いずれも、関係者のコミュニケーション不足が長時間労働の要因となり、プロジェクトの成否はプロジェクト・マネジメントと人材の総合的な能力が鍵となります。
また、平成30年版過労死等防止対策白書において、過労死等が多く発生しているとの指摘がある業種として、IT業界を個別に分析しています。
労災支給決定事案からみられる要因としては、「厳しい納期」「顧客対応」「急な仕様変更」等、主に発注者等顧客からの要望に対応する業務が大きな比重を占めており、また、労働者に対して実施したアンケートにおいても同様に、所定外労働が発生する理由として、「トラブル等の緊急対応」「顧客対応」「仕様変更」「納期・予算に無理がある」等顧客に関連する理由が多く占めていることが分かりました。