平成27年3月13日(金) (【照会先】) 社会・援護局福祉基盤課 福祉人材確保対策室 室長補佐 関口 彰(内線2847) 係 長 岸 英二(内線2849) (代表番号) 03(5253)1111 (直通電話) 03(3595)2617 |
介護人材確保地域戦略会議(第2回)を開催しました
2025 (平成 37 )年に向け、介護人材の確保は喫緊の課題であり、各都道府県において、地域医療介護総合確保基金等を活用した総合的かつ計画的な取組が、平成 27 年度よりスタートします。
こうした取組は行政と介護事業者をはじめとする地域のあらゆる主体が連携・協働しながら進めていくことが重要です。また、地域レベルでは多様な民間団体による革新的な介護人材確保のための取組が始まっています。
これらの民間団体と都道府県の人材確保担当者とのネットワークを築き、地域における取組の更なる効果の向上を図るべく介護人材確保地域戦略会議(第2回)を開催しました。
これまでの行政施策にはない新たな視点からのアプローチを積極的に取り入れるべく、都道府県の担当者は熱心に耳を傾け、質疑応答の時間では説明者と都道府県担当者との間で活発な議論が行われました。
以下の写真は当日の会場の様子です。
※ 会議の模様はMHLWchannel(YouTube厚生労働省チャンネル) Coming Soon!
<会議の内容>
プログラム
※講演タイトルをクリックすると資料が表示されます
○
介護人材確保の総合的・計画的な推進
・今後の介護人材を取り巻く諸課題や介護人材確保対策に関する政策の方向性・考え方について厚生労働省より説明を行いました。
(厚生労働省社会・援護局福祉基盤課福祉人材確保対策室 関口室長補佐)
○
包括ケアを対話でつなぐ~カフェ型コミュニティが介護の未来をつくる~
・地域における介護人材のネットワークを築き、そのネットワークが更に地域とのネットワークを築くことで介護人材のモチベーションを高める
kaigo
カフェ
の取組について、御紹介いただきました。
(未来をつくるkaigoカフェ 高瀬 比左子氏
ホームページ
http://www.kaigocafe.com
)
○
介護人材確保に向けた具体策~介護×○○の可能性について~
・
IT
業界の視点から見た介護業界という切り口から、他産業との人材交流の在り方を「ハッカソン」という手法を用いた介護業界とIT業界の
協働創作イベントの具体例を御紹介頂きました。
また、介護施設・事業所における IT 化による業務省力化の可能性について、これまでの
実践を通じた手法を御紹介いただきました。
(株式会社ビーブリッド 竹下 康平 氏
ホームページ 株式会社ビーブリッド:
http://bibrid.co.jp
ほむさぽ:
http://homesapo.com
)
○
介護ロボットの開発状況と活用推進について
・将来的に、その導入により、介護人材の確保等に資することが期待されている介護ロボットの開発状況、今後の見通し、その活用の手法について
御紹介いただきました。
(公益財団法人テクノエイド協会 加藤 智幸 氏)
○ 介護男子スタディーズ~介護するイケメンたち~
・現在、介護事業者の有志により進められている、「介護」の学際的研究を通じた一定の知識層や高校の進路指導担当者などを対象とした革新的な
情報発信プロジェクト「介護男子」について御紹介いただきました。
(介護男子スタディーズプロジェクト 飯田 大輔 氏、馬場 拓也 氏)
○
地域の人材を育む『良い介護』~都道府県の認証・評価事業展開のポイント~
・平成
27
年度より、全ての都道府県で地域医療介護総合確保基金等を活用し、介護人材の育成に取り組む事業者を認証・評価制度の構築がスタート
する予定であり、調査研究の成果に基づく地域の実情に応じた制度設計のポイントについて御紹介いただきました。
(株式会社メディヴァ 大石 佳能子 氏)
※ 調査研究報告書(近日公表予定)
○
介護業界同期の絆を作る~介護職員1年目研修 CHEER UP!~
・人材確保の課題の一つである早期離職へのアプローチとして、新任介護職員が地域の業界同期(複数の事業者で共同実施)とともに、
自分を多面的に振り返り、今後の目標を設定する定着支援研修について御紹介いただきました。
※ 2014年度実績 : 定着率98%(193名/197名)
(株式会社リクルートキャリアHELPMAN!JAPAN担当 永田 隆太 氏)
ホームページ HELPMAN JAPAN
(
http://helpmanjapan.com/
)
(NPO法人もんじゅ 飯塚 裕久 氏)
○
マチづくりはヒトづくり~"超ヤバイ"から始めよう~
・高齢者も若者も混じり合い共存し、介護を普遍的な事象として捉える地域コミュニティの構築手法として、地域での高校生と高齢者の交流プロジェクト
や、デザイン面に優れた介護機器の展示・開発などの実践事例を御紹介いただきました。
(NPO法人ピープルデザイン研究所 須藤 シンジ 氏
ホームページ
http://www.peopledesign.or.jp
)
○
『楽しい』がRE-DESIGNするこれからの介護福祉~若者を呼び込むイベントの創り方~
・介護に関心のない若い人材を介護に呼び込む、地域の特色を活かして他の地域の若い人材を介護に呼び込む、更にはそうした人材が介護の魅力を
深く知り定着していくための手法について、イベントプロデュースの実践事例を御紹介いただきました。
(NPO法人Ubdobe 岡 勇樹 氏
ホームページ
http://ubdobe.jp
)
○
生き残りをかけた人材確保戦略のカギは『選ばれる会社づくり』にアリ。
・介護人材を安定的に確保するために介護事業者が採るべきブランディングや人材育成システムの構築などの人材確保・育成戦略について、その視点
と手法を御紹介いただきました。
(NPO法人スマイルスタイル 塩山 諒 氏
ホームページ
http://smilestyle.jp/profile/
)
○ 地元志向の若手人材採用に向けたブランディング戦略(近日公開)
・地域には数多くの地元志向の若者がいると言われており、行政が、地域で働く若い介護人材を発掘するとともに、そのリアルな実像を捉えた写真集を
作成し、これらの若者のネットワークを活用した情報発信をする手法について、サンプルモデルとともに御紹介いただきました。
(公益社団法人全国老人福祉施設協議会 河原 至誓 氏)
※
講師連絡先一覧
<参加自治体>
北海道、青森県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県 千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県 静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、鳥取県 島根県、広島県、山口県、徳島県、香川県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県 宮崎県、鹿児島県 |