労働保険とは?

労働者の保護及び雇用の安定を図ることを目的とした、国が運営する社会保険制度の1つです。労働保険は労災保険(労働者災害補償保険)と雇用保険を総称したものであり、正社員、パート、アルバイトなど雇用形態にかかわらず、労働者を1人でも雇っている事業場は成立手続が義務付けられています。

労災保険とは

労働者が仕事(業務)や通勤が原因で負傷した場合、また、病気になった場合や不幸にもお亡くなりになった場合に、被災労働者やご遺族を保護するための給付等を行っています。

雇用保険とは

労働者が失業した場合や育児・介護のために休業した場合、また、自ら教育訓練を受けた場合に、生活・雇用の安定と就職の促進を図るための給付等を行っています。

労働者とは

労働者とは、正社員、パート、
アルバイトなど名称や
雇用形態にかかわらず、
労働に対して賃金が支払われる者をいいます。
労災保険は、短時間労働者(パート、アルバイト等)を
含むすべての労働者が対象となります。
雇用保険は、労働時間等一定の要件を満たす場合は
短時間労働者も対象となります。

労働者とは

事業主は、
労働者を雇用したら
労働保険に加入し、
保険料を納付する
必要があります。

労働保険料は、
労働者に支払う賃金の総額と
保険料率(労災保険率+雇用保険率)
から決まります。
労働保険料のうち、
労災保険分は全額事業主負担、
雇用保険分は事業主と労働者双方の
負担になります。