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放射線科  職場紹介 No.7



撮影室(全体)


        「放射線科」の具体的な業務(仕事)内容を教えてください。


 放射線科の業務は「放射線画像診断」と「放射線治療」の部門に分けられます。
放射線診断のなかでも健康の維持や疾患の予防と早期発見のための検診などの予防的検査、また病気やけがをした方の治療的検査があります。
 放射線診断の検査には一般撮影、CT、MRI、核医学、IVRなどがあります。
 このようなX線検査を安全に扱い医療の一端を担っています。
 当園の放射線科の業務は一般撮影、CT、パントモ、デンタル、ポータブル、X線透視撮影など画像診断の撮影を行っております。

*一般撮影は胸部、腹部、打撲、骨折等の全身の撮影をします。
 (画像はデンタル検出器(FPD、CR)を使用しデンタル化されています)
*CTは全身を輪切りにした画像を撮影します。
*パントモ、デンタルは歯科部門の撮影をします。
 (パントモ撮影は歯、顎を含めた全体を撮影します)
 (デンタル撮影は目的とする歯もしくは歯周組織の撮影をします)
*ポータブルは移動が困難な方を病室で撮影します。
*X線透視撮影は胃の検査やチューブの挿入、交換等X線で透視をしながらの検査を行います。
 各画像はPACS化され画像保管システムに各端末よりアクセスし、画像を参照します。


CT


パントモ、デンタル

ポータブル X線透視撮影

        この職場で印象に残っていることはなんですか。


 職員、入所者みんながあいさつを交わす明るい職場です。
 園内の下地区(自由地区)には一戸建ての入所者の方の家が有り、湯畑からの掛け流しの温泉が引かれていることです。
 また、放射線科では撮影室に3種類(一般撮影、パントモ・デンタル、X線透視撮影)の撮影機器がひとり勤務でも対応できるように、機能的に配置されています。

胸部撮影


        栗生楽泉園ならではの業務はありますか。


 ひとり勤務のため管理業務(漏洩線量の測定や測定人数の記録等)から撮影業務まですべての業務を行っています。
 また、震災による原発事故後、園内の線量測定を定期的に行なっています。

CT画像を確認しています

        放射線科から伝えたいことはありますか。


 入所者の方々が高齢化していく中で、手足の機能の衰えによる転倒、打撲また体調不調などでレントゲン検査が必要な場合に備えてすぐに対応できるよう心がけています。
 X線検査は被ばくというリスクはありますがそれ以上に病気、けがを発見し治療へつなげることが大事だと思います。必要以上の被ばくは避けるべきですが、必要に応じて検査を受けて早期発見に心がけてもらいたいと思います。

プロテクター(放射線防護服)

        今後取り組んでいきたいことはありますか。


 必要以上の被ばくをなくし、安心してレントゲン検査を受けられる職場に努め、他職種との連携をとりチーム医療の一員として当園での入所者の方々の生活が快適に過ごせるような環境作りに取り組んでいきたいと思います。
 らい予防法廃止後、入所者(回復者)の方々も高齢化し、年々入所者数は減少しています。
 しかし、残された方の生活を少しでも快適に充実した日々を過ごせるように職員のひとりとして協力していきたいと思います。

一般撮影(臥位撮影台)


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