出来ないスタッフが存在しており、インシデントにつながった。?患者の視野に点滴があり、クレンメが手に届く位置にあった。 ?安全基本アセスメント用紙に沿ってチェックを行い、看護計画を立案し、看護師間の情報交換を密にする。?行動に危険性のある患者はカーデックスなどにチームの誰もが一目でわかるよう印をつける。?ルート類をいじる傾向にある患者の場合、患者の視野に入らないような場所に点滴棒やクレンメを位置づける。?定量筒(100ml)を付け、最悪でも多量に滴下するのを予防する。
611 812 看護師(1年目)が夜勤帯午前3時、休憩に入る前に気胸で胸腔ドレーン挿入中の患者の接続状況やバックの位置等確認した。4時50分、採血のため訪室したところ、ドレーンと接続チューブが外れているのを発見。直ちに消毒し、接続後レントゲン撮影し確認するが、症状に変化はなかった。 ?チューブの長さに対し、ベッドが高く、チューブに余裕がなかった。?ドレナージバックを床に置いた箱の中に砂嚢で固定し設置していた為、体動時に接続部に圧がかかりやすくなっていた。?細いドレーンだったため、接続チューブの間にコネクターが必要だった為、接続が複雑で直接つなぐ場合より外れやすかった。?意識障害のある患者で体動が激しく、接続部に負担がかかりやすかった。 ?ベッド位置を有効なドレナージが図れる範囲で低くする。?ドレーンと接続チューブを繋ぐ場合、適切なコネクターを選択し、手順書に従いマーキングして2ヶ所の固定を行う。?排液バックは専用の台にセットする。?観察はプロトコールに従い継続的に行う。?逆流防止弁付きのバックの採用
612 813 看護師(経験5年)がモニター上SPO2低下に気付き方室すると、気道内圧が5?10cmH2Oと低下しており、回路蛇管部分の接続はずれを発見した。人工呼吸器の低圧アラームは3cmH2Oに設定されていたため鳴らなかった。直ちにバッグ加圧し、SPO2改善し、状態に変化は見られなかった。 ?低圧アラームを設定してなかった(人工呼吸器を組み立てる前の設定のままだった)?受持ち看護師は経験1年未満で、人工呼吸器の機能・設定について知識が不足していた。?人工呼吸器の機種ごとのチェックポイントが整理されていなかった。?院内で使用している人工呼吸器の機種が多種にわたっており、機種ごとの機能・操作方法を拾得するのが困難であった。 ?人工呼吸器設定条件は、医師が指示を出し自ら設定する。?看護師はシフト開始時およびベッドサイドへ行くごとに指示通りの設定か、回路異常がないかを確認する。?医師・看護師に人工呼吸器の機能・操作方法の教育を徹底する。?確認チェックポイントを人工呼吸器の目に付く位置に貼っておく。?機器購入計画により、機種を出来るだけ限定する。
613 814 形成外科医師(経験10年)が手術患者の禁食指示を文書のみ出し、コンピュータ入力を忘れた為、当日の朝食の調理にストップがかからず配膳され、患者(10歳)が食事を摂取してしまっているところを夜勤の受持ち看護師が発見した。麻酔科に連絡したところ、手術の加刀時間を遅らせる事になった。 ?医師は入力したと思い込んでいた。?リーダー看護師のコンピュータ確認業務不履行?受持ち看護師はカーデックスとカルテを確認しなかった上、患者が手術予定で禁食であると把握していたか明確でない。?医師、看護師、看護助手間の連携不十分。看護師は看護助手に禁食の声掛けをせず、看護助手も禁食患者確認をせず配膳した。?通常は表示している禁食札表示が配膳車にされてなかった。?10歳児の入院が成人病棟であったため、術前オリエンテーションが年代に適して行われたか疑問である。また、理解出来たか否か確認しておらず、実際には母親に向かって説明していた。?手術当日の前日入院だった。 ?禁食表示を誰が見てもわかるように表示する。(カーデックス、配膳車、禁食一覧表、禁食札を下げる等)?小児に対する適切なオリエンテーションの工夫(小児病棟における小児向け禁食カードを多病等でも適用する)?指示受け時の声掛けを徹底させる。?シフト引き継ぎごとに手術患者の準備状況を徹底する。?看護助手に対して禁食情報を必ず提供する。?受持看護師は配膳前に必ず確認する。
614 815 看護師(経験0年11ヶ月)は、22時20分(深夜勤)に患者Aの気管内挿管チューブの固定が不十分であった為、担当看護師と共にテープ貼り替えを行った。テープは既に切ってあるものを使用したが、固定終了後テープが長すぎた為切ろうとし、誤ってカフチューブまで切断した。直ちにアンビューバックで加圧し、医師により再挿管することでバイタル、SPO2には影響なかった。 ?チューブ誤切断等を防止する為、事前にテープを準備していたが、患者が小柄なこともあり準備したテープが長すぎた。?テープを切る際、カフチューブの位置をよく確認しなかった。?ハサミの使用方法の基本を知らなかった。教育を受けてなかった。?経験年数は11ヶ月であったが、日常的に行っている行為であった為、一緒にいた担当看護師も注意を払っていなかった。 ?スタッフに事例を紹介し、チューブ類切断の可能性について再認識を図る。?テープはあらかじめ患者に合わせた長さを準備する。?ハサミの選択・使用方法について指導する。(ハサミは先端が丸いものを選ぶ。ハサミを使用する際、自分の手のひら上で操作することにより患者の皮膚損傷やチューブ類の切断を予防する。指導したことが実践出来ているか確認する)?ハサミを使用する際は、チューブ類の有無を確認し、チューブを避けて使用する。


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