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問題

会社としての実績がない、経験が不足している案件

勘所2

業務のわかる人材の投入や組織的なリスク対応をすべし。

背景

 会社として実績や経験のない分野の案件に取り組むと、どうしてもトラブルが多くなる等によって労働時間が長くなりがちです。
 プロジェクトを進めるにあたっては、顧客の業務内容や現行システムにおける業務フローを十分に理解していることが重要です。しかし、実績・経験不足の案件ではそれが難しく、顧客が業務で使う言葉すら分からないことも起こります。特に情報システムのリプレイス案件では、受注者側だけでなく顧客側にも初期システムの導入に携わった人材がいないということがあります。また、クラウド基盤において様々な業務ツールを組み合わせて活用する場合には、個々の業務フローがブラックボックス化している場合もあります。
 このため実績・経験不足のプロジェクトでは、プロジェクトマネージャに大きな負荷がかかることになり、現場だけの対応では大きなトラブルが起きる恐れがあります。組織的な判断と対応が不可欠です。

解決策

会社として実績・経験が不足の案件の場合には、プロジェクトマネージャに全てをまかせるのではなく、プロジェクトマネージャを支援する組織的な対応が必要となります。以下がそのための有効な施策です。

解決策1

プロジェクトチームを組成する際には、過去に類似の業務に携わったことのある社員を部門を越えてアサインする。

解決策2

業務知識を獲得するために、顧客側の業務のキーマンと密接なコミュニケーションをはかる。

解決策3

見積もりや受注に関わる問題が起こるリスクが大きいので、それに対応するための専門部署を設置する。

ヒントとなる取組事例

■A社の取組
汎用系からクラウド系へのリプレイス案件において、受注段階での仕様が曖昧であり業務フローが分からないため、汎用系システム導入時に担当した社員をプロジェクトに投入して対応した。

■三菱ケミカルシステム株式会社の取組
以前、失敗に終わった経験の無い特殊分野のシステム開発案件を全社的に重要プロジェクトと位置付け、発注者側の業務系キーマンと密に打合せ(毎日30〜60分程度)を行うことにより、自社にはない特殊知識を獲得し、進捗共有及び意思疎通を図り、プロジェクトを成功に導いた。

■株式会社メタテクノの取組
新規案件を中心に仕様をレビューし、見積もりや受注に関するリスクに対応する専門部署を設置して、メンバーや現場任せにせず全社的なリスク対応を行う。